ローカル環境でLAMPの環境構築を行なった。
その際の手順やつまづいたところについてまとめる。
また、今回はLAMP環境の構築からLaravelのローカルホスト画面を確認することまでをゴールとする。
1. WSL2のインストール
WSL2とは、Windows Subsystem for Linux 2の略で,Windows上でLinuxを仮想的に動かすことができるシステム環境のこと。
WSL2ではUbuntuを採用している。
WSL2のインストール方法
4. ubuntuを立ち上げるために再起動を行う
5.再起動が完了しユーザー名とパスワードを設定したのち、下図のような画面が表示できればWSL2の導入が成功
2. Apache、MySQL、PHPをインストールする
WSL2(Ubuntu)をインストールしたので残りの必要なものをインストールする。
Apacheのインストール方法
ApacheはWebサーバの一つで様々なOSのパソコンをサーバーとして利用することができる。
以下のコマンドでApacheをインストールし、起動させる
sudo
は管理者権限コマンドなのでなくても良い
sudo apt update
sudo apt install apache2
sudo service apache2 start
ここでファイヤウォールの設定が必要になる場合があるが、今回はWindowsでWSL2をインストールしたので不要
MySQLのインストール方法
以下のコマンドでMySQLのインストールし、起動させる
sudo apt install mysql-server
sudo service mysql start
実際に動作確認を行い、接続を解除する
sudo mysql
// 以下のコマンドで解除
exit
PHPのインストール方法
サーバーサイドのプログラムで今回はPHPをインストールする。
以下のコマンドで最新のPHPとApacheの関連モジュール、MySQL関連のモジュールをインストールする。
sudo apt install php libapache2-mod-php php-mysql php-curl php-mbstring php-xml php-zip
インストールされていることを下記のコマンドで確認する。 コマンド実行後にバージョンが表示されれば成功している。
php -v
3. composerをインストールし、プロジェクトを立ち上げる
Laravelのインストールにはcomposerが必要になるためインストールする。
composerのインストール
composerのインストーラーをダウンロードする。
php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"
composerをインストールする
sudo php composer-setup.php --install-dir=/usr/local/bin --filename=composer
最後にcomposerがインストールされているか確認する。
コマンドを実行し、バージョンが表示されれば成功。
composer -v
Laravelのインストールとプロジェクト作成
mkdir
コマンドで作業ディレクトリを作成する。
Laravelのインストール兼プロジェクトの作成を行う。
今回は「test-app」プロジェクトを作成したが、名前を変えることで任意のプロジェクトを作成することができる。
composer create-project laravel/laravel test-app
プロジェクトの実行
cd
コマンドを用いてプロジェクトのディレクトリに移動したのち、下記のコマンドを実行することでプロジェクトを実行する。
php artisan serve
初回はマイグレーションしなければエラー画面が表示されることになり、画像のような初めの画面が表示されない。
表示されたIPアドレスにブラウザからアクセスすることで下図のような画面が表示される。
画面を表示させることができれば、LAMPの環境構築からローカルホストにアクセスするまでが成功したことになる。
参考文献
WSL2 のインストールとアンインストール
LAMP(Linux,Apache,MySQL,PHP)環境構築【Ubuntu20.04】
PHPフレームワーク、Laravel開発環境構築【Ubuntu 20.04】
WindowsでWSL2を使って「完全なLinux」環境を作ろう!
Windwos11のWSLインストール時に0x80370114エラーが出る問題