Windows で Raspberry pi pico 開発時の Debug probe エラー

はじめに

Raspberry pi pico を Windows 環境で開発しようとした場合、Raspberry Pi Pico extension の利用が楽です。

依存関係を含めて、すべて自動的に導入してくれます。

ビルドや、Debug probe (SWD） を利用した書き込みも、メニュークリックで実施できます。

今回、『Flash Program (SWD)』 を選択した際にエラーが発生したので、解決方法をまとめました。

エラーについて

今回発生したエラーは以下のとおりです。
公式情報を下に Blink サンプルプログラムを作成し、実行しましたがエラーが発生しました。

Open On-Chip Debugger 0.12.0+dev (2025-07-17-14:39)
Licensed under GNU GPL v2
For bug reports, read
        http://openocd.org/doc/doxygen/bugs.html
Error: The specified adapter driver was not found (linuxgpiod)
The following adapter drivers are available:
dummy          { jtag }
ftdi           { jtag swd }
usb_blaster    { jtag }
esp_usb_jtag   { jtag }
jtag_vpi       { jtag }
vdebug         { jtag swd }
jtag_dpi       { jtag }
ft232r         { jtag }
usbprog        { jtag }
vsllink        { jtag swd }
rlink          { jtag }
ulink          { jtag }
angie          { jtag }
arm-jtag-ew    { jtag }
remote_bitbang { jtag swd }
hla            { jtag swd }
osbdm          { jtag }
opendous       { jtag }
cmsis-dap      { jtag swd }
kitprog        { swd }
xds110         { jtag swd }
st-link        { jtag swd swim }

 *  ターミナル プロセス "C:\Users\user\.pico-sdk\openocd\0.12.0+dev\openocd.exe '-s', 'C:\Users\user/.pico-sdk/openocd/0.12.0+dev/scripts', '-f', 'raspberrypi-swd.cfg', '-f', 'target/rp2350.cfg', '-c', 'adapter speed 5000; program "c:/Users/user/Documents/develop/blink3/blink/build/blink.elf" verify reset exit'" が終了コード 1 で終了しました。 

サイトを検索したりすると、OpenOCD 自体の不具合や、Windows の Driver 起因の問題など、いろいろ情報が出てきます。

結論から言えば、今回の事象には関係がありませんでした。

解決方法

raspberry-swd.cfg がソースのルート直下にいます。
書き換えてください。

# adapter driver linuxgpiod
adapter driver cmsis-dap

adapter gpio swdio -chip 0 24
adapter gpio swclk -chip 0 25

以上です。

まとめ

完全に備忘録です。
めっちゃ調査して、 msys2 入れたり、ドライバ差し替えたりしたのに、完全に見当違いでした。