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DynamoDBを使うなら最初に設定しておきたい5つのポイント

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Last updated at Posted at 2026-07-03

はじめに

AWSのNoSQLデータベースであるAmazon DynamoDBは、サーバーレスでスケーラブルなため、多くのシステムで利用されています。

しかし、デフォルト設定のまま利用すると、

  • 想定外の料金が発生する
  • データを誤って削除してしまう
  • パフォーマンスが低下する

といったトラブルにつながる可能性があります。

この記事では、DynamoDBを利用する際、最初に設定しておきたいポイントを紹介します。


1. ポイントインタイムリカバリ(PITR)を有効にする【最重要】

最初に設定したいのが

Point-in-Time Recovery(PITR)

です。

PITRとは?

35日以内であれば、

好きな時点までテーブルを復元できる機能

です。

例えば、

  • DELETEを誤って実行した
  • バグでデータを書き換えた
  • アプリケーションの不具合で大量更新された

といった場合でも復元できます。

イメージ

10:00 正常
11:00 誤削除
12:00 気付く

   ↓
10:59時点へ復元

本番環境では必ず有効化しておくことをおすすめします。


2. Auto Scaling(またはオンデマンド)を設定する

DynamoDBでは読み込み・書き込み性能を設定できます。

現在は大きく2つの課金方式があります。

オンデマンド

アクセス量に応じて自動でスケールします。

おすすめ

  • 開発環境
  • 利用量が読めないサービス
  • 小規模システム

プロビジョンド + Auto Scaling

あらかじめ性能を決め、

アクセス量に応じて自動でスケールします。

おすすめ

  • 本番環境
  • アクセス数がある程度予測できるシステム

3. TTL(Time To Live)を設定する

TTLを設定すると、

不要になったデータを自動削除できます。

例えば、

  • セッション情報
  • キャッシュ
  • 一時データ
  • ログ

などに利用されます。

イメージ

保存
 │
 ▼
24時間経過
 │
 ▼
自動削除

不要データを残さないことで、

ストレージ料金の削減にもつながります。


4. CloudWatchで監視する

DynamoDBはCloudWatchと連携しています。

最低限確認したいメトリクスは、

  • Read Throttle Events
  • Write Throttle Events
  • Consumed Read Capacity
  • Consumed Write Capacity
  • System Errors

です。

特に

Throttle(スロットリング)

が発生していないかは定期的に確認しましょう。


5. バックアップを設定する

PITRとは別に、

定期バックアップもおすすめです。

バックアップを取得しておくと、

  • 検証環境へコピー
  • 長期保存
  • 災害対策

などにも利用できます。

PITRだけでは対応できないケースもあるため、

重要なテーブルではバックアップも設定しましょう。


余裕があれば設定したい項目

DynamoDB Streams

データ変更を検知できます。

Lambdaと組み合わせることで、

  • メール送信
  • ログ保存
  • 他システム連携

などが実現できます。


暗号化(Encryption)

DynamoDBでは保存データを暗号化できます。

通常はAWSマネージドキーで十分ですが、

より厳格なセキュリティが必要な場合は

AWS KMSのカスタマー管理キー(CMK)を利用します。


IAMポリシー

IAMユーザーやIAMロールには

必要最低限の権限だけ付与しましょう。

例えば、

  • 読み取り専用
  • 更新可能
  • 管理者

など役割ごとに権限を分けることで、

誤操作や情報漏えいのリスクを減らせます。


本番環境で最低限設定したい項目

チェックリストとしてまとめると、

設定 おすすめ
PITR ⭐⭐⭐⭐⭐
Auto Scaling または オンデマンド ⭐⭐⭐⭐⭐
TTL ⭐⭐⭐⭐☆
CloudWatch監視 ⭐⭐⭐⭐☆
バックアップ ⭐⭐⭐⭐☆
DynamoDB Streams ⭐⭐⭐☆☆
IAM最小権限 ⭐⭐⭐⭐⭐
暗号化 ⭐⭐⭐⭐☆

まとめ

DynamoDBはサーバーレスで運用しやすいサービスですが、

本番環境では事前の設定が非常に重要です。

最低限、次の5つは設定しておくことをおすすめします。

  • ✅ Point-in-Time Recovery(PITR)
  • ✅ Auto Scaling または オンデマンド
  • ✅ TTL
  • ✅ CloudWatchによる監視
  • ✅ バックアップ

これらを設定することで、

  • データ損失の防止
  • コスト最適化
  • 安定したパフォーマンス
  • 運用負荷の軽減

につながります。

DynamoDBを安心して運用するためにも、テーブル作成後はまずこれらの設定を確認しておきましょう。

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