はじめに
最近転職をして「ふりかえり」にかなり親しみを感じるようになりました
私の会社では各チーム毎週末ふりかえりをする文化があります
ファシリテーターは別のチームの人に担当してもらうのがルールとなっており、私も今月で3ヶ月目となりファシリテーターをやる権利が手に入りました
前職でもアジャイルを色々と進めており、現職に入ってふりかえりが更に好きになりました
そこで目標として「最高のファシリテーターを目指す」と会社全体で宣言しました
そんな第一回の初めてのふりかえりでやったオリジナル手法「ピザパーティー」がかなり手応えを感じたので紹介します
ピザパーティーとは
ピザパーティーはFunRetrospectivesのEasy As Pieを日本風に更に使いやすくアレンジしたものになります
日本では元ネタのパイが馴染みがないことから、それをモチーフに自分なりにアレンジを加えています
ふりかえりの型でいう、「多角的にふりかえる」にとても向いています!
やりかた
私がやった際にはオンラインだったので以下のようなボードを作成しました
実際にやる際には模造紙やホワイトボードに大きな5枚切りのピザを書きましょう
それぞれのピザにはラベルがあります
1. よかったピザ
チームが継続的に行うことや楽しかったことを付箋に書いて貼っていきます
2. ありがとうのピザ
誰かやなにかに対する感謝を書いて貼っていきます
3. 学びのピザ
学びや新たな気付きについて付箋に書いて貼っていきます
4. 食べちゃうピザ
まさにいまピザをとろうとしています
なので、チームの妨げやネガティブなこと、取り除きたいものを付箋に書いて貼っていきます
5. これからのピザ
ストレッチゴールや空想的なアイデア、「不可能」と思われるアイデアを付箋に書いて貼っていきます
それぞれのピザに対して3分ほど時間を図って書いてもらいます
コツやポイント
このピザパーティーには以下のこだわりがあります
導入で世界観に入り込ませる
「このピザを食べる人は具材たっぷりを望んでいます」「付箋は具材なので思いついた些細なこともとにかく書きましょう」
というようにしています。このようにいうことで付箋をたくさん書いてくれるようになります
付箋がたくさん貼られると付箋が具材のようになりピザらしくなります!
ピザごとに時間を区切る
ふりかえりでは好きな項目について付箋を書いていくという方法もあります(タイムラインでKPTなど)
しかしこのピザパーティーでは時間を区切ってそれぞれの項目について付箋を書くようにしてもらっています
こうすることですべてに平等に時間がかけられるので「よいところを伸ばす」「未来について考える」につながる付箋が多くはられるので多角的にふりかえることができます。
(会社では問題解決のふりかえりが多かったので「良いところを伸ばす」ふりかえりがしたく、このようにしました)
多角的なのがパーティー感あります🎉
実際にやってみて
時間を区切ったことでそれぞれ同じくらいの付箋がでていました
また感謝で大げさに感謝してくださいと伝えたので「犬」に感謝している人もでてきました(笑)
感謝はとにかくすることが大事なのでよかったです
未来についても、ぶっ飛んだアイデアがでていて発散できていました
最後にふりかえりのふりかえり(ふりふり)をしたところ、「ピザ面白かった」「感謝がとてもよい」「ピザごとに時間が区切られているのがよかった」などかなりポジティブな感想をいただきました
おわりに
最近ひたすらふりかえりAMを聞いたり、vivaさんの本を読んだりしています
いつかこの手法がふりかえりとして面白いと紹介してもらったり、これからの私のふりかえりの経験やオリジナルの手法をふりかえりカンファレンスやふりかえりAMで話せたらいいなと思いこの記事を書いてみました
引き続きふりかえりを頑張っていきたいです
ふりかえり界隈で知名度を上げていけたらと夢見ています!ふりかえり最高!
参考