##1. はじめに
本記事では、JavaScriptの
「繰り返し処理の演習」
について記載する。
##2. 演習内容
内容は以下の通り。
1〜100の整数、かつ、偶数の値について
合計値を計算してコンソールへ出力する。
演習の条件について、
繰り返し処理for文を利用
すること。
※数値が偶数であることを判定するには、
数値を2で割ったときに割り切れるかどうか(余りが0)で確認できる。
##3. 実践
まずは答えを開示する。
電卓アプリで計算したところ、1〜100までの偶数値を足していくと、2550になる。
###変数の設定 変数名はsumとする。 sumはExcelの計算などで使用されることが多く、便宜上sumとしている。(この辺は任意で)
let sum = 0;
sumに0が代入されている理由として、
数値を2で割ったときに割り切れるかどうか(割った数値が0になるため)
というところが焦点として当てられているためである。
###for文の設定 for文としては以下のようになる。
for (let i = 1; i <= 100; i++) {
}
forの構文に関しては、以前記事にしたものを参照。
はじめてのJavaScript⑧ 「繰り返し処理 "for"」
初期化式:for文が実行されるときに最初の一回だけ実行される式なので、let i = 1となる。
ループ継続条件式:こちらに関しては
変数iが100以下のときにループを継続する
という意味合いでi <= 100となる。
増減式:最後のi++は、
条件を満たすまで変数iに1ずつプラスする
という意味である。
###for文の中の処理 for文を記述しただけではこの例題は成り立たない。 条件分岐の観点から、if分を使用する。
if (i % 2 == 0) {
sum += i;
}
<解説>
ifの()内のi % 2 == 0は、条件にあった
ループで回した数値を2で割って0になるもの=偶数
という条件を分岐されるように記述したもの。
sum += iに関しては、
変数sum(初期値0)に対して1ずつプラスしたものが、for内の変数iと同じ数値になる
というもの。
全て書き終えたものが以下となる。
let sum = 0;
for (let i = 1; i <= 100; i++) {
if (i % 2 == 0) {
sum += i;
}
}
###コンソールへ出力
console.log(sum);
出力されたものは以下となる。
##4. おわりに
次項:はじめてのJavaScript⑫ 「配列と連想配列」に続く。