AWSをこれから学習するにあたり、Skill Builderをはじめようとしている方向けに、同じくAWS初心者としてSkill Builderで学習している立場から、Skill Builderをはじめてみて感じたことを紹介する記事です。
Skill Builderとは
一言で言えば、AWS公式のオンライン学習ポータルサイトです。
500を超える学習コンテンツが、すべて無料で提供されています。
個人およびチームでサブスクリプション契約をすると、追加機能が利用できるようになります。
詳細はリンクをご覧ください。
Skill Builderを触ってみる
私がSkill Builderの利用開始直後に着手したのは、 AWSome Day Online Conference でAWS初心者に最適なコースとして紹介されていた AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner です。
しかし、始まってすぐに全編英語であることが判明し、日本語に比べ学習効率が悪いと判断し早期に撤退しました。(そもそも内容自体が完全な初心者には優しくないように感じました。。)
その後、有識者からのオススメもあり、 AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版) の受講を進めていくことにしました。
この記事では主に AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版) を受講してみて感じた、AWS初心者目線での感想を紹介したいと思います。
メリット/オススメできるところ
1. 動画、アニメーション、図、テキスト、クイズなどが散りばめられ工夫された教材で学習できる
無料とは思えないクオリティです。
動画視聴→図とテキストでの補足説明→簡単なクイズといった流れで学習できるように設計されており、初心者でも躓かないような工夫を感じました。
2. 理解度をチェックしながら進めることが可能
教材はモジュールという細かい単位で分かれており、モジュールごとの理解度を確認しつつ進めることができます。
これは、理解度チェックの問題が各モジュールの終わりに設けられているためです。
難易度は高くないですが、要点を理解していないと正しく解答できない問題だと感じました。
3. ITの基本的な用語や仕組みの理解の棚卸になる
今のところ個人的にはこれが最もメリットに感じました。
CDN(Contents Delivery Network)やサーバ仮想化など、基本情報技術者レベルで学習するトピック、またはそれを土台としたトピックが随所に登場します。
恥ずかしながら私のこれらトピックに対する理解は浅く、そのため、そこの部分を改めて理解しAWSに応用することが必要でした。
その分ゆっくり学習することになってしまっていますが、さらに高度な内容を学習する際に助けになると信じて学習を進めています。
将来的に、各サービスの利点や革新ポイントを理解しやすくなったり、各サービスの仕組みを忠実に言語化/イメージできたりすることで、AWSのすごさをより実感できるようになりたいと考えています。
デメリット/イマイチなところ
1. 動画の解説がたまにスッと入ってこない
私の完全な主観ですが、動画に登場するAWSトレーナーの方が、英語版の教材を直訳したような日本語で解説されるため、そこに違和感を感じることがありました。
2. パーソナライズされた教材が受講できるわけではない
受講者の理解度に合わせて解説の詳しさや教材の内容が変化するわけではないです。
受講者の理解度と解説の詳しさがマッチしないと、受講が効果的に/効率的に進まないこともあると感じました。
ただ、これは無料で利用可能な教材に求めるレベルではないため、強いて言うならこう感じた、程度に捉えていただけると幸いです。
また、受講できるコースは山のようにあるうえ、初めに実施するスキルアセスメントの結果に応じて現在のスキルレベルに応じたおすすめのコースを提案してくれるため、適切なコースを受講することへのサポートは充実しています。
今後のSkill Builder受講計画
AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版) を受講して感じたことを踏まえ、今後どのようにSkill Builderを活用しAWSを学習していくか考えました。
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AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版) を完遂させる
⇒AWSのいろはを学習するためです。
⇒AWS Cloud Practitioner 取得の足掛かりにしたいです。
⇒AWS Cloud Practitioner の受験準備に Exam Prep: AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C01) (with Practice Material) (Japanese) (Na) 日本語実写版 を活用する予定です。 -
ハンズオン系のコースで手を動かしてAWSの各サービスを学んでいく
⇒AWS Cloud Practitioner などの資格取得とは別軸で、AWSサービスを体感し理解するために実施する予定です。