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Microsoft 365無償版のCopilot Chatガイド(45)OfficeAgent(2026年2月版)

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Last updated at Posted at 2026-03-05

はじめに:チャットから直接ファイルを作る

「プレゼン資料を作りたいけど、ゼロから作るのは大変...」
「報告書の下書きを作りたいけど、調査から始めるのは時間がかかる...」

2025年9月、こうした悩みに応える新機能が登場しました。

Office Agent です。

Copilot Chatで指示を出すだけで、Word文書やPowerPointプレゼンテーションを生成してくれる機能です。

日本でも使えます。 ただし、いくつか条件があります。

この記事では、Office Agentとは何か、どう使うのか、日本で使うための条件を整理します。


Office Agentとは

概要

Office Agentは、Copilot Chat上でWord文書やPowerPointプレゼンテーションを生成する機能です。

従来のCopilot Chatは「テキストで回答する」だけでしたが、Office Agentは「完成したOfficeファイルを作成する」ことができます。

どこで使うのか

  • Copilot Chat(ブラウザ版、またはMicrosoft 365 Copilotアプリ)

Word、Excel、PowerPointのアプリ内ではなく、Copilot Chatの画面から使います。
image.png


Office Agentでできること

PowerPoint

プレゼンテーション資料を生成します。

できること:

  • Web調査を含むスライド作成
  • テーマ・デザインの自動適用
  • 構造化されたプレゼンテーション
  • スライドの枚数・内容の調整

使い方の例:

[トピック]について、タイトルスライド、重要な分析情報の3スライド、リスクと軽減策の2スライド、最後に「次のステップ」スライドを含む7スライドのエグゼクティブブリーフを作成してください。クリーンなエンタープライズスタイルを使用し、各スライドに短い発表者ノートセクションを含めてください。

Copilotが以下を実行します:

  1. 意図の確認(対象読者、テーマ、重点項目など)
  2. Web調査の実施
  3. スライドの生成
  4. フィードバックに基づく修正

Word

報告書・提案書を生成します。

できること:

  • Web調査を含む文書作成
  • 構造化された報告書
  • 見出し・セクションの自動構成
  • 内容の調整・修正

使い方の例:

[イニシアティブ]を要約し、[対象読者]への価値を概説し、最初の30日間のチェックリストを含む2ページの顧客概要を下書きしてください。

Copilotが以下を実行します:

  1. 意図の確認(文書の長さ、詳細度など)
  2. Web調査の実施
  3. 文書の生成
  4. フィードバックに基づく修正

Excel

近日提供予定

現時点(2026年2月)では、まだExcelのOffice Agentは提供されていません。


日本で使うための条件(2026年2月時点)

Office Agentを日本で使うには、以下の条件が必要です。

重要: これは現時点(2026年2月)でのプレビュー段階の条件です。正式リリース後は、標準のMicrosoft 365ライセンスだけで使える可能性があります。

1. ライセンス(現時点)

Office Agentは、Frontierプログラム経由で提供されています。

Frontierプログラムに参加するには:

  • Microsoft 365 Copilotライセンスが必要
  • 前提:対象のMicrosoft 365プラン(Business Basic, Business Standard, Business Premium, E3, E5など)

重要: 現時点では、標準ライセンス(Business Basic, Business Standard, E3など)だけでは、Frontierプログラムに参加できません。Microsoft 365 Copilotライセンスの追加購入が必要です。

2. Frontierプログラムへの参加

Frontierプログラムは、Microsoftの早期アクセスプログラムです。

参加方法:

  1. Microsoft 365管理センターにアクセス
  2. 「Copilot」→「設定」→「ユーザーアクセス」
  3. 「Copilot Frontier」を選択
  4. 特定のユーザー、グループ、または全員を選択

日本からの参加: 可能です。Microsoftの日本公式ブログでもFrontierプログラムが紹介されています。

3. Anthropicモデルの有効化(重要!)

管理者がAnthropicモデルを有効化する必要があります。

有効化方法:

  1. Microsoft 365管理センターにアクセス
  2. 「設定」→「組織設定」→「サービス」→「Copilot」
  3. 「AI providers for other large language models」(他のLLM用AIプロバイダー)を有効化

注意:

  • テナント全体への有効化が必要
  • この設定をしないと、Office Agentは表示されません

4. 言語対応

日本語でも使えます。

日本語でプロンプトを入力すれば、日本語でファイルを生成してくれます。


使い方の流れ

1. Copilot Chatを開く

Webブラウザで copilot.microsoft.com にアクセスするか、Microsoft 365 Copilotアプリを起動します。

2. Office Agentを選択

左メニューから「Office Agent (Frontier)」を選択します。

表示されない場合は:

  • Frontierプログラムに参加しているか確認
  • Microsoft 365 Copilotライセンスがあるか確認
  • Anthropicモデルが有効化されているか確認

3. 指示を出す

作りたいファイルの内容を、日本語で指示します。

4. Copilotが確認

Copilotが、意図を明確にするための質問をしてきます:

  • スライドの枚数は?
  • どのようなビジュアルテーマにしたいか?
  • 対象読者は誰か?

5. Web調査が始まる

Copilotが関連情報をWebで調査します。

調査内容はリアルタイムで表示されるので、途中で止めたり、方向を修正したりできます。

6. ファイルが生成される

PowerPointまたはWordファイルが生成されます。

生成されたファイルは、ダウンロードして自分で編集できます。

7. フィードバック・修正

日本語でフィードバックを出すと、Copilotが修正してくれます。

例:

  • 「もっと詳細を追加して」
  • 「このセクションを変更して」

技術的な特徴

使用モデル

Office Agentは、**Anthropic(Claude)**のモデルを使用しています。

Microsoftは、タスクに応じて最適なAIモデルを選択する戦略を取っており、Office Agentには推論能力の高いAnthropicモデルが選ばれました。

チャットファーストのアプローチ

Office Agentは「チャットから始める」アプローチです。

  1. チャットで会話しながら要件を明確化
  2. Web調査を実施
  3. ファイルを生成
  4. チャットでフィードバック・修正

このアプローチにより、「何を作ればいいか分からない」状態から始めても、対話を通じて明確にできます。


ライセンス別の利用可能範囲

現時点(2026年2月・プレビュー段階)

標準ライセンスのみ(Business Basic, Business Standard, E3など)

利用不可:

Frontierプログラムに参加できないため、Office Agentは使えません。

この連載で紹介している「ブラウザ版Copilot Chat」や「Office内のCopilot Chat」は使えます。

Microsoft 365 Copilotライセンス

利用可能:

条件:

  • Frontierプログラムへの参加
  • Anthropicモデルの有効化(管理センターで設定)
  • 日本語対応

利点:

  • Office Agentが使える
  • 組織データ(メール、ファイル、会議)を参照可能
  • より精度の高いファイル生成

正式リリース後の見込み

Microsoftは「拡張されたアクセスは近日公開予定」とアナウンスしています。

正式リリース後は、標準のMicrosoft 365ライセンス(Business Basic, Business Standard, E3など)だけで使える可能性があります。

つまり、Microsoft 365 Copilotライセンスがなくても、Office Agentが使えるようになるかもしれません。

ただし、これは確定情報ではないため、続報を待つ必要があります。


実際の使い道

プレゼン資料の下書き作成

外部向けのプレゼンや社内報告の下書きを、Web調査を含めて作成できます。

生成されたファイルをベースに、自分で修正・調整すれば、ゼロから作るより大幅に時間を短縮できます。

報告書・提案書の骨組み作成

「何を書けばいいか分からない」状態から、対話を通じて要件を明確化し、骨組みを作れます。

生成された文書を見ながら、「ここをもっと詳しく」「この視点を追加して」と修正していけば、完成度を高められます。

調査を含む資料作成

Web調査を自動で実施してくれるので、「まず調査してから資料を作る」という流れを一気に進められます。


まとめ:Office Agentの位置づけ(2026年2月時点)

Office Agentは:

  • Copilot Chat上でOfficeファイルを生成する新機能
  • チャットで会話しながら、要件を明確化できる
  • Web調査を含む資料作成が可能

日本で使うには(現時点・プレビュー段階):

  • Microsoft 365 Copilotライセンスが必要
  • Frontierプログラムへの参加が必要
  • Anthropicモデルの有効化が必須
  • 日本語対応
  • 日本からも利用可能

正式リリース後の見込み:

  • 標準のMicrosoft 365ライセンスだけで使える可能性がある
  • Microsoft 365 Copilotライセンスがなくても利用できるようになるかもしれない

現時点での推奨:

標準ライセンス(Business Basic, Business Standard, E3など)のみの場合:

  • 現時点ではOffice Agentは使えません
  • この連載で紹介している「ブラウザ版Copilot Chat」や「Office内のCopilot Chat」を活用しましょう
  • 正式リリースを待つのも選択肢です

Microsoft 365 Copilotライセンスを持つ場合:

  • Frontierプログラムに参加すれば、日本からでも使えます
  • 日本語で使えます
  • 将来的には一般提供される可能性が高いです
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