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LAMP環境構築方法について

Last updated at Posted at 2024-11-15

ローカル環境でLAMPの環境構築を行なった。
その際の手順やつまづいたところについてまとめる。
また、今回はLAMP環境の構築からLaravelのローカルホスト画面を確認することまでをゴールとする。

1. WSL2のインストール

WSL2とは、Windows Subsystem for Linux 2の略で,Windows上でLinuxを仮想的に動かすことができるシステム環境のこと。
WSL2ではUbuntuを採用している。

WSL2のインストール方法

  1. Windows PowerShellを起動させる
  2. wsl --installと入力し、インストールを開始させる
  3. インストールが完了したら下図のような画面が表示されるので再起動させる
     スクリーンショット 2024-10-22 065909_0.png

4. ubuntuを立ち上げるために再起動を行う

しかし、ここで下図のようなエラー(0x80370114エラー)が発生

スクリーンショット 2024-10-22 071053_0.png

解決策
Windows ハイパーバイザー プラットフォームにチェックを入れ、有効化させることで解決することができる。

スクリーンショット 2024-10-22 071205_0.png

これは、WSL1とWSL2で動かす仕組みが異なるためである。
WSL1ではLXCodeというサブシステムがLinuxの実行環境を作成し、Windowsカーネル上で動作する。
それに対し、WSL2ではLinuxカーネルをハイパーバイザー上で動かすことができる。

image.png

5.再起動が完了しユーザー名とパスワードを設定したのち、下図のような画面が表示できればWSL2の導入が成功

スクリーンショット 2024-10-22 072218_0.png

2. Apache、MySQL、PHPをインストールする

WSL2(Ubuntu)をインストールしたので残りの必要なものをインストールする。

Apacheのインストール方法

ApacheはWebサーバの一つで様々なOSのパソコンをサーバーとして利用することができる。

以下のコマンドでApacheをインストールし、起動させる
sudoは管理者権限コマンドなのでなくても良い

sudo apt update
sudo apt install apache2
sudo service apache2 start

ここでファイヤウォールの設定が必要になる場合があるが、今回はWindowsでWSL2をインストールしたので不要

MySQLのインストール方法

以下のコマンドでMySQLのインストールし、起動させる

sudo apt install mysql-server
sudo service mysql start

実際に動作確認を行い、接続を解除する

sudo mysql

// 以下のコマンドで解除
exit

PHPのインストール方法

サーバーサイドのプログラムで今回はPHPをインストールする。

以下のコマンドで最新のPHPとApacheの関連モジュール、MySQL関連のモジュールをインストールする。

sudo apt install php libapache2-mod-php php-mysql php-curl php-mbstring php-xml php-zip

インストールされていることを下記のコマンドで確認する。 コマンド実行後にバージョンが表示されれば成功している。
php -v

3. composerをインストールし、プロジェクトを立ち上げる

Laravelのインストールにはcomposerが必要になるためインストールする。

composerのインストール

composerのインストーラーをダウンロードする。

php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"

composerをインストールする

sudo php composer-setup.php --install-dir=/usr/local/bin --filename=composer

最後にcomposerがインストールされているか確認する。
コマンドを実行し、バージョンが表示されれば成功。

composer -v

Laravelのインストールとプロジェクト作成

mkdirコマンドで作業ディレクトリを作成する。

Laravelのインストール兼プロジェクトの作成を行う。
今回は「test-app」プロジェクトを作成したが、名前を変えることで任意のプロジェクトを作成することができる。

composer create-project laravel/laravel test-app

プロジェクトの実行

cdコマンドを用いてプロジェクトのディレクトリに移動したのち、下記のコマンドを実行することでプロジェクトを実行する。

php artisan serve

初回はマイグレーションしなければエラー画面が表示されることになり、画像のような初めの画面が表示されない。

表示されたIPアドレスにブラウザからアクセスすることで下図のような画面が表示される。
画面を表示させることができれば、LAMPの環境構築からローカルホストにアクセスするまでが成功したことになる。


スクリーンショット 2024-10-24 174254.png

参考文献

WSL2 のインストールとアンインストール
LAMP(Linux,Apache,MySQL,PHP)環境構築【Ubuntu20.04】
PHPフレームワーク、Laravel開発環境構築【Ubuntu 20.04】
WindowsでWSL2を使って「完全なLinux」環境を作ろう!
Windwos11のWSLインストール時に0x80370114エラーが出る問題

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