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PSReadLine で PowerShell を bash のキーバインドにする

Last updated at Posted at 2017-10-18

PSReadLine について

Version3以上のPowerShellに対応した、GitHub上で開発されているPowerShellモジュールです。
詳細は以下のURLから確認できます。
https://github.com/lzybkr/PSReadLine

出来ること

  • キーバインドのカスタマイズ(いわゆるbashと同じEmacs風に出来ます)
  • シンタックスエラーがカーソル(>の部分)の色で分かる
  • Bashっぽい補完(ちょっと違う)
  • Bashっぽい履歴検索
  • その他色々あるらしい

インストール方法

  1. Windows+x → a で管理者権限でPowerShellを起動
  2. $ Install-Module PSReadlin を実行
  3. 指示に従ってインストールを完了させる
  4. 管理者権限のPowerShellのまま、 Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSignedを実行する(設定ファイルの読み込みのため)。
  5. C:\Users\[ユーザー名]\Documents\WindowsPowerShell\Microsoft.PowerShell_profile.ps1 に以下の内容を記述。
Import-Module PSReadLine # モジュールの有効化
Set-PSReadlineOption -EditMode Emacs # Emacs的なキーバーインドを有効化

使い方

通常通り PowerShell を起動すると、有効化された状態で使えます。

キーバインドの確認

Get-PSReadlineKeyHandler

で現在のキーバインドを確認する事ができます。
上記の設定ファイルの場合は、通常のbashと同じ感覚で操作できます。

ファイル名の補完について

完全に bash 等と同じ感覚で使うことが出来ます。
たまに入力していた文字が消えることがありますが、発生条件は謎です。

関数・コマンドの補完について

Tabで補完候補を表示しますが、補完選択はCtrl+Spaceを使う必要があります。つまり、入力中Tabで確認し、補完候補が十分少なくなったらCtrl+Spaceを押して十字キーで補完対象を選択します。
補完対象が1つしかない場合は、Tabで完全に補完します。

日本語の表示

補完候補に全角文字が含まれている場合は表示が崩れるようです。

所感

補完機能が微妙に惜しい。しかし、通常の状態から比べると、非常に便利になるのでおすすめです。

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