自己紹介
Javaのアドベントカレンダー、5日目を書かせていただきます。
Shiryuと申します。
SES企業で業働いています。
コミュニティのイベントに出席したり、イベントの主催をしていたりします。
新卒一年目です。
今回は、Javaを主軸に洋書についてお話を書きます。
経緯
今回の執筆のきっかけは、 最新の本を読みましょうと言われたことです。
ある勉強会で自分が発表した内容の中で、参考にした書籍が5年ほど前のものであったことが原因でした。
自分自身では最適な選択をしたつもりでしたが、 どうやら海外ではその分野の本が出版されていたようです。
なるべく洋書にもアンテナを立てなければいけないとは思いつつも、なかなか一歩が踏み出せず…。
良い機会なので、今回調べてまとめてみました。
ちなみに、「五年前以上、Java8前の書籍はやめておいた方が良い」とのことでした。
簡単に調べたのですが、Java8以前はXMLファイルに依存したという書き方だったようです。
対象者
- 洋書の調べ方がわからないなぁと漠然と考えている方
書籍リスト
今回まとめた書籍のリストはこちらです。
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GoogleSheetリンク
上記にリンクを貼りました。必要であればご参照ください。
海外書籍は年間30冊刊行されており、日本書籍は9冊刊行されていました。(今回調査した限り)
市場規模から想定していた国内書籍刊行数は想像より非常に多かったです。(英語話者は日本語話者と比較して、10倍)
概ねは電子書籍が6000円〜8000円、ペーパーパックが6000円~10000円程度のようです。
国内書籍と比較して、2倍くらいになりますね。
著者プロフィールにJava Championと記されている方も多く、著者の肩書きとテーマ・出版社を基準に選定すると失敗しなさそうです。
調べ方について
基本的にAmazonで検索を行えば十分な書籍数は揃っているように思いました。
また、洋書という観点では、サブスクリプションもままある様子で、こういったサイトを参考にするのも良さそうです。
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O’Reilly members
今回の紹介している本は概ねこちらで読めそうですね。
下記で紹介しているPacket Publishingの書籍も含まれています。
年間7万円、一月8000円程度のようです。
Safari Books Onlineという名前でサービスを提供していたこともあるようですが、統合されたようです。
紹介記事(Zenn) : 全エンジニアが使うべき!「オライリーサブスク」を全力で紹介! -
Packet Publishing
一月3000円程度のようです。
同出版社の書籍を電子で読めるようです。 -
Apress access
Apressの書籍のサブスクリプション制度があったようですが、廃止されているようです。
現在はSpringerLinkという団体に吸収され、新規受付は停止されています。
SpringerLinkにはサブスクリプションシステムは無いようです。
ただ、SpringerLinkからはSoftCoverの書籍も送料無料で買えるようです。
Amazonで悩んだ時にこちらを見るのも良さそうです。 -
Manning Online
一月3000円程度のようです。
同出版社の書籍を電子で読めるようです。
また、ホームページからは執筆中の書籍が閲覧可能らしく…。
(参考 : 洋書の技術書を読んでみよう)
面白いですね、こちらの出版社は、紙の本を買うとPDFと電子書籍がついてくるようです。
しかも、完成された本も無料で読めたり…。(自然言語入門)
個人的に知らなかったことのまとめ
- ペーパーパックというと、紙の書籍を想像していました。
これは雑誌のような装丁だそうで、長期保管には向かないようです。
AmazonのKindle出版には、ペーパーパックを自動的に発刊させるシステムがあるようです。
つまり、装丁が公式のものではない可能性が有ります。
対策としては、Amazonを使わず、各出版社のサイトから注文することも候補になりそうです。 - 洋書の調べ方としては、基本的に大手出版社のサイトで検索をかけるのが安定しそうです。
Amazonでは個人出版が多く、見分けるのに非常に苦労しました。
また、日本語で翻訳されている書籍の出版社を見るのも良いかと思います。
独断と偏見での良さそうな書籍のピックアップ
この中のどれかから、来年一冊読んでみようかと思います。
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JUnit in Action
JUnit5について書籍で触れられている最新の本っぽいです。
公式ガイドを読んだ上でこちらについても学習したいですね。 -
Devops Tools for Java Developers: Best Practices from Source Code to Production Containers
JavaのDevOps系統の本です。
個人学習できちんとDevOpsをやりたいという思いがあり、興味が有ります。 -
Grokking Functional Programming (English Edition)
関数型プログラミングも教養として知りたいですね。
ペーパーパック版の評判も悪いし、日本語訳されているので、こちらを読むのが良さそうです。
なっとく!関数型プログラミング -
The Well-Grounded Java Developer, Second Edition
JVMからきちんとJavaを理解する本のようです。
audible、2000円払ったらPDFも読めるようですが、本当…? -
Get Your Hands Dirty on Clean Architecture: A hands-on guide to creating clean web applications with code examples in Java
実は設計周りの知識がそもそもありません。
なんでも良いから読むべきだという危機感があり、こちらを表からピックアップしてみました。
まとめ
- 書籍の傾向について
- JakartaEEについての書籍が1割近いようです。JakartaEEの需要が多いのでしょうか。
- CloudNativeについての書籍も多く出版されているようです。
- 書籍の選び方について
- 出版社はManning,Apress,Oreillyを抑えておけば間違いはなさそうです。
- 本の紹介ページの想定される読者を確認すると、レベル感の違いは防げそうです。
- 洋書に関しては、Oreillyのサブスクリプションの検索欄から探す方が、Amazonから探すよりも楽です。
- 海外と日本の比較
- 刊行冊数には3倍程度の開きが有りそうです。
- 国内では刊行されづらい分野も多そうです。(GCPやJakartaEE等)
宣伝
非常に長く続いている洋書の読書会があるようです。
こちら。(すごい!)Java読書会
全く個人的に関わりのないイベントですが、良いなと思ったので宣伝です。
また、来年1~2月頃にむきむきJavaで、EffectiveJavaの読書会を行います。
オンライン上での読書会もあるようですEffective Java オンライン読書会。
Effective Javaは、Java Developer向けの教本として、長い間愛されてきた教本のようです。(読むのはこれからなので、楽しみです。)
オフラインを想定しておりますので、少し気になった方はぜひconnpassでグループに登録してみてください。
感想
- 現在こちらの文章は、WriterSideで書いているのですが、IntelliJ IDEAのタイポをしっかりと指摘してくれました。
lが2個なの、指摘してくれなければ一生気づかなかったかも知れません。ありがとうwriterside。 - Javaという言語単位の文脈では、刊行冊数自体にあまり違いが無いように見受けられました。
ソフトウェアの文脈であれば、さらに範囲も冊数も広がるのでしょうが、それはまた別の機会にしてみようかと思います。 - たくさん冊数を読んだから偉いというわけでもなく、どれだけ言語化して身につけるかどうかを大事にしたいですね…。(横目で図書館から借りたたくさんの本を見ながら)
- Amazonページを翻訳すると、洋書をを選定する抵抗がかなり薄れそうです。
以上!