こんにちは。CYBIRDエンジニア Advent Calendar12日目のSayakaItoです。
11日目はSatoshi_Nakamuraさんの「IVS CTO Night & Dayに参加しました」でした。
業務のかたわらで、エンジニアがよりよい環境で働けるよう積極的に会社に働きかけ、
研修の場を設けたり改革をすすめてくださるSatoshi_Nakamuraさん。
技術面でも、困った時に相談しにいくと想像の斜め上をいく驚くような解決策を示してくれます。すごい人です。
初めに
いろいろあって世間の流れに乗り遅れていましたが、9月の東京ゲームショウに
打ち合わせがてらシャバの空気を吸いに行き、
いくつかのVRを使ったゲームのデモを拝見しました。
中でもGoogleのCardboard用の「障害物を避けながら、加速度をつけて下に落っこちていく」
というデモが面白かったので、帰ってからGoogleのサイトを探しました。
Cardboardについて
Cardboardは去年のGoogle I/Oで発表されたもので、
誰でも作れるように設計図が公開されていますので、自作することもできます。
とはいえ、ダンボールは八百屋でもらってくれば良いとしても、
レンズの仕様がよくわかりませんでしたので、アマゾンでハコスコを買いました。
その時は1000円でしたが今は1500円するようですね。
それでも他のVR用の本格的なガジェットに比べたら、気楽に手がでる金額です。
組み立てたところです。サイズ比較のために、右にドクペを置いています。
、、、あれっ、スマホの格納フォルダにNexus6が収まらないですねー?
6インチ端末用Cardboardなのに!(笑)
まぁいいか。
写真はありませんが、iPhone6とiPhone6sはぴったり収まりました。
続けて、いくつかアプリをインストールして遊んでみました。
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Cardboard Google Inc. ライブラリ&デモ
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VR Soccer Header for Cardboard Diego Bez. スポーツ
サッカーのヘディング練習のミニゲーム。
私はアーセナルのファンなので、コーナーキックがエジル、自分がジルーのつもりでプレイしますと、
座っていても操作できるにもかかわらず、立ち上がって、ジャンプまでしてしまいます。GOOOOOL!!
VRソフトの良し悪し表す単語に「没入感」というのがあるようですが、
自分をとりまく景色の中にある、手のひらの6インチ画面上だけのゲームと、
左右の視野120度全てを取り巻くゲームの世界というのは、こんなにも違うのかと驚きます。
Cardboard SDK for Unityを使ってみる
ちょっと自分でも触ってみたくなったので、
公式のデモをダウンロードしてみました。
Unityの最新版5.2.2f1(フリー版)をインストール、
あとはこちらの手順どおりに,必要なものをダウンロードします。
- Cardboard SDK for Unity
- Unity 用 Cardboard デモ
など。
新しいプロジェクトを作成して実行すると、もうさっそく左右に分かれております!!
まだ開始5分なのに、はやくも3Dきた━━ヽ(゚ω゚)ノ━━っ!!
某クラブのエンブレムをそのまま使うと著作権に違反してしまうので、
真似た下手な絵を描いてmaterialに貼り付けて、デモのcubeにかぶせてみます。
なんかそれっぽくなってきました♪
中空に浮かぶクレスト・・ふふふ・・
Build Settiongsでsceneを選択し、PlatFormにAndroidを指定、USBで先ほどのNexus6を繋いでBuild&Runすると、
0時の方向の仰角5度くらいに物体が浮かんでおりました。
左手の方向、右手の方向、天井の方向、地面の方向に端末を動かすと物体は消え、
「0時の方向仰角5度くらい」に向けるとまた現れます。
こりゃすごい。
さらに、
Warrior Pack Bundle 1 FREE by Explosiveという無料のアセットをダウンロードし、
空手や魔女の動きをするキャラクターを2体、配置してみました。
空手モデルは画面タッチで移動する仕組みです。
では実機転送してみます。
緑色が魔女モデル、赤が空手モデルです。
魔女対空手モデルの戦いに、通りすがりの物体が巻き込まれたようなテイです。
画面タッチすると、空手の動きをしながら近づいてくる!ナムサン!
イヤーッ!グワーッ!
(このスクショの前に、回し蹴りをくらいました。)
あれ?どこいくの(笑)ナンデ??(笑)
ポーズを決めながら奥のほうへ行ってしまいました。
自由だなぁ。。。笑
最後に
今回は公式デモをちょこっとしてみたくらいですが楽しかったです。
子供の頃、ベーマガのパックマンを写経していた気持ちを思い出します。
普段は中間管理職をしていてめったにコードを書いたりしませんが、
アイデアも浮かんだので、時間を見つけて作ってみようと思いました。
[CYBIRD エンジニア Advent Calendar] (http://qiita.com/advent-calendar/2015/cybird) 明日は、
fuppiさんの「HiveからSparkに変えたら14時間分の集計バッチが3時間まで短縮できた話」です。
我々の命ともいえる集計バッチ、これなしにはゲーム運営は手探りで闇の中を進むようなものですね!いつもお世話になっています。
fuppiさんのことですから、とっても実用的な記事となるでしょう!お楽しみに!:D