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AWSのTwinMakerをReact Webアプリにするライブラリ(iot-app-kit)の環境構築が大変だったので、爆速で環境構築できるようにテンプレートを公開しました
これまでは何が大変だった?
- 依存ライブラリが多く、バージョンが複雑で、なかなか整合性が取れない
- TwinMakerの起動の前に、AWSの認証情報の設定とTwinMakerのシーン構築が必要になる
どう解決した?
- create-react-appみたいに、コマンド一発でテンプレートを導入できるようにしました
- 認証情報の設定なし、クラウド側の操作なしで、IoT App Kitが動くようにしました
爆速で構築する
Node.jsがインストールされていることが前提です。
npx @iak-extra/cli create ${作りたいアプリの名前}
このコマンドを1行叩くだけで完了です。
AWSのアカウントも不要、バージョンの整合性管理も不要、動く状態になります。
動かす
npm startを実行してしばらく待つと、TwinMakerの画面が立ち上がって、3Dの部屋の中で初音ミクが踊り始めます。
まとめ
この手順で作った3DアプリはAWSの利用料金が一切かかりませんので、気兼ねなくTwinMakerの機能や操作感を試すことができます。buildコマンドを実行すれば、そのまま静的なWebアプリとしてデプロイすることもできます。
もしクラウド上のIoTデータと同期させたいと思ったら、データソースを書き変えてください。リアルタイムのデータが3D空間に反映されるようになります。
今回公開したライブラリ
TwinMakerのタグを、ボタンやMMDに置き換えることができるライブラリも入れています。
今回のCLIはライブラリの一部として公開しました。
ライブラリそのものはNPMでダウンロードできるようにしています。
TwinMakerはなにしろ便利なツールですので、構築を簡単にすることで、利用する方が増えればいいなと思っています。