1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

月100万の広告を信じる前に知りたい、フリーランスエンジニアの単価の現実

1
Posted at

月100万の広告を信じる前に知りたい、フリーランスエンジニアの単価の現実

「フリーランスエンジニアになれば月収100万!」——SNSでよく見る広告だ。
あれを額面通り受け取ると、フリーランスになってから「思ったより稼げない」と苦しむことになる。
この記事では、提示単価から手取りまでのお金の流れと、言語・職種による相場の違いを整理する。

この記事は 「フリーランスエンジニアで月100万」の広告は、なぜ嘘なのか のダイジェスト版です。
業界別の相場ランキングや月100万超エンジニアの詳細分析は、上記の完全版をどうぞ。

「月100万」広告のカラクリ

あの手の広告が大量に存在する理由はシンプルだ。フリーランスエージェントの紹介アフィリエイトで稼げるからだ。

「プログラミングスクールに通う → フリーランスになる → 月収100万」という黄金ルートを発信し、途中にエージェントやスクールの紹介リンクを貼る。読者が登録すれば紹介者に報酬が入る構造だ。

つまり記事を書いている本人は、エンジニアとして月100万稼いでいるのではなく、**「月100万稼げるという記事を書いてアフィリエイトで稼いでいる」**ケースが多い。

広告に踊らされる前に、リアルな数字を知っておくべきだ。

提示単価≠手取り:3段階で消えていくお金

ここが最も重要なポイントだ。ネット上に出ている「平均単価○○万円」は、クライアント企業がエージェントに支払う金額(提示単価)であり、エンジニアの手取りではない。

提示単価から手取りに至るまでに、お金は3段階で減っていく。

段階 内容 目安
提示単価 クライアントがエージェントに支払う金額 例:80万円
①マージン控除後 エージェントの取り分を引いた金額 マージン25%の場合 → 60万円
②税金・社保・経費控除後 所得税・住民税・国保・年金・経費等を引いた金額 約3割減 → 40〜45万円

提示単価80万円(フリーランスの「ちょっと良い案件」レベル)でも、手取りは40〜45万円程度になる。

提示単価100万円の案件でシミュレーションしても同様だ。マージン25%で受取75万円、税金等を引いて手取り50〜55万円。さらにフリーランスは案件の切れ目に稼働ゼロの月が発生するリスクもある。

広告が見せている「月100万」は、提示単価の最大瞬間風速だ。手取りベースではその半分前後が現実になる。

言語・職種で変わるスタートライン

フリーランスエンジニアの月額平均単価(提示ベース)は約74〜78万円。ただし「何の言語を書くか」「どのポジションか」でスタートラインが大きく変わる。

言語別の相場帯(提示単価ベース)

相場帯 言語例 平均提示単価
高単価 Go・Scala・Ruby 81〜83万円
中〜高 Kotlin・Swift・Python 78〜80万円
中堅 Java・PHP・JavaScript 68〜71万円
低〜中 COBOL・VB.NET・VBA 60〜61万円

同じ「エンジニア」でも、言語だけでスタートラインに10〜20万の差がつく。

職種別の相場帯(提示単価ベース)

相場帯 職種例 平均提示単価
100万超 ITコンサル・SAPコンサル 約102万円
80〜90万 ITアーキテクト・PM・PMO 85〜90万円
70〜80万 アプリエンジニア・データサイエンティスト 73〜79万円
60〜70万 プログラマー・テストエンジニア 60〜66万円

数字は明快だ。「コードを書く」だけなら提示66万円、「設計・管理・コンサルができる」と87〜102万円。ポジションによって相場が40万近く開く。

ここからさらにマージンと税金が引かれることを忘れてはいけない。プログラマーの提示66万円なら、手取りは40万円台前半が現実的なラインだ。

▶ 業界別の相場ランキングや、月100万超エンジニアの具体的な人物像はこちら → 「フリーランスエンジニアで月100万」の広告は、なぜ嘘なのか

月100万を超えるのは「技術+α」の人

月100万超のエンジニアは存在する。ただしフリーランス全体で年収1,000万円以上は約4%。25人に1人だ。

その人たちに共通しているのは、技術力だけで到達したのではなく「技術+α」の掛け算ができていることだ。技術×マネジメント経験、技術×業界知識(金融・医療等)、技術×コンサル能力。コードを書くだけで月100万に到達した人はほぼいない。

月100万は、努力の天井ではなくキャリア戦略の結果だ。そして戦略を立てるには、まず自分の現在地を正しく把握する必要がある。

自分の技術スタックが市場でどの位置にあるのか。それを把握する第一歩は、スキルシートを整理することだ。Skillsheet-Port はフォーム入力で体裁が自動統一されるので、キャリアの棚卸しと現在地の把握に使える。

まとめ

フリーランスエンジニアの単価を見るときは、以下を押さえておきたい。

  • SNSの「月100万」広告はアフィリエイト目的が大半。額面通り受け取らない
  • 提示単価→マージン控除→税金控除の3段階で手取りは大幅に減る
  • 言語だけでスタートラインに10〜20万の差がつく
  • 職種(ポジション)の差はさらに大きく、40万近く開くこともある
  • 月100万超は「技術+α」の掛け算ができる約4%の人

フリーランスという働き方自体には魅力がある。ただし、非現実的な期待値で意思決定するのは危険だ。まずは自分の市場価値を正しく知るところから始めてほしい。

▶ 完全版ガイドはこちら → 「フリーランスエンジニアで月100万」の広告は、なぜ嘘なのか

▶ 無料でスキルシートを作ってみる → https://www.skillsheet-port.com/

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?