💻【非エンジニアでもできた！】ノーコード（Salesforce）で請求業務を爆速化！～忙しいエンジニアに頼らない業務効率化～

「女性エンジニア支援 Advent Calender 2025」の記念すべき2日目を担当しております、外柳です！
そして、これが私にとって初めてのQiita記事投稿となります！🎉

URL：https://qiita.com/advent-calendar/2025/engineer

✍️ なぜ、私がこのQiita記事を書くのか？

「エンジニアではない私が、どのタイミングでQiitaに記事を投稿するか…」と悩んでいた矢先、この「エンジニア支援 Advent Calender」の存在を知りました。本当にありがとうございます！

エンジニア支援のアドベントカレンダーという場で、あえて非エンジニアの私が、いかにエンジニアに頼りすぎず、自立して自分の仕事を効率化できたかをお話させていただきます。

現代のエンジニアは本当に多忙です。AIの需要が増し、システム構築やマルチタスクが求められる今、営業やバックオフィスからのちょっとした「自動化のお願い」で、貴重な時間を奪うのは忍びないですよね。

「AIがあるなら、非エンジニアも自分でできることはやって、エンジニアしかできない仕事に集中させてあげたい！」

そもそも、私の現職では、そもそも専任のエンジニアがいない環境です。だからこそ、自分の業務効率化は「自分でやるしかない！」という状況でした。

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🚀 伝えたいこと：「ノーコードツール」を使いこなそう！

私が業務効率化に活用したのは、誰もが知るノーコードツールの代表格、Salesforceです。特に今回は、その機能の一部である「Sales Cloud for Slack」を活用したお話です。

Sales Cloud for Slackとは？

Salesforceのレコードが更新された際などに、自動的にSlackに通知を送ることができる機能です。

誰が使うべき？

• Salesforceを利用しているチーム
• チーム内連携や顧客情報などをSlackで共有し合っている環境
• 1顧客に対して、複数名の担当が関わっている場合

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💡 きっかけは「厄介な請求業務」

私はベンチャー企業のセールスチームに所属しながら、コミュニティ運営、さらには請求業務という一人三役のような状況で働いています。（ベンチャーあるあるかもしれません😂）

その中で、一番厄介だったのが請求業務です。

当社のリスキリング支援事業はToC（個人向け）のため、お客様の内定承諾のタイミングや支払い手続きのタイミングがバラバラです。そのため、請求書作成・送付・入金確認を都度対応するのが当たり前でした。

「少しでも請求業務に割く時間を減らし、人間にしかできないユーザーと向き合う時間を創出したい！」

この思いから、SalesforceとSlack連携が可能な「Sales Cloud for Slack」の存在を知り、飛びつきました。

🔄 何をどう変えたか？（Before & After）

	Before（従来）	After（現在）
トリガー	担当者が「内定承諾が出ました！」とSlackで私にメンションして報告	Salesforceのレコード（内定承諾日）が更新される
アクション	私がメンションを確認後、手動で請求書を作成	Slackに自動通知が届き、すぐに請求書作成に移れる
課題	報告がない、または報告が遅れると、請求書の発行も支払いも遅れるリスクがあった。	担当者からの報告を待つ必要がない。情報連携が最速化され、請求遅れがなくなった。

つまり、担当者からの報告なしで、私が瞬時に情報をキャッチアップできる仕組みに変わりました！

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🛠️ 【簡単5ステップ】SalesforceとSlackを連携させる！

この自動化フローは、特別なコードを書く必要は一切ありません。ノーコードで簡単に実現できます。

1. 事前準備

• Salesforceの設定
  • Slackアプリケーションの有効化
  • Sales Cloud for Slackを有効化
• Slackのワークスペース
  • 管理画面からアプリを検索
  • Sales Cloud for Slackを検索・追加

2. フローを構築

1. Salesforceの設定から、新規フローを作成します。
2. 今回はレコードの変更をトリガーにするので、**「レコードトリガフロー」**を選択して作成します。

3. トリガー条件を設定する

請求書の作成タイミングは「内定承諾をされた後」です。
そのため、「内定承諾日」の項目が null の状態から更新されたタイミングで通知が飛ぶように設定します。

項目	演算子	値
内定承諾日	null	$False$ (ブール値)

💡 ポイント: この設定により、内定承諾日というフィールドが「空（null）ではない値」に更新された時にトリガーが動くようになります。

4. Slackに送るメッセージを作成

アクションとして「Slackにメッセージを送信」を選択し、送りたい文面を作成します。

• メンションしたいユーザーのSlack ID（プロフィールから確認できます）を入力。
• Salesforceのリード名を入れたいときは、リソース検索のクイックリソースから「取引先ID」などの動的情報を差し込めます。
• メッセージを入力する際、[プレーンテキストとして表示]を選択すれば、項目を埋め込みやすくなります。

5. 実行！

トリガーが完成したら、保存 → 有効化 → 実行で完了です！

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🥳 終わりに：自分の仕事は自分で効率化できる！

Salesforceのフローだけでなく、GAS（Google Apps Script）、Slackのワークフローなど、ノーコード・ローコードのツールは本当に進化しています。

今はChatGPTやGeminiなどのAI、各種ヘルプページなど、欲しい情報はかつてないほど簡単に得られる時代です。

自分の仕事は自分で効率化するという意識を持ち、AIやノーコードツールにどんどん頼りながら仕事を進めていける時代になりました。

「エンジニアだけしかできないこと」だと思っていたことも、頼らずにできることがたくさんあると分かり、私自身、今はいろんなことに挑戦したくなっています！

この自動化は、営業だけでなく、コミュニティ運営や経理事務の担当の方など、SaaSを日常的に使っているすべての方に試してみていただきたいです！