この文書では、Windows11上で物理シミュレーションツールSOFAを活用する方法を紹介します。
「SOFA: Simulation Opensource Framework Application」は、INRIA(フランスの国立情報学自動制御研究所)が開発したリアルタイム物理シミュレーションの研究・開発のためのオープンソースフレームワークです。
https://www.sofa-framework.org/
SOFAとはなにか
Qiitaで見つけた、SOFAの参考記事を、以下の2つ紹介します。
利用環境の注意
オープンソースで公開され、ビルドすることが基本ですが、手軽に利用するためには、バイナリパッケージが便利です。以下のダウンロードページには、「Linux/Windows/MacOS」の3つの環境用に、ダウンロードが可能です。
https://www.sofa-framework.org/download/
ここでは、Windows11での利用を想定します。上記のページから最新版(v25.06.00)の、インストーラー形式(.exe)をダウンロードして、試してみます。
インストール方法
・Windows11でダウンロードフォルダを見ると、「SOFA_v25.06.00_Win64.exe」があります。このセットアップファイルをダブルクリックして起動します。
(なおPCの保護が表示されたら、「詳細情報→実行」、デバイス変更:はい、で進める。)
・インストーラが起動して、「SOFA v25.06.00 セットアップ」が表示されます。以下の通りに進めます。
セットアップへようこそ:次へ
→ 使用許諾契約:同意する
→ Install Options:Add SOFA ... for all user + Create ... Desktop Iocn + 次へ
→ インストール先:C:¥OpenCAE¥SOFA¥v25.06.00 + 次へ
→ スタートメニュー:SOFA v25.06.00 + 次へ
→ 構成要素の選択:全て + インストール (しばらく待つ)
→ 完了
これでインストール完了です。もしデスクトップの起動用アイコン「runSofa」がなければ、スタートボタンのアイコンから、リンクを作ります。
動作確認の方法
デスクトップの起動用アイコン「runSofa」を、ダブルクリックして起動します。
これでSOFAのGUIツールが起動し、SOFAのロゴと白いサイコロが表示されたら、起動成功です。
デモ用スクリプトファイルは、「C:OpenCAE¥SOFA¥v25.06.00¥share¥sofa¥examples¥Demos」の中にあるので、File → Open Simulation で選択して開きます。
今後は、SOFAの活用方法を検証して、紹介したいと思います。