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【実践編】結局エンジニアの職務経歴書はどのように書くのがベストなのか

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#職務経歴書に何を書くのか?
以前記載した職務経歴書の概要については以下を参照ください。
[概要編]はこちら

ここでは実際に何を書いていく必要があるのかを紹介します。
基本的な記載事項は以下になります。

##職務経歴書の順序

  1. 記入日
  2. 氏名(フルネーム)
  3. 職務要約
  4. 得意業務又は活かせる経験
  5. 職務経歴の詳細
  6. 資格
  7. 技術スキル
  8. 自己PR
  9. 「以上」の締め

1.2.9以外は順不同で構いません。
全体のバランスを見て調整しましょう。
エンジニアは作り手です。
職務経歴書も制作物としてユーザー(面接官)がどう捉えるか意識して作成しましょう。

##職務要約
5W1Hを意識して書きましょう。
・Who :(だれが)
・When :(いつ)
・Where:(どこで)
・What :(なにを)
・Why :(なぜ)
・How :(どのように)

■ 5W1H
Who  :私
When :20◯◯年◯月
Where:株式会社◯◯で
What :開発
Why  :顧客の課題解決のため
How  :要件定義から参画

キーワードだけ抜粋するとこのようになります。
これを文章にしていったものが以下になります。

■ 記入例
私は20◯◯年◯月に株式会社◯◯へ入社し、
主に◯◯業界向けシステムにおける顧客の課題解決のため、
開発エンジニアとして要件定義から導入まで一貫して経験してまいりました。

5W1Hを必ずしも満たしている必要はありませんが、これまでの経験をキーワード化するとこの後に続く職経歴も書きやすくなります。
【目次へ戻る】

##得意業務又は活かせる経験
得意業務と言われると謙遜してしまうかもしれませんが、活かせる経験と考えてみると思い浮かぶ経験があるのではないでしょうか。
必ずしも誰かより秀でていなければならないというわけではなく、業務の遂行にあたって問題ないものや、経験のある領域について記載してみましょう。

・工程
  例1:要件定義から導入に至るまでの一貫した経験
  例2:システム監視におけるオペレーション経験
・業務内容
  例1:Webシステムの開発における技術選定の経験
  例2:エンドユーザーとの折衝経験
・技術経験
  例1:PHP(Laravel)によるWeb開発経験
  例2:Cisco製品を用いたL2/L3スイッチの構築経験
・マネジメント
  例1:全体◯名規模のプロジェクトマネジメント経験
  例2:新人への教育経験
・学習意欲
  例1:未経験技術であってもキャッチアップし実践に活かした経験
  例2:継続的な資格の取得

この項目で多くを語る必要はありませんので、箇条書き程度に収めましょう。
本格的にアピールしたい部分に関しては、後述する「自己PR」に記載します。

【目次へ戻る】

##職務経歴の詳細
ここで記載するのはこれまで参画してきたプロジェクトについてです。
まずは在籍企業について記載します。

・在籍企業名と在籍期間:株式会社◯◯(20◯◯年◯月~20◯◯年◯月 現在)
・資本金:◯◯万円
・事業内容:HPに記載のある事業内容
・従業員数:◯◯人
・雇用形態:正社員・契約社員・アルバイト など

次に各プロジェクトについて記載していきます。

・プロジェクトの概要
  例:自社システムにおける改修業務
・期間
  例:20◯◯年◯月~20◯◯年◯月
・担当工程
  例:要件定義、基本設計、詳細設計、実装、テスト
・担当業務内容
  ※ここでも【5W1H】を意識して業務内容を記載ください。
・そこでの実績や得られたこと
  ※工夫した経験:工数削減、効率化など
  ※学びを得た事:工程、技術、調整 など
・技術環境
  ・OS
  ・言語
  ・フレームワーク
  ・DB
  ・ミドルウェア
  ・ネットワーク機器
  ・その他(クラウド、ツール など)
  ※バージョンや機器の品番まで書けると理想
・規模やメンバー構成、役割
  ・全体:◯名
  ・プロジェクト:◯名
  ・役割:メンバー、PL、PM など

※これらをプロジェクト毎に記載しましょう。
表にすると見やすくなります。

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##資格
取得年月と資格の正式名称を記載しましょう。
資格の正式名称一覧はこちら

◯◯年◯月 普通自動車第一種運転免許 取得
◯◯年◯月 基本情報技術者試験 合格
◯◯年◯月 CCNA(Cisco Certified Network Associate)合格

【目次へ戻る】

##技術スキル
経験のある技術とその技術レベルを表すものとなります。
記載のポイントは以下の4点

・カテゴリ
・種別
・経験年数
・どれくらいの知識を有しているのか

▼書き方の例

・カテゴリ
 ・OS
 ・言語
 ・FW
 ・DB
 ・ミドルウェア
 ・機器 等々
・種別
 ・Windows
 ・Linux
 ・Java SE 15
 ・Cisco Catalyst 2960X 等々
・経験年数
 ・◯年、◯ヵ月 等々
・スキルレベル
 ・通常使用に問題なく指導も可能
 ・通常使用に問題なし
 ・調べながらであれば作業可能
 ・自己研鑽/大学で使用 等々

書き方に指定はないですが、表にすると見やすくなります↓

カテゴリ 種別 経験年数 スキルレベル
OS Linux 3年 通常使用に問題なし
言語 PHP 3年 通常使用に問題なし
フレームワーク Laravel 3年 通常使用に問題なし
DB MySQL 3年 通常使用に問題なし
ミドルウェア) Apache 3年 通常使用に問題なし
※どういった分類に分けていただいても構いません。
ミドルウェアやネットワーク機器、開発ツールなども分けてより細かく記載できることが理想です。

【目次へ戻る】

##自己PR
得意業務又は活かせる経験で記載した内容をより具体化して書いていきましょう。
具体化=PRするにあたってその裏付けとなる出来事などエピソードを記載する必要があります。
「5W1H」+「PDCA」を交えたエピソードを記載してみましょう。

##終わりに
実際に書き始めてみないとわからないことも多いので、まずは書いてみるということころからスタートしていきましょう。
エージェントサービスを活用すると書類の添削も行ってくれます。
その他メリットも多いので是非活用してみてください。

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