show-meは、HumanLayerが公開しているClaude Code向けスキルです。いま話している内容を、疑似コード、コールツリー、Mermaid図、diffなどのうち要点が伝わる最小のビューで説明させます。disable-model-invocation: true が設定されているため、/show-me と入力したときだけ動きます。
私たちはSkillselionを運営しています。Anthropic、OpenAI、Cursor、HumanLayerのいずれとも提携していない、独立したスキルのディレクトリです。この記事では、humanlayer/skillsのコミット 653b6411 にあるshow-meのSKILL.mdを読み、原文を引用しながら設計を見ていきます。スキルを実際に動かして検証したわけではなく、ファイルを読んでわかったことをまとめています。
show-meはどのくらい使われているスキルですか
show-meスキルの掲載ページでは、インストール数は12,502です(skills.shレジストリ、Skillselionカタログ経由、2026年9月7日時点)。humanlayer/skillsにある7つのスキルのうち、インストール数のデータがあるのはshow-meとimprove-claude-mdの2つだけで、多いのはshow-meです。
リポジトリのGitHubスター数は5,182、ライセンスはMIT、最終プッシュは2026年10月8日です(GitHub API、2026年10月11日取得)。SKILL.mdは462語で、7つの中で最も短く、最後に変更されたのは2026年9月12日です。
インストールはREADMEにあるとおりです。
npx skills add humanlayer/skills --skill show-me
「最小のビュー」はどういうルールですか
本文の1行目に、スキル全体の方針が書かれています。
Help the user understand the current topic of conversation visually. Skip the preamble and keep prose brief. Pick the smallest view that makes the key point clear.
出典: show-me/SKILL.md
訳すと「現在の話題を視覚的に理解できるよう助ける。前置きは省き、文章は短く。要点がはっきり伝わる最小のビューを選ぶ」です。図をたくさん描かせるスキルに見えますが、中身は何を省くかの指示です。
そのあとに、伝えたい内容とビューの対応が8つ並びます。
| 伝えたい内容 | 選ばれるビュー |
|---|---|
| ロジックやアルゴリズム | 疑似コード |
| 実行時の制御フロー | コールツリー |
| UIの構造 | コンポーネントツリー(状態とモジュール境界つき) |
| ファイルの責務、広いリファクタリング | 浅いファイルツリー |
| コンポーネント間のやり取り、制御フロー、データフロー | Mermaid図 |
| 既存の形に対する変更 | diff |
| 大半が新規のコード、コピーして使う完成形 | ブロック全体 |
| Mermaidでは表現しきれないUI、レイアウト、状態の比較 | 1枚のHTMLファイル |
diff の使いどころは、次のように限定されています。
Use
diffwhen the point is what changes and the surrounding shape already exists. Match the diff shape to the topic.
出典: show-me/SKILL.md
「伝えたいのが変更点で、周囲の構造がすでにあるときは diff を使う。diffの形は話題に合わせる」という意味です。ファイルにはコンポーネント変更、ファイル構成の変更、コールツリーの変更、状態や制御フローの変更という4種類のdiffの例が続きます。
HTMLファイルを選ぶ場合については、製品の配色や文字、余白、コンポーネントに合わせ、実際のラベルとデータを使い、デスクトップとモバイルの両方に対応させ、最後にそのファイルを開いてユーザーに見せる、という指示があります。
末尾の guidance には、全部を使わないようにという歯止めがあります。
You may use one of these, you may use several, it is unlikely you will use all of them. Use your judgement and don't overwhelm the user.
出典: show-me/SKILL.md, "guidance"
「1つだけ使ってもよいし、いくつか使ってもよい。全部を使うことはまずない。自分で判断し、ユーザーに情報を詰め込みすぎないこと」。同じ節には、残すのは質問に答えるために必要な呼び出し、ファイル、props、状態、境界だけ、という指示もあります。
より本格的な図の作成を任せたい場合は、図解デザインスキルのガイドで重めの選択肢を紹介しています。
なぜ disable-model-invocation: true なのですか
フロントマターは3項目だけで、その1つがこれです。
disable-model-invocation: true
Claude Codeの公式ドキュメントのスキルのページによると、このフィールドを true にするとClaudeはそのスキルを自動で読み込まなくなり、/名前 で手動実行するワークフロー向けの設定になります。説明文もコンテキストに入らなくなる、と同じページに書かれています。
理由はSKILL.mdには書かれていません。ここからは私たちの解釈です。「視覚的に説明する」という説明文は、ほぼどんな質問にも当てはまります。自動起動を許すと、短い返事で済む場面でも図が出てくる可能性があります。図が必要かどうかは読み手が決めるほうが自然で、opt-inにしておけば入れたままでも普段の応答は変わりません。
自分でスキルを書くときにも、この判断は参考になります。説明文が広くなりがちなスキルほど、手動起動に寄せたほうが扱いやすいはずです。スキルの雛形作りには、Anthropicのskill-creatorスキルが使えます。
visual-prはshow-meから何を再利用していますか
同じリポジトリのvisual-prは、現在のブランチのプルリクエストを作成または更新し、説明文を書くスキルです(490語、最終変更は2026年9月17日)。Skillselionにはまだ掲載ページがないため、GitHub上のvisual-prのSKILL.mdを直接読みました。再利用しているものは3つあります。
1. show-meの規約ファイルを同梱している
Read
{SKILLBASE}/references/show-me.mdfor the visual-outline conventions used in the PR body.
出典: visual-pr/SKILL.md, "Workflow"
「PR本文で使う視覚的アウトラインの規約として references/show-me.md を読むこと」という指示です。visual-prは自分の references/ にshow-meの写しを持っています。写しは406語で、フロントマターに disable-model-invocation がなく、HTMLの扱いも「開く」ではなくインライン表示に変わっています。完全なコピーではなく、PR向けに調整された版です。
2. 変更概要をshow-me風の構造ビューにする
Make Change outline a compact,
/show-me-inspired structural view rather than prose or a file-by-file changelog.
出典: visual-pr/SKILL.md, "Workflow"
「Change outlineは、文章やファイルごとの変更履歴ではなく、/show-me に着想を得たコンパクトな構造ビューにする」。ビューの候補として、SQLテーブルやエンドポイントの契約、主要なデータ構造、浅いファイルツリー、Reactコンポーネントツリー、コールツリーが挙げられ、変更のなかった種類は省くよう指示されています。
3. diffを優先するルール
既存の形への変更には diff ブロックを優先し、大半が新規なら完成形を見せる、という使い分けもshow-meと同じです。
違う点もあります。visual-prはフラグではなく説明文でopt-inにしています。説明文は "Only use when the user explicitly invokes this skill by name."(ユーザーが名前を挙げて明示的に呼んだときだけ使う)の1文です。また「Why the change」は必ず1文、「Special things to note」は1から3項目、という長さの制限があります。
humanlayer/skillsにはほかに何がありますか
2026年10月11日時点で、リポジトリにあるスキルは7つです。
-
improve-claude-md: CLAUDE.mdを
<important if>ブロックで書き直します。improve-claude-mdスキルの掲載ページではインストール数1,118です(skills.shレジストリ、2026年9月7日時点)。近い用途ではAnthropic公式のclaude-md-improverスキルが10,587です(同じ出典、同じ時点)。 - narrow-react-prop-types、build-iterated-agentic-loop、design-control-loop: 定期的なクリーンアップと、スケジュール実行するコーディングエージェントのループを扱います。
- rpi: 2026年10月8日に追加された新しいスキルです。調査、設計、実装をローカルの文書でつなぐワークフローで、こちらも自分用のshow-meの写しを同梱しています。Skillselionの掲載ページとインストール数はまだありません。
私たちのHumanLayer製スキルの解説ガイド(英語)は2026年9月29日更新で、rpiが追加される前の6つを扱っています。近い分野のスキルはドキュメント・計画系スキルのランキングで、インストール数順に比較できます。
よくある質問
show-meは自動で起動しますか
起動しません。フロントマターに disable-model-invocation: true があるため、/show-me と入力したときだけ動きます。
show-meを入れないとvisual-prは使えませんか
SKILL.mdを読む限り、visual-prは自分の references/show-me.md を参照します。show-me本体のインストールを前提にした記述は見当たりません。実際に単体で動かす検証はしていません。
show-meはどんな図を出しますか
疑似コード、コールツリー、コンポーネントツリー、ファイルツリー、Mermaid図、diff、コードブロック全体、1枚のHTMLファイルの8種類から、要点が伝わる最小のものを選びます。全部を一度に使うことは想定されていません。
ほかのスキルはどこで探せますか
Skillselionのスキル一覧で、インストール数順に探せます。
最終更新: 2026年10月11日 (Last updated: Oct 11, 2026)