はじめに
今回は セキュリティ・プライバシー編 です!
「Copilot Chatに情報を入力して大丈夫?」
「会社の機密情報を入力したら漏れない?」
「入力した内容で学習されちゃう?」
AIツールを使う時、こんな不安を感じたことはありませんか?
本記事では、利用者の皆さんが実際に気になる疑問に、わかりやすくお答えします。
📌 本記事の前提条件
本記事は、Microsoft 365ライセンスを契約している企業 でCopilot Chatを使う方を対象としています。
- Microsoft 365 Business Standard / Premium
- Microsoft 365 E3 / E5
- その他、Copilot Chatが利用可能なライセンス
⚠️ 免責事項
本記事の内容は、2025年12月時点の情報に基づいています。
また、記事内容には著者の私見や、一部古い情報が含まれている可能性があります。
実際の利用にあたっては:
- セキュリティに関する最新情報は公式サイトでご確認ください
- 社内のセキュリティポリシーやガイドラインを必ず確認してください
- 不明点があれば、IT部門にご相談ください
Q1: 入力した内容は他の人に見られる?
A1: いいえ、見られません ✅
あなたの会話は、あなただけのものです。
- ❌ 他の利用者には見えません
- ❌ 社内の同僚にも見えません
- ✅ あなただけが自分の会話履歴を見ることができます
詳しく説明
Copilot Chatでの会話は、個人のアカウントに紐付いて保存されます。
たとえ同じ会社の同僚であっても、あなたの会話内容を見ることはできません。
例:
あなたが入力:「今日の会議資料を要約して」
→ この会話はあなただけが見える
同僚Aさんが入力:「週報のテンプレートを作って」
→ この会話はAさんだけが見える
ただし、注意点:
- IT部門が監査ログで「誰がいつ使ったか」は確認できる場合があります
- 会話の内容そのものは見られませんが、利用状況は記録されます
Q2: 入力した内容でAIが学習する?
A2: いいえ、学習しません ✅
あなたのデータは、AIの学習には使用されません。
- ❌ あなたの入力内容でAIが学習することはありません
- ❌ あなたのデータが他のユーザーの回答に影響を与えることはありません
- ✅ あなたのデータは「顧客データ」として保護されます
詳しく説明
Copilot Chat(Microsoft 365)では、標準設定で学習に使用されないようになっています。
他のAIツール(無料版など)との違い:
| ツール | 学習の扱い |
|---|---|
| Copilot Chat(Microsoft 365) | 学習に使用されない(標準) |
| 一般的な無料AIツール | 学習に使用される場合がある |
なぜ学習されないことが重要?
もし学習されてしまうと:
- あなたの会社の情報が、他の人の質問への回答に使われる可能性
- 機密情報が意図せず外部に漏れる可能性
Copilot Chatでは、こうしたリスクがありません。
Q3: 会社の機密情報を入力しても大丈夫?
A3: 基本的には安全ですが、社内ルールを守りましょう ⚠️
技術的には保護されていますが、注意は必要です。
セキュリティ面では保護されています
✅ Microsoft 365のセキュリティで保護
- データは暗号化されて保存
- Microsoft 365の契約に基づいて管理
- 学習には使用されない
✅ エンタープライズグレードの保護
- GDPR、HIPAA、ISO 27001などのコンプライアンスに対応
- データ損失防止(DLP)機能
- 情報保護ラベル(「社外秘」「機密」など)との連携
でも、注意すべきこと
⚠️ 社内ルールを確認しましょう
- 会社によって「AIに入力してはいけない情報」のルールがある場合があります
- 例:顧客の個人情報、契約情報、財務情報など
⚠️ 常識的な判断も大切
- 「これ入力して大丈夫かな?」と思ったら、IT部門に確認
- パスワード、クレジットカード番号などは絶対に入力しない
- 最終的な判断は人間(あなた)がする
実際の利用シーン別
| シーン | 安全性 | 説明 |
|---|---|---|
| 文章の校正 | ✅ 安全 | 一般的な文書なら問題なし |
| 会議のメモ要約 | ✅ 安全 | 社内情報の整理に便利 |
| Excelデータの分析 | ⚠️ 要確認 | 個人情報が含まれる場合は社内ルール確認 |
| 契約書のレビュー | ⚠️ 要確認 | 顧客情報が含まれる場合は要注意 |
Q4: データはどこに保存される?
A4: Microsoft 365の契約に基づいて保存されます
あなたの会社のMicrosoft 365データと同じ場所に保存されます。
データ保存の仕組み
✅ 契約リージョン内に保存
- Microsoft 365契約時に指定したリージョン(地域)内
- 日本の企業なら、日本リージョンに保存されることも
- データ主権(データがどこにあるか)が守られる
✅ 勝手に外部に出ていかない
- Microsoft以外の第三者に提供されない
- 学習のために外部に送られない
- あなたの会社のデータとして管理される
なぜ保存場所が重要?
データがどこに保存されるかは、法律やコンプライアンスの観点で重要です。
例えば:
- 日本の個人情報保護法
- EUのGDPR(一般データ保護規則)
- 業界固有の規制(医療、金融など)
Copilot Chatは、Microsoft 365の既存の契約条件に基づいて動作するため、追加のリスクはありません。
Q5: 会話の履歴は残る?削除できる?
A5: 履歴は残りますが、削除もできます
会話履歴は自動的に保存され、あなただけが見ることができます。
会話履歴の扱い
✅ 履歴は残ります
- 過去の会話を後から見直せる
- 同じ質問を何度もする必要がない
- 継続的な作業に便利
✅ 削除も可能です
- 個別の会話を削除できる
- 必要なくなった履歴は消せる
- 定期的に整理することも推奨
履歴を削除する方法
- Copilot Chatの画面を開く
- 削除したい会話を選択
- 削除ボタンをクリック
注意:
- 削除した会話は復元できません
- 監査ログには利用記録が残る場合があります(内容は見えない)
Q6: 誰がいつ使ったかは記録される?
A6: はい、利用状況は記録されます(内容は見えません)
IT部門が、利用状況を監査できる場合があります。
記録される情報
✅ 記録されるもの:
- 誰が(ユーザー名)
- いつ(日時)
- どのくらい(利用時間、回数)
❌ 記録されないもの:
- 会話の内容
- 入力した質問
- AIの回答
なぜ記録が必要?
企業では、以下の理由で利用状況を記録します:
- セキュリティ監査のため
- コンプライアンス対応のため
- 不正利用の検知のため
内容は見られないので、適切な業務利用であれば問題ありません。
Q7: プロンプト(質問内容)は他の人に共有される?
A7: 自分で共有しない限り、他の人には見えません
あなたのプロンプトは、あなただけのものです。
プロンプト共有の仕組み
❌ 自動的には共有されません
- 他の人があなたのプロンプトを勝手に見ることはできません
- 社内で自動的に共有されることもありません
✅ 自分で共有することは可能
- 便利なプロンプトをチームで共有したい場合
- 自分で選択して共有できる
- メール、Teams、ドキュメントなどで共有
チームでの活用
良いプロンプトを見つけたら、積極的に共有しましょう:
- 「こういう聞き方をすると良い回答が得られた」
- 「この形式でお願いすると便利」
ただし、プロンプトに機密情報が含まれていないか確認してから共有してください。
まとめ
Copilot Chat(Microsoft 365)の セキュリティ・プライバシー について、よくある疑問にお答えしました。
安心できるポイント ✅
- ✅ あなたの会話は他の人に見えない
- ✅ 入力内容は学習に使用されない
- ✅ Microsoft 365のセキュリティで保護されている
- ✅ データは契約リージョン内に保存される
- ✅ 会話履歴は自分で削除できる
注意すべきポイント ⚠️
- ⚠️ 社内のセキュリティルールは必ず守る
- ⚠️ 機密情報の扱いは慎重に
- ⚠️ AIの回答は必ず自分で確認する
- ⚠️ 疑問があればIT部門に相談
最後に
Copilot Chatは、適切に使えば安全で便利なツールです。
技術的には高度なセキュリティで保護されていますが、最終的にはあなた自身の判断が最も重要です。
- 「これ入力して大丈夫?」と思ったら、入力前に確認
- 社内ルールを守る
- AIの回答を鵜呑みにせず、自分で考える
この3つを心がけて、安心してCopilot Chatを活用してください!
次回は、Copilot Chatのさらなる活用方法をお届けします。お楽しみに!