The GitHub Blog
GitHub Actions: Manual triggers with workflow_dispatch
概要
今まで GitHub Actions を手動で実行するには WebHook イベントや外部イベントなどを使って自前実装するしかありませんでした。1
今回、手動で実行するためのトリガーとして workflow_dispatch
イベントが実装されたので紹介します。
実装方法
on:
workflow_dispatch:
inputs:
パラメーター名:
description: '説明'
required: true
default: 'デフォルト値'
workflow_dispatch
を指定します。
inputs
にパラメーターを設定できます。パラメーター名に日本語は使えません。
各パラメーターには required
, description
, default
の3つの値を設定できます。いずれも省略可能です。
設定したパラメーターには ${{ github.event.inputs.パラメーター名 }}
でアクセスできます。
手動トリガーが設定されると Actions タブのワークフローに This workflow has a workflow_dispatch event trigger. [Run workflow]
という項目が追加され、 [Run workflow]
から手動実行できるようになります。
パラメーターをここで指定します。実行ブランチも選択できるようです。
パラメーターなしサンプル
パラメーターなしで手動実行するサンプル。
コード
name: Manual Trigger
on: [ workflow_dispatch ]
jobs:
build:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- run: echo Hello, world!
実行
結果
パラメーターありサンプル
パラメーターありで手動実行するサンプル。
コード
name: Manual Trigger
on:
workflow_dispatch:
inputs:
logLevel:
required: true
description: ログレベル
default: warning
tags:
jobs:
printInputs:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- run: |
echo "Log level: ${{ github.event.inputs.logLevel }}"
echo "Tags: ${{ github.event.inputs.tags }}"
実行
結果
パラメーターなしと同じなので省略します。