2023年4月から基本情報が通年受験制度になり、内容も大きく変わるのではと不安になりました。内容を知るにはIPAのサンプル問題だけが頼りで、「演習を積む」ことが難しいと思いました。
午前はこれまでの範囲とは大きく変わらないため、過去問道場などで演習を積めば大丈夫だと思いました。実際私は過去問道場で5期分をそれぞれ9割以上取れるように繰り返し解きました。それで基準点以上を取れたので、たくさん問題を解くことが正義ではないと思いました。また、知識体系を知るために一冊の参考書で復習するようにしていました。(応用情報の内容も網羅しているのはまた別の話。)
午後のセキュリティは日頃業務に関わっているのでイメージしやすかったです。関わっているといっても当事者であるわけではありません。そういう話が聞こえてくる環境に身を置くだけでも実際に関わっている人の使う言葉を知って雰囲気を掴むことで読み解きやすくなったのだと思いました。そのためにも一つのシステムにどんなリスクがあるのかを知る必要があると思いました。
アルゴリズムは対策が大変でした。私の経験を踏まえると、一つの言語を学習してアルゴリズムで何ができるのかを一通り知ってからのほうがいいと感じました。(私はJavaを学習しました。)それから仕事で使ってみて、実際に仕事でどんな知識が必要かを知りました。基本情報の問題は仕事でも必要な基本的なテーマを扱っているため、基本情報を取得すること(アルゴリズムが解けること)は信頼向上につながると思いました。競プロもアルゴリズムスキルの証明になりますが、業務に必要なスキルを効率的に網羅するのは基本情報だと感じます。それでもアルゴリズムを楽しむには競プロという選択は良いと思います。通年制になる前の基本情報のアルゴリズム(過去問のアルゴリズム)を解いた時もありましたが、文章量が多く一題が重いことを考えるととっかかりには向いてないと思いました。ただ読解力をつけ問題慣れをするには解きごたえのある問題だと思いました。私は対策書に記載された過去問のアルゴリズムを一通り解いたため、サンプル問題が少し易しく感じました。
通年制になると、「いつ取るの?」というプレッシャーを感じます。確かに応用や高度試験に比べると簡単です。実際受けてみて、少し勉強すれば取れる内容だと感じました。しかし無理に急いで取る必要もないと思いました。知識は使って初めてその本質を知ると思います。試験問題で使うより業務で使ったほうが本質的だと思いました。そのため十分に業務で使ってから試験を受けるでも遅くないと思いました。私は業務で理解したことを基本情報という学問として整理しました。座学では得られない経験は大きいと思います。私も今年度から通年制度になった基本情報を受け基準点以上を取ったことを活かしたいと考えています。
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