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Kubernetesの認定試験CKA(Certified Kubernetes Administrator)の勉強方法(新方式版)

Last updated at Posted at 2022-03-21

概要

  • Kubernetes未経験者がCKAをギリギリ合格するための勉強方法を記載する。

試験日/合格点

  • 2022/8/6
  • 68(合格ラインは66)
  • 新しい受験方式
  • 東京で受験

勉強期間

  • 4か月。
  • 勉強時間はわからない。200Hは机に向かったであろうが、実際勉強してた時間は100Hあるだろうか。私は勉強が嫌いなのでyoutubeを見ながらでないと勉強できない体である。
  • ひよって勉強しすぎた感はある。点数はギリだったが...理解度が低かったということがわかった。
  • 自分が講師をするなら2か月で合格させられるであろう。

試験申し込み

勉強方法

  • udemyの教材を買う。CKA合格だけが目的ならこれだけでよい。書籍は買っていない。
    https://www.udemy.com/course/certified-kubernetes-administrator-with-practice-tests/
    セールのときに買うべきだが、定価でもその価値は十分にあるすごい教材である。演習環境が付いてくるのがすごく役立つ。
  • この教材には動画解説と演習と模擬試験が付いてくる。動画は英語が分かる人だけ見ればOK。
  • 演習の中で外部サイトからデータをダウンロード、Kubernetes以外のgithubを参照するような問題はskipしてもよい。理由は実際の試験では外部サイトにアクセスはできないからである。
  • 難しい演習はskipまたは後回しでよい。教材には実際の試験より難しい問題が用意されているから気にしないことである。あと解説が理解できないことも結構ある。ひどい問題は回答がない。理解度が向上してくるとこの問題は難しすぎるから絶対に試験に出ないといったことを予想できるようになる。この試験は基本的には受験者を合格させたい試験だと予想している。
  • 演習では●●はどういう意味か?以下の選択肢から選べという問題がよくある。受験者の理解度向上のために用意されているわけではあるが実際の試験は選択問題はでないので重要ではない。●●を実行せよ、作成せよという問題に対応できることが重要である。
  • 模擬試験をすらすら解ける状態になることが必要。頭の中で解けるだけでなく、実際に操作スピードも向上せることを意識すること。実際にすらすら手が動くようになるまで練習すること。
  • 演習は全部で500問ぐらいあり、全部やるのが辛いが全般的に知識をつけるには最低2周ぐらいは必要と思われる。私は3周ぐらいした。ただ1周するのに2~3週間程度かかりきつい。悲しいかな2周目のときには1周目のときの記憶がなく全部忘れていた。
  • 問題文と解説が英語なので辛い。このせいで演習が進まない。よって全部翻訳したテキストを別途用意した。ただグーグル翻訳しただけではなく理解できる文章に直した。実際に演習するのは時間がかかるので、このテキストを見て知識の定着化を行った。見るだけなら演習の1周は二日程度で終わる。勉強よりこのテキスト作成が1番労力を使った気がする。このテキストを公開をすることも考えたがudemyからクレームが来ると怖いのでやめておく。最後に仕上げとして実際に演習を行った。

受験前の準備

  • 2022年6月の Certified Kubernetes Administrator (CKA) の変更 を読む。これを読んでないと●ぬ可能性が高い。作成者に感謝する。私は試験1週間ぐらい前に見た。
  • 上記のページを読んで旧方式の試験対策はほとんど無駄だと知る。特にブックマークの整理。.vimrcの設定も必死に覚えたが無駄になった。ということでネットでCKAの合格体験記を探すときは2022年6月以降の新方式で受験した人のを見ることがおすすめである。
  • 個人のブックマークが使えないので、検索でドキュメントを探す特訓を行った。実際の試験ではドキュメントが与えられるが、自分が見るものと同じか不明なため、必要なものは探せるようにしておくことが大事だと考える。
  • 実際の試験環境はFirefoxが与えられる。これの動きが遅いことを認識しておくこと。改善されたとは書いてあるが、まだまだ遅いという辛辣系な意見がtwitterなどで見られる。遅延が酷すぎると時間が足りなくて落ちると思う。
    https://training.linuxfoundation.org/ja/blog/update-on-certification-exam-proctoring-migration/
  • 受験者の心得みたいなドキュメントがたくさんあるのだが、英語なので正確には理解できなかった。グーグル翻訳も万能ではない。
    https://docs.linuxfoundation.org/tc-docs/certification/lf-handbook2

受験後の感想

  • いうまでもないがKubernetesの未経験の状態からかなりわかるようになったと思う。

  • 最初から思っていたが最大の敵は英語である。日本語が充実すれば合格者がすごく増えると思う。逆にいうと英語が読める人は結構簡単に合格できる試験だと思う。

  • 試験問題は最初英語表記で始まるので変更の操作が必要である。cka-jpでその分上乗せで金払っているのだからデフォルト日本語にしておけよと思う。試験開始直後、英語でUIの説明が始まる。全然うれしくないので改善求む。

  • 試験問題の日本語は不安であったが心配しなくていいレベルであった。ただしいくつかわからないところがあり英語表記に切り替えた方がよい箇所も1,2箇所はあった。

  • 問題間違ってないか?という箇所があった。合格したので問い合わせはしない。imageを指定せよという条件がありimageが書いてなかった。

  • 身分証明書には日本の免許証では名前の漢字は読めないという理由で許可されない。なら用意させんなと思ったが、運営には記録として必要なのだろう。追加で英語表記のクレジットカード等が求められた。パスポートを使うのが1番早いと思われる。クレジットカードは背面の署名をしておくこと。また見せろと言われたらセキュリティコードを隠して見せること。また相手は外人であり綺麗なよくわからない日本語を使ってくるので、意味不明なら聞き返すことが大事である。

  • PCのwebカメラの性能が低いとやり取りの時間がかかる。免許証などの文字がクリアに見える性能が必要である。

  • 試験は前半の方が難しかった。前半で受験者の心を折に来ている印象を受けた。あきらめずに最後まで解きましょう。もしかすると後ろから解くといいかもしれない

  • 試験環境はやや重かった。土曜の朝9時に受けたがなんとか試験が実施できるスピードであった。あれ以上遅いと厳しい。とにかくfirefoxのブラウジングが遅い。遅いと試験官に言っても今のところ無駄のようである。試験に落ちたら運営にクレームを入れましょう。返金されている例を見かけました。また試験環境は東京にプロビジョニングされます。地方の方はさらに遅くなる恐れがありますので、自宅で受験するのではなく、企業などのネットワークが強い環境から受験するといいかもしれません。私は遅いと運営に問い合わせしましたが、運営には非がないという回答となりました(信じてない)

  • firefoxが遅くて文句をブツブツ言ってたら試験官に怒られたので気を付けること。繰り返すと試験中止となるので逆らってはいけない。あとからわかったが独り言はNGである。英語の文章できっちり書いてあった。

  • 試験を申し込むとlinuxfoundationのサイトでシステムチェックをするのだが、そこでチェックOKになって安心してはいけない。おそらくこのチェックは旧方式のもので、チェック機能としては意味をなしていない。実際の試験開始前にセキュアブラウザをインストールするのだが、これにチェック機能がある。私はこれで2つのプロセスを停止せよというメッセージが英語で出て苦しんだ。どこかにインストーラがあるのなら事前に試しておきたいものである。

  • 1回目は練習として気楽に受けた方がよいと考える。そのときに試験官とのやりとり、firefoxの動作速度の確認、出題問題の確認、UIの操作方法(コピペの仕方等)になれる。といったことをすれば2回目で落ちることはないと思う。問題が毎回変動するのか固定なのかは気になるところである。CKA-JPを受験したとしても試験開始前に英語だけの文章で操作を強いられるところはいくつかある。翻訳を使えない状況下なのでやめてほしいものである。

  • 模擬試験より簡単という話を信じて試験に臨んだが、模擬試験より少し難しい印象である。出題形式もudemyの教材とは異なる点も影響する。

  • 試験は予定通りの時刻に開始できなくてもキャンセルされることはないと思われる。私はカメラトラブルで1時間半遅れで開始した。

  • 部分点が存在するという記事がどこかにあったので、真実かはわからないが、完全に解けなくても問題に取り組むことにした。Aを作成せよ、Bを作成せよ、Cを作成せよといった問題であれば、Aを作成するだけで点数をくれるのかもしれない。

  • コピペがうまくいかず、手入力したケースが多かった。時間が取られた。

  • 問題毎にcontextを切り替える操作がいる。切り替え忘れるとおそらく問題が解けないし、正解にならないと思う。コピペができないと辛いことになる。

  • sudo -iでrootになったと思う。ドキュメントに書いてあった気がするが読めてない。知らないと焦るので知っておいた方がよい。udemyの演習では最初からroot権限があるので使うことがない。

  • 外部モニターは使えない。これ重要。なのでノートパソコンだと15インチ以上ないと苦しい闘いになる。試験開始直後firefoxを縮小する作業がいる。大きな画面用に大きくなっている。

  • KILLERCODAでの演習。ckaを申し込むと無料で利用可能になる。だがこれは難しい。私のようなニワカには無理であった。KILLERCODAにも試験より難しいと書いてあるが理解を深めたいなら解くべきである。これを解ければ間違いなく合格するとは思う。利用できる時間制限もあり全て解くのはかなり難しい。

受験後に考える合格に特化した勉強方法

日本語教材

https://k8s.stores.jp/items/5f5b1acb1829cd32ac0811cb
合格後に知りましたが、こういうのもあるようです。会社に全額払ってもらえるなら買ってもいいでしょう。日本語で勉強できるようです。

いい資料をみつけた

社内のKubernetes教育で使えそう。CKA向け用ではない。
https://qiita.com/Kta-M/items/ce475c0063d3d3f36d5d

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