AWSでサーバーを立てようとしたときに、「アベイラビリティーゾーン(AZ)」という見慣れない言葉を目にした方も多いのではないでしょうか。
選択肢が複数並んでいるものの、「そもそもこれは何?」と疑問に感じやすいポイントです。
この記事では、その仕組みを理解するために必要な基礎知識から整理し、アベイラビリティーゾーンの役割と用途をわかりやすく解説します。
1. 事前知識
1.1. データセンター
私たちが普段使うLINEやYouTubeの裏側では、多くのサーバーがデータセンターという専用施設で動いています。データセンターは停電対策・冷却・セキュリティなどを備え、サーバーを安全に動かすための「巨大なサーバー倉庫」です。
昔は企業が自社のサーバーを置く場所として使われていましたが、今ではAWSやGoogle Cloudなどのクラウドサービスの基盤として利用されることが主流になっています。
また、AIの計算処理を支えるためにもデータセンターの重要性はますます高まっています。
より詳しい解説は、以下の記事も参考にしてみてください。
1.2. 可用性
可用性とは、サービスが「いつでも使える状態」をどれだけ保てているかを表す考え方です。
アプリやWebサイトが普段どおり動いている時、そのシステムは可用性が高いと言えます。
より詳しい解説は、以下の記事も参考にしてみてください。
2. AZとは
AZとは、AWSがサーバーを安全に動かすためにまとめているデータセンターのグループのことです。
1つのデータセンターだけに頼ると、停電や故障が起きたときにサービスが止まってしまう可能性があります。
そこでAWSでは、いくつかのデータセンターをひとまとまりにし、そのグループ全体でサーバーを動かすことで、可用性を高められるようにしています。
3. AZの種類
AWSには、同じ地域の中に複数のAZが用意されています。
それぞれに名前がついており、次のように表示されます。
- ap-northeast-1a
- ap-northeast-1c
- ap-northeast-1d
AWSでサーバーを作成すると、そのサーバーはこれらのAZのいずれか1つで動く仕組みになっています。
4. AZの用途
AZは、サーバーをより安全に動かすために使われます。
1つのAZだけでサーバーを動かしていると、停電や故障が起きたときにサービスが止まってしまう可能性があります。
そこでAWSでは、サーバーを別のAZにも用意できる仕組みがあり、もし片方でトラブルが起きても、もう一方でサービスを続けることができます。
このように複数のAZに分けてサーバーを配置することで、サービスの可用性を高めることができます。
5. まとめ
AZは、サーバーを安全に動かすためのAWSの仕組みです。
複数のデータセンターをまとめることで、停電や故障が起きてもサービスを続けやすくしています。
サーバーはその中のどれか1つで動き、必要に応じて複数のAZに分けて配置することで可用性を高められます。


