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クライアントOSからサーバー側Hyper-V管理に接続する方法

Last updated at Posted at 2018-04-03

検証環境

  • Hyper-VサーバーOS: WindowsServer2016
  • クライアントOS: Windows10

接続先Hyper-Vサーバーと同じドメインでないクライアントの場合

なぜか同じドメインに参加していないクライアントからは繋ぐのに苦労する。

以下の作業はクライアント上でのみ実施すること。
※コマンドの先頭についている$#はLinuxシェルを模しているだけなので入力する必要はない点に注意。

Hyper-V管理ツールのインストール

"Windowsの機能の有効化または無効化"から、"Hyper-V管理ツール"を有効にする。
2018-04-03_14h41_24.jpg

WindowsServer管理サービスの自動起動

サービス一覧(services.msc)を開き、Windows Remote Management (WS-Management)を自動起動に設定した上で起動する。
2018-04-03_14h15_46.jpg

名前引きの設定

DNSサーバーやhostsファイルの設定を行い、接続先Hyper-Vサーバーを名前解決できるようにする。
2018-04-03_14h21_25.jpg

資格情報の登録

以下のコマンドを実行し、接続先Hyper-Vサーバー(名前解決可能であること)の管理者資格情報を入力する。

$ cmdkey /add:{接続先Hyper-Vサーバー名} /user:administrator /pass:{パスワード}
【例】
$ cmdkey /add:host-sv /user:administrator /pass:password

コンポーネントサービスの設定

コンポーネントサービス(dcomcnfg)を開き、"マイコンピューター"の"プロパティ"を開く。
2018-04-03_14h27_35.jpg

"COMセキュリティ"タブを開き、"アクセス許可"の"制限の編集"を開く。
2018-04-03_14h28_44.jpg

"ANONYMOUS LOGON"ユーザーを選択し、"リモートアクセス"を許可する。
2018-04-03_14h29_00.jpg

リモート管理対象として登録

以下のコマンドをPowerShellで実行する。問題なければ何も表示されない。

# Set-Item WSMan:\localhost\client\trustedhosts -Value * -Force

Hyper-V管理ツールに管理対象を登録する

Hyper-V管理ツールを起動し、"サーバーに接続"を選択する。
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名前解決可能なアドレスで対象サーバーに接続する。
2018-04-03_14h44_03.jpg

問題なく仮想マシンにアクセスできることを確認する。
2018-04-03_14h44_34.jpg

接続先Hyper-Vサーバーと同じドメインに参加しているクライアントの場合

Hyper-V管理ツールのインストールさえしておけば、ややこしいことせずに使えるはず。
多分、ADに参加していることで名前解決・認証・リモート管理サービスが裏でうまいこと動作しているからだと思われる。

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