はじめに:よくある業務シーン
「会議が終わった。内容を共有しないと...」
「誰が何を決めたんだっけ?」
「次のアクションアイテム、誰がいつまでにやるんだっけ?」
こうした場面、ありますよね。
会議が終わったら、参加者や関係者に内容を共有する。決まったこと、次にやること、誰が担当するか。
でも、会議中は話を聞くのに必死で、メモが断片的。あとから見返しても、「何が決まったのか」が分かりにくい。
議事録を書こうとしても、どこまで詳しく書けばいいのか、何を省略していいのか、悩んでしまう。
特に4月は、新入社員として初めて会議に参加する人、異動して新しいチームの会議に出る人が増える時期です。
「議事録を書いてください」と言われて、「どう書けばいいの?」と焦る。学生時代のゼミとは違う、「ビジネスの議事録」のルールが分からない。
そんな経験、ありませんか?
この業務、なぜ大変なのか
会議後の共有が大変なのは、「聞きながらメモ」「重要なポイントの判断」「読みやすい形への整理」を同時にやる必要があるからです。
会議中はメモが取りにくい
- 話を聞きながら、メモを取る。でも、全部は書けない
- 重要なポイントを判断しながらメモを取る必要があるが、初めての会議では何が重要か分からない
- 専門用語や人名が飛び交うと、メモが追いつかない
何が「決定事項」なのか分かりにくい
- 議論の途中で出た意見と、最終的に決まったことの区別が難しい
- 「それ、やっておいて」という指示が、誰に対してなのか曖昧
- 「次回までに」と言われたが、具体的な期限が決まっていない
読む相手によって、書き方が変わる
- 参加者向け:決定事項とアクションだけでいい
- 不参加者向け:議論の経緯も含めて書く必要がある
- 上司向け:結論を先に、簡潔に
この「メモ」「判断」「整理」を、会議後の限られた時間でやるのは、思った以上に負担です。
新しい環境では、「議事録のフォーマット」も「チームの暗黙のルール」も分からないため、さらに時間がかかります。
Copilot Chatをこう使う
ブラウザで https://m365.cloud.microsoft/ にアクセスし、以下のように入力します。
プロンプト例
以下の会議メモから、参加者向けの共有メモを作成してください。
決定事項、アクションアイテム(担当者と期限)、次回の予定を明確にしてください。
【会議名】新製品の販売戦略会議
【日時】2026年4月10日 10:00-11:00
【参加者】田中部長、鈴木、佐藤、私
【メモ】
・田中部長から、新製品Xの販売目標を共有(今期500台)
・鈴木さんから、現在の見込み客リストを報告(約200社)
・営業資料の作成が必要。佐藤さんが担当。来週までに初稿を作る
・価格設定について議論。競合より10%安くする方向で検討
・次回は4月17日、価格の最終決定をする
・私は見込み客リストを精査して、優先順位をつける。今週金曜まで
Copilot Chatは、このように返してくれます(一例):


Before / After
Before(Copilot Chatを使わない場合)
- 会議中にメモを取る(会議中)
- メモを読み返して、決定事項を整理(10分)
- アクションアイテムを整理(担当者と期限を確認)(5分)
- 共有メモを文章にまとめる(15分)
- 読み返して、分かりにくい箇所を修正(5分)
- 送信(1分)
合計:約36分
新入社員や異動者の場合、「この書き方で大丈夫か」と不安になり、さらに時間がかかることも。
After(Copilot Chatを使う場合)
- 会議中にメモを取る(会議中)
- メモをそのままCopilot Chatに入力(3分)
- 生成された共有メモを確認し、必要に応じて調整(5分)
- 送信(1分)
合計:約9分
「議事録の型」を学びながら、実務を進められる。
活用のコツ
1. メモは箇条書きで十分
会議中のメモは、箇条書きで大丈夫です。
「〇〇について話した」「△△を決めた」「□□さんが担当」という短いメモで構いません。
Copilot Chatが、それを読みやすい議事録に整えてくれます。
2. 「決定事項」と「議論」を区別する
メモを取るときに、決定事項には「→決定:」、アクションには「→TODO:」など、マーカーをつけておくと、Copilot Chatがより正確に整理してくれます。
例:
・価格について議論
→決定:競合より10%安くする
・営業資料が必要
→TODO:佐藤さん、来週までに初稿
3. 共有の相手を伝える
「参加者向け」「不参加者向け」「上司向け」など、誰に共有するかを伝えると、適切な詳しさの共有メモが生成されます。
例:
以下の会議メモから、不参加者向けの共有メモを作成してください。
議論の経緯も含めて、分かりやすく書いてください。
4. フォーマットを指定する
会社やチームで決まったフォーマットがある場合は、それを伝えます。
例:
以下のフォーマットで、会議の共有メモを作成してください。
1. 決定事項
2. 保留事項
3. アクションアイテム(担当者、期限)
4. 次回予定
5. 新入社員・異動者へのヒント:生成された議事録から学ぶ
Copilot Chatが生成した議事録は、「ビジネス議事録の型」のお手本としても使えます。
- どこまで詳しく書くか
- どんな項目立てにするか
- どれくらいの長さがちょうどいいか
何度か使ううちに、「こういう書き方をすればいいんだ」というパターンが身につきます。
Copilot Chatは、あなたの「先輩」でもあります。
6. 会議中の録音・文字起こしとの組み合わせ
Teamsの会議録音や文字起こし機能を使っている場合、その内容をCopilot Chatに渡すことで、さらに正確な議事録が作れます。
(ただし、文字起こしが長い場合は、重要な部分だけを抜粋して渡すのがコツです)
まとめ:この業務の「型」
会議後に内容を共有するときの型は、こうです:
- 会議中にメモを取る(箇条書きで十分)
- Copilot Chatに入力する(共有相手も伝える)
- 生成された共有メモを確認する(決定事項とアクションが明確かチェック)
- 必要に応じて調整する(抜けている情報を追加)
- 共有する
Copilot Chatは、断片的なメモを整理して、読みやすい議事録にまとめてくれます。
あなたがやるのは、会議中にメモを取ること。それだけです。
新しい環境で、「議事録の書き方がわからない」と不安になる必要はありません。Copilot Chatが、適切な「型」を示してくれます。
会議後の共有に使う時間を、本来の業務に充てる。それが、Copilot Chatの役割です。