はじめに
ここ数日、TROCCO®を使ったTiDBからのデータ抽出について技術検証をしていました。そこで、Data Serviceという機能を使えばHTTP・HTTPSコネクタで、またMySQL互換であることからMySQLコネクタでもデータを抽出できることがわかりました。
これらをやってみたところ、MySQLの接続情報が作成できるということはTiDB Cloudへのデータ投入もできるのでは??と気になって夜も眠れなくなってしまい、なんとなく楽しそうだったのでこちらも検証してみました。
本記事を利用するための事前の設定については、
の記事をご確認ください。
TiDBへの転送設定を作成する
MySQL(TiDB)への接続情報が作成できている前提で、ローカルファイル→MySQLの転送設定を作成していきます。
転送するデータとしてTitanicのtrain.csvのファイルをアップロードし、ファイル形式と文字エンコーディングを指定します。
転送先MySQLの設定として、TiDBで作成した接続情報を選択し、データベースやテーブルを指定します。
STEP2に移るとデータのプレビューが表示されるので、データ型を全てstringに変更して(データ上部だけを読んだ自動型定義だと、後半に異常レコードがありエラーになるため)、設定を保存します。
TiDBにデータを転送する
保存した転送設定で、転送ジョブを実行します。ステータスSUCCESSで転送に成功しました!
TiDBでデータを確認する
TiDBのコンソールにログインし、SQL Editorからテーブルを確認します。確かに設定したtrain_inputのテーブルが存在し、クエリを打つこともできます。
さいごに
MySQL互換であるTiDBは、TROCCO®のMySQLコネクタを使用することで、データ抽出だけでなくデータ投入も行うことができました。HTAPのデータベースに外部からデータ投入するユースケースがあるのかは正直よくわからないですが(笑)、これは!というものが思いつく方はぜひ利用してくださいませ!