3
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Magento2でサンプルデータを後から簡単にインストールする

Posted at

この記事はMagento Advent Calendar 2017の15日目です。

# はじめに

Magento2をComposerで入れて、Magento2 Cookbookを片手にいじっていたのですが、サンプルデータがないとどうも不便なことに気づきました。
自分でデータを入れるのはめんどくさいので、サンプルデータを後から入れようと思ったんですけど、サンプルデータを入れてMagentoをセットアップする方法という情報はあっても、意外とMagentoをセットアップしてから、サンプルデータを入れたくなったっていう情報は少ないんですね。

ってことで、Magento初心者の方に参考になれば幸いと思い、この度は、Magento2セットアップ後に、後からサンプルデータを簡単にインストールする方法を紹介したいと思います。

開発環境

・ホストOS Mac
・ゲストOS Ubuntu16.04
・MySQL14.14
・Apache2.4.18
・PHP 7.0.22
・Vagrant 2.0.0

1. モードを切り替える。

まずサンプルデータを入れるために、開発モードにMagentoを切り替えます。
何も手を加えていなければ、Defaultになっていると思います。
はじめにMagentoのルートディレクトリに移動してください。
今のモードを下記のコマンドで見てみましょう。

$ php bin/magento deploy:mode:show

"Developer"となっていなければ、下記のコマンドで変更しましょう。

$ php bin/magento deploy:mode:set developer

変えたらまた同じコマンドで開発モードになっているか確認しましょう。

$ php bin/magento deploy:mode:show

Developerになっているのが確認できたと思います。

2. サンプルデータを既存のMagentoに取り組む。

早速サンプルデータを既存のMagentoに取り組みます。

コマンドは下記です。

$php bin/magento sampledata:deploy

途中でMagentoをセットアップした際に聞かれたIDとパスワードが聞かれます。
これはMagentoをセットアップした際に使ったpublic key/private keyです。

MagentoにログインしMarketplace→My access keyで見ることができます。

これでサンプルデータが入りました。
→インストール中にkillされた場合、下記の補足を参照してください。

Magentoに反映させる。

今度はサンプルデータをMagentoに反映させます。

$php bin/magento setup:upgrade

完了です。

補足

サンプルデータは大きいです。
デフォルトのメモリだと、インストール中に実行中のプログラムが殺される場合があります。
なので、インストール中にkillされた場合、たいていの場合はメモリ不足です。

以下のコマンドでログを見て原因を探りましょう。out of memoryとあればメモリ不足が原因となります。

$cat /var/log/kern.log

VagrantのメモリがDefaultになっている場合は増やすべきです。
1Gでは足りません。4Gに増やしましょう。
*メモリは高い方がいいかもしれませんが、高すぎるとうまく動作しないことがあるので注意しましょう。

Vagrantfileに以下のコマンドを追加。

Vagrant.configure(2) do |config| config.vm.box = "ubuntu" config.vm.provider "virtualbox" do |vb| vb.memory = 4096

結果的にVagrantfileの終わりにendが3つになることに注意してください。
endを忘れていたりすると、Vagrant reload時に怒られます。

あるいは、LanchpadからVirtual Boxを開き、

メインメモリー>システム>設定

でメインメモリーを4096に増やしてください。

(こっちの方が簡単です。)

そして、$vagrant reloadをし、
$vagrant upで起動し、
$vagrant sshでゲストOSに戻ります。

仮想OSにあるメモリ量を確認しましょう。

freeコマンドで全容量と使っているメモリを確認できます。
$free -m
(-mというのはメガ単位でメモリを見るということです)

メモリが上がっていると思います。

さらにメモリをあげたい場合

サンプルデータを入れるためには、4Gで十分ですが、さらにメモリをあげたい場合は、Swapを追加しましょう。

SwapはDefaultでは入っていません。

Swapを使うためには、/var/tmp に空ファイルswapfileを作ります。
$cd /var/tmp
$vim swapfile

そしてtmpディレクトリがカレントディレクトリの状態で、1Gのswapを作ります。
$ dd if = /dev/zero of=/var/tmp/swapfile bs=1m count1024
$mkswap swapfile
$swapon swapfile

うまくいかない場合は、単純エラーの可能性がありますので、一度起動し直しましょう。
$swapoff swapfile
$mkswap swapfile
$swapon swapfile

これでswapが作られたか確認します。
$free -m

メインメモリの下に、swap欄がありますが、そこに1G追加されたのが見えると思います。

*Vagrantを停止すると、再度swapを起動させる必要があります。
その際は以下のコマンドで起動させることができます。
(ここでは起動自動化については割愛させていただきます。)
$mkswap swapfile
$swapon swapfile

以上です。

次回の16日目の記事はkzkick2ndさんで”サーバー1つで頑張るMagento2インフラ”です。

3
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?