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【AWS】Terraformを始める前の準備をする。

Last updated at Posted at 2024-04-14

経験浅いながら、Terraformを実際に動かしてみたので参考になればと思いTerraformを使う環境構築から書いてみることとします。

自己紹介

・年齢は25歳、エンジニア歴3年です。
・都内のSier企業でエンジニアをやっています。
・主にSASE基盤、Azureを触っております。
・パブリッククラウドとセキュリティに興味あり。

目次

1.概要
2.IAMユーザーのアクセスキー作成
3.AWS CLIのインストール
4.AWS CLI認証情報の設定
5.Terraformのインストール

1.概要

Terraformを利用して、設定ファイルからインフラ構築、変更、管理を行う為、まずはTerraformを実行できる環境を作ります。

環境
・AWS
・EC2インスタンス(Linux):Amazon Linux2
・インスタンスサイズ:t2.micr

前提
・IAMユーザーは作成済みで、「AdministratorAccess」ポリシーが適応されています。

準備の流れ
①IAMユーザーのアクセスキー作成
②AWS CLIのインストール
③AWS CLI認証情報の設定
④Terraformのインストール

2.IAMユーザーのアクセスキー作成

【概要】

・AWSのアクセスキーとは認証情報のことで、IAMユーザーの長期的認証を指す
 AWSのアクセスキー認証によって、外部からのAWSのサービスへのアクセスが可能となる
・Teraformを使用するには、IAMユーザーとアクセスキーが必要となる

【注意点】

・ユーザー名、パスワードが不要でプログラムにアクセスできるようになる為、アクセスキー管理の徹底が必要となる。

【手順】

・まずは、AWSコンソールにIAMユーザーでログインします。
・ログイン後、コンソール画面右上の「IAMユーザー名@AWSアカウント名」▼を押して「セキュリティ認証情報」をクリックします。

image.png

・「自分の認証情報」の画面に遷移される為、下にスクロールし、「アクセスキーを作成」をクリック。

image.png

・コマンドラインインターフェイス(CLI)を選択
image.png

・「アクセスキーを取得」の画面が表示される為、情報を保存しておく。
 ※CSVで資格情報がダウンロードできるので、しておきます。

3.AWS CLIのインストール

【概要】

・AWS CLIとは、AWSのサービスをコマンドラインから制御・管理するツールです。
・Terraformは実行されると、AWS CLIを使用してAWSの現行リソース状態と設定ファイルに定義する状態を比較する為、AWS CLIがAWSの情報取得する用途で利用されます。

【手順】

・Terraformを動かす、EC2インスタンスにSSHでログインします。
 ※デフォルトのユーザーIDは「ec2-user」で秘密鍵で認証

・対象のインスタンスにログイン後、インスタンスにAWS CLIをインストールします。

curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip"
unzip awscliv2.zip
sudo ./aws/install

・インストールが正常にされたか確認します。

aws --version

出力結果にて、[aws-cli/]の後に2.~となっていればAWS CLIバージョン2がインストールできていることになります。

4.AWS CLIの認証情報の設定

【概要】

インストールしたAWS CLIを利用するAWSアカウントに紐づける(認証)する必要がある為、設定をします。

【手順】

・AWS CLIの初期の接続情報を確認

aws configure list

※初期状態ではほぼセットされていないかと思います。

・アクセスキーを aws cli の認証情報と紐付ける

aws configure

対話型で[2.IAMユーザーのアクセスキー作成]にて作成したアクセスキーの情報(csvで出力した)を入力します。

・登録した情報は~/.aws/credentialsに記載されている為、念の為catコマンドで確認します。

cat credentials

・AWS CLI認証情報が正しく設定されているか確認します。

aws iam get-user 

自分のIAMユーザーの情報が確認できれば、認証成功です。

5.Terraformインストール

【概要】

・TerraformをEC2インスタンスにインストールします。
・インストール方法は2つあります。
 ①Terraformをコマンドで直接インストールする。(公式:https://developer.hashicorp.com/terraform/tutorials/aws-get-started/install-cli)
 ②tfenvツールを利用してインストールする。(https://zenn.dev/takesaya/articles/terraform_install)
・TfenvはTerraformのバージョンの切り替えを容易に行えるツールで、チーム単位で開発する際はバージョン管理が重要な為、こちらの方法がよさそうですが、今回は個人で利用する為、①の方法を採用します。

【手順】

・公式ドキュメントから、Amazon LinuxディストリビューションでTerraformをインストールする手順を確認。
image.png

・Terraformをインストールします。

sudo yum install -y yum-utils
sudo yum-config-manager --add-repo https://rpm.releases.hashicorp.com/AmazonLinux/hashicorp.repo
sudo yum -y install terraform 

・Terraformコマンドを入力し、Terraformが正常にインストールされていることを確認します。

terraform help
terraform -v

※出力結果でエラーがなければ、Terraformコマンドが利用できるようになってるので、インストール成功です。

まとめ

Terraformが利用できる事前準備はこれにて完了です。
ここから、設定ファイルを実際に作成し、AWSリソースを作っていきたいと思います。

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