##1. はじめに
本記事では、JavaScriptの
「配列の演習」
について記載する。
##2. 演習内容
演習の内容は、「配列を使ったテストの点数の集計」という内容で進めていく。
###演習の詳細内容
:::note
・テストの点数の合計値、平均値を求めるプログラムの開発
・集計する各点数は、100,90,80,70,60とする。
:::
##3. 演習の手順
コーディングを進めていくにあたって、以下の手順で進める。
1.点数を、変数scoresに配列として格納する。
2.合計値を格納する変数sumを宣言し、0で初期化。
3.繰り返し処理により、配列に格納した点数を一個ずつ取り出し、合計値を格納する変数に足していく。
4.繰り返し処理が終わったら平均値を求める。(合計値 / 配列の長さ)
※配列の長さを求めるには、.lengthプロパティを使用する。
5.最後に、合計値と平均値を、コンソールへ出力する。
##4. 実践
###各変数の宣言
まずは各変数の宣言を行う。
####点数の変数'scores'の宣言
let scores = [100, 90, 80, 70, 60];
####合計値の変数'sum'の宣言
let sum = 0;
###繰り返し処理の実行
次に繰り返し処理を記述する。
繰り返し処理はfor文を使用する。
for (let i = 0; i < scores.length; i++) {
sum += scores[i];
}
上記コードを解説していく。
####let i = 0
:::note
forの()内に変数iを宣言し、0で初期化。
:::
####i < scores.length
:::note
演習の手順でも触れたが.lengthは配列の長さである。
すなわち、配列の個数でもあるということ。
各点数の平均値を割り出すためには重要な部分である。
:::
####sum += scores[i]
:::note
表記としては、下記と同じ表記となる。
sum = sum + scores[i];
意味としては、変数scoresの数値をすべて足したものが合計値sumと同じ
ということ。
:::
###平均値の変数'avg'の宣言
次に平均値の変数を宣言する。
let avg = sum / scores.length;
これは、
合計値と変数scoresの数値の個数を割ったものが、平均値と同じ
という意味であること。
###コンソールへの出力
最後に、コンソールへ合計値と平均値を出力する。
console.log('合計値:' + sum);
console.log('平均値:' + avg);
()の+を使うことによって、文字列と変数を連結して出力することができる。
実際に計算すると、
合計値:100+90+80+70+60=400
平均値:400÷5=80
となる。
コンソールへ出力してみると、
正しく出力することができた。
##5. おわりに
次項:はじめてのJavaScript⑭ 「関数」に続く。