Zoweについて学んだことをまとめて見返せるように備忘録を作成した。
参照したサイトはZoweの公式サイトである。
Zowe: https://www.zowe.org/learn
[Zoweとは]
・Zoweはメインフレーム上で管理、制御、スクリプト、開発を安全に行えるようにするオープンソース・ソフトウェア・フレームワークである
・ISV、システムインテグレータ、z/OSコンシューマーを含む全てのZコミュニティーメンバーの為に作られた。
・ZoweにはMacとWindowsのようにAPIとOS機能セットが付属している。
・Zoweはz/OSと対話するためのモダンインターフェースを提供しており、今日のクラウドプラットフォームと同様の方法でz/OSを操作できる。
・Zoweのインターフェースはクライアントやサードパーティー・ベンダーが提供、作成したプラグインや拡張機能でも使用できる。
[Zoweの構成]
Zoweは以下の7つのコンポーネントで構成される。
・Zowe Application Framework
・API Mediation Layer
・Zowe CLI
・Zowe Explorer
・Zowe Client Software Development Kits SDKs
・Zowe Launcher
・ZEBRA (Zowe Embedded Browser for RMF/SMF and APIs) - Incubator
それぞれについて簡潔に説明すると
-
Zowe Application Framework
z/OS機能へのアクセスを可能にする多くのappを含む仮想デスクトップを提供してくれるWeb UI -
API Mediation Layer
z/OSのリバースプロキシとして動作するゲートウェイ、REST APIカタログ、動的ディスカバリ機能を提供してくれる。 -
Zowe CLI
オフプラットホームな環境でメインフレームと対話できるCLI。
IDE、シェルコマンド、bashスクリプトなどの一般的なツールが使用可能。
z/OS appのサポートと構築を迅速に効率化したいユーザー向けに、実用性とサービスをセットで提供してくれる。 -
Zowe Explorer
開発者とシステム管理者がz/OSメインフレームがモダンな方法で対話することができるようになるVScodeの拡張機能。
z/OS上に保存されたデータセット、USSファイル、ジョブを操作可能になる。
(こいつはよくよくお世話になってる。最近ようやく中身が分かってきた。) -
Zowe Client Software Development Kits SDKs
名前のまんまでZoweが提供するSDK
利用可能なのは、Zowe Node.js Client SDKとZowe Python Client SDK -
Zowe Launcher
これもほとんど名前の通りで、可用性の高いZowe z/OSサーバー・コンポーネント用のランチャー。 -
ZEBRA (Zowe Embedded Browser for RMF/SMF and APIs) - Incubator
再利用可能で業界準拠のJSON形式のRMF/SMFレコードを提供してくれる。
それらを活用して多くのISV SWやユーザーがオープンソースSWを様々な方法で利用できる。
(ISVとは、システム開発業界などにおけるソフトウェアの開発・販売会社の分類の一つで、コンピュータメーカーなどのプラットフォーム事業者以外の、また、それらの傘下にない独立系企業のこと。特に、受託開発事業者ではなくパッケージソフトの開発・販売元のことを指すことが多い。)
https://e-words.jp/w/ISV.html
[感想]
今までなんとなくVScodeの拡張機能使ってたけど今回調べてZoweについて前よりは理解が深まった。
Zoweは比較的最近できた様で(2018年くらい?)その前について理解ができれば、よりZoweの便利さというものが理解できるかも。
というかZoweってなんて読むの。。。。