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UnityAdvent Calendar 2016

Day 14

できるだけ手抜きでUIのアニメーションを実現する

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この記事は、UnityAdventCalendar2016 14日目の記事になります

#はじめに

去年に引き続きまして、12月14日にUIで手抜きするためのTips的なものをアップさせていただきます。
ちなみに、14日は私の誕生日です。

##去年の記事
http://qiita.com/ShiroKuro/items/c028d29229fc135bac01
こちらで、ノンコーディングでEditorから触れる機能だけで簡単なUI遷移を行いました。

##今年の記事
去年、Animationで遷移アニメを作成し、TriggerからのUI遷移を行いましたが、
正直Animationの作成がめんどくさいです。
ですので、今回はアニメーションを出来るだけシンプルな形で実装してみようと思います。

###実装
とりあえず、各画面の状態を作ります。

状態1
image

状態2
image

状態3
image

ではここにアニメーションを作っていこうと思いますが、3画面間の遷移で6パターンのアニメを作るのは大変です。
とりあえず、遷移は置いておいて、各状態を記憶したAnimationClipを作りましょう。

状態1
image

状態2
image

状態3
image

準備は大体これでできました。

ではAniamtionControllerを適当に組み上げます。
image

遷移条件は以下みたいな感じです。
image
ここでTransitionDuration(s)を0.2~0.5秒くらいにしとくのがポイントです。

後は、遷移条件をコントロールするViewに値を渡してやります。

ViewControl.cs
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;

[RequireComponent(typeof(Animator))]
public class ViewControl : MonoBehaviour {
	private Animator _animator;
	private Animator Anim{
		get{
			return _animator??(_animator = GetComponent<Animator>());
		}
	}

	public void SetView(int viewId){
		Anim.SetInteger ("View", viewId);
	}
		
	void Update(){
		///View3から戻すコントロールをつけ忘れたのでコードから
		if (Input.GetKeyDown (KeyCode.Escape)) {
			SetView (1);
		}
	}
}

各ボタンと、こちらのSetViewを紐づけてやればOKです。

###完成図
Advent2016.gif
画面間の遷移アニメができました。

これは、AnimatorのState間の自動補完を利用して、アニメーションをなんちゃってで作っています。
手抜きではありますが、何もないよりは画面が動いて楽しいのではないでしょうか?
(ちなみにLinearでしか遷移しないのでEaseTypeをいじりたい場合は真面目に作ってください)

**おまけ
こんなUIパーツを作ります
image

こんなスクリプトを書きます
(DoTweenを事前にインポートしています。)

WindowScript.cs
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
using DG.Tweening;

public class WindowScript : MonoBehaviour {
	void Awake(){
		this.transform.localScale = Vector3.zero;
	}


	void OnEnable(){
		this.transform.DOScale (1.0f, 0.3f);
	}

	public void Close(){
		this.transform.DOScale (0.0f, 0.3f)
			.OnComplete ( ()=> this.gameObject.SetActive (false));
	}

}

こっそりHeaderに用意していたメニューボタンに以下を、
image

作成したウィンドウのCloseボタンに以下を紐づけます。
image

あとは、作成したウィンドウを非アクティブにして、Playボタンを押します。
Advent2016_1.gif

ウィンドウ型ダイアログの完成です。

MonoBehaviourのMessageのOnEnableはオブジェクトがアクティブになった瞬間に呼ばれるので、
ここにイベントを仕込んでおくといろいろと便利です。
(OnDisableは呼ばれたら非Activeになるのでアニメを仕込むのには向ていないです……)

今回もほとんどコードは書いていませんが、皆さんいろいろと試して動きのある画面を作ってみてください。
簡単なアニメーションでもアプリの印象が大分変わります。

明日はKan_Kicuchiさんの「クラスを丸ごと保存するデータ管理方法」です。

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