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ネットアップ合同会社Advent Calendar 2022

Day 20

NetApp BlueXPを使ってAWS上にCloud Volume ONTAPを構築してみた

Last updated at Posted at 2022-12-19

Cloud Volume ONTAPもBlueXP上のGUIでデプロイできるの?

昨日の記事でご紹介させていただいた通り、BlueXPを使ってFSx for NetApp ONTAPのファイルシステムを構築して、volumeまで作成ができます。
では今回はBlueXP上に同じくGUIでCloud Volume ONTAPを構築できるかどうかを検証してみたいと思います!

Keyword

  • Cloud Volume ONTAP(CVO)
    • Amazon Web Service(AWS)やMicrosoft Azureといったクラウド上でNetAppの FAS/AFFシリーズで採用されているストレージOS「ONTAP」の稼働を実現させたクラウドソリューションです。

今回構築したいCloud Volume ONTAPのアーキテクチャ

HA_Single_AZ.png
今回はHA構成のClouf Volume ONTAPを構築しますけど、「CVO Instance」、「Mediator」、「BlueXP Connector」全部一つのAZにデプロイしたいと思います。

いきなりまとめ

BlueXP上にGUIだけでCloud Volume ONTAPを構築できます!

必要なもの(前提条件)

* リソースをデプロイできるVPC
* S3 VPC Endpoints
* 設定済みのRoute Table
* BlueXP Connector

以上は全部AWS上にCVOをBlueXPで構築する前に必要なものです。また今回は前回の記事に続いて、CVOを既存環境にデプロイします。既存の環境に関して不明点があれば、以下のリンクを参照ください:

構築手順:クラスターの追加

image.png
まずはBlueXPにログイン。前回構築したFSx for NetApp ONTAPとS3がみえますよね。
image.png
左上の「Add Working Environment」をクリックします。
image.png
次の画面にAWSを選択し、Cloud Volumes ONTAP HAを選択します。図のように全部チェックが表示されたら「Next」をクリックします。
image.png
最初は「Marketplace Subscrption」のところには「No subscription is associated」が表示されます。これはまだAWSマーケットプレイスにサブクリップしてない、または現在使用しているCredentialにアプライされてないのためです。
「Edit Credentials」をクリックすると、サブスクリプションに関連な操作が始まります。

構築手順:AWS上にBlueXPをサブスクライブ

image.png
「Pay-as-you-go」を選択して、「Continue」をクリックすると、AWSマーケットプレイスの画面が開いきます。
image.png
AWSマーケットプレイスの画面に「NetApp BlueXP」という製品が表示されてます、各種情報を確認した上で、「Continue to Subscribe」を選択クリックします。
image.png
価格を確認した上で、「Subscribe」をクリックすると、BlueXPのサブスクリプションが完了します。

構築手順:BlueXPアカウントにサブスクリプションをアサイン

image.png
同じ画面で、「Set Up Your Account」をクリックすると、NetApp Cloud Centralページへ飛びます。
image.png
NetApp Cloud Centralページに自分のアカウント情報を確認した上で、「Save」をクリックします。 ほら、まだ「Cloud Manager」が見えるぞ(2022年12月13日時点)
image.png
この画面が表示すると、サブスクリプションのアサインメントが完了になります。「Done」をクリックして、BlueXPのページに戻りましょう!

構築手順:Credentialにサブスクリプションを追加

image.png
BlueXPのページには今一生懸命サブスクリプションをチェックしているので、少々待ちましょう。
image.png
BlueXPが言った通り、約2分でチェックが完了します 実測42秒 。「Apply」をクリックすると、現在のCredentialにサブスクリプションを追加されます。

構築手順:CVOの詳細設定

image.png
BlueXPのCVO設定に戻ると、黄色文字が消えて、ようやくCVOをデプロイことができました。この画面でクラスターの名前とパスワードを入力して、下の「Continue」をクリックします。
image.png
そのままにして、下の「Continue」をクリックします。
image.png
今回は全部のリソースを一つのAZにまとめますので、「Single Availability Zone」を選択します。
image.png
この画面ではCVOインスタンスのデプロイ先VPCとセキュリティーグループを設定します。設定完了したら下の「Continue」をクリックします。
image.png
この画面ではMediatorインスタンスのデプロイ先VPCとセキュリティーグループを設定します。設定完了したら下の「Continue」をクリックします。
image.png
そのままにして、下の「Continue」をクリックします。
image.png
今回は技術検証なので、「Freemium(Up to 500 GiB)」を選択して、下の「Continue」をクリックします。
image.png
「POC and small workloads」を選択して、下の「Continue」をクリックします。
image.png
「Details & Protection」のところにボリュウムの名前とサイズを設定します。
「Protocol」のところはそのままにして、下の「Continue」をクリックします。
image.png
そのままにして、下の「Continue」をクリックします。
image.png
チェックボックスところの内容を合意した上で、チェックを入れて、下の「Go」をクリックします。
image.png
BlueXPのメイン画面に戻すと、新しいクラスターが追加されました!
image.png
暫く待つと、デプロイが完了します。
image.png
AWSのEC2 Instanceコンソールから見ると:

  • 接続性を確認するために使うテスト用インスタンス(本番デプロイ成功後削除される)
    • Connectivity-BlueXP-Demo-CVO-MRKF3Tv-Probe-Node2
    • Connectivity-BlueXP-Demo-CVO-MRKF3Tv-Probe-Node1
    • Connectivity-BlueXP-Demo-CVO-MRKF3Tv-Probe-Mediator
  • Cloud Data Sense用インスタンス
    • Cloud-Compliance-hbdaSEwv4gBPLQlRJ1ETRLUHZedKR-20221213133556
  • BlueXP Connector
    • BlueXPDemo
  • Mediator
    • BlueXP-Demo-CVO-mediator
  • CVO Instance
    • BlueXP-Demo-CVO-02
    • BlueXP-Demo-CVO-01
      色々なインスタンスを全部自動でデプロイされましたね。

補足

今回は全部のリソースを一つのAvailability Zone(Single-AZ)にデプロイしましたが、Mluti-AZのAvailability Zone間データ転送の従量課金が発生します。具体的なアーキテクチャは以下のようになります:
HA_Multi_AZ.png

まとめ

今回はBlueXP上にGUIでCloud Volume ONTAPを構築しました!FSx for NetAppより手順が多いですが、全部GUI操作なので、すごくわかりやすくデプロイできると思います。ONTAPにあまり詳しくない人 もすぐ使えますよね!

次回予告

NetApp BlueXPを使ってBOXにあるファイルをAmazon FSx for NetApp ONTAPに同期する

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