はじめに
今回は、ServiceNowのSAM(Software Asset management)に関する記事を書こうと思います。
SAMは、ITSMやITOMの導入後に追加で利用するお客様が多いのですが、具体的な説明の記事が少ない製品でもあるため、書かせていただききました。SAMを利用することで、ソフトウェア管理をデジタル化することで、無駄なライセンスの削減やガバナンス体制の強化など様々なメリットを享受することが可能です。
SAMとは
SAMは、ソフトウェア製品のコンプライアンス管理、リスク管理、コスト管理を主眼に置いたサービスです。SAMの主な機能には以下が含まれます。
🔳ライセンス管理
ソフトウェアのライセンス使用状況を追跡し、適切なライセンス契約に基づいた使用を保証します。各種パブリッシャー(サービス提供企業)ごとにガバナンスを準拠しているのか、削減見込みのコストがあるのかなどを確認することができます。
🔳コストの最適化
ライセンスの過剰購入や未使用ソフトウェアの削減を通じてコスト削減を図ります。
⚫️削除見込み金額の表示
⚫️更新時期の把握
🔳コンプライアンスの順守と監査対応
監査に必要なデータを収集し、監査の準備を効率化します。コンプライアンス状況の確認も可能です。
⚫️健全性をチェック
🔳ソフトウェアの使用状況分析
使用状況のデータを分析して、無駄なソフトウェアの識別や再配置を行います。
⚫️使用状況をチェック
その他製品との連動性
そのほかの製品と連動させることで、活用を促進することができます。
⚫️ITSMとの連動
ITSMのService Catalogや、変更管理と連携することで、資産情報の調達から廃止までのフローや、変更管理に紐づくCMDB情報の最新化を行うことができます。
⚫️ITOMとの連動
ITOMで検出したサーバーに紐づくソフトウェア情報の契約情報などの付加情報を管理することができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はServiceNowのソフトウェア資産管理ソリューションであるSAMの概要についてご紹介しました。皆さんもソフトウェア管理を最適化するために、SAMを活用してみてはいかがでしょうか。