Microsoft Teamsのチーム内でPower Appsアプリを作成すると、Power Platformの環境が作られます。これを「Dataverse For Teams 環境」と呼びます。ここにアプリやテーブルを作成した場合、アクセスできるのは当該チームのメンバーになります。
セキュリティの観点からはDataverse for Teamsのアクセス権はTeamsチームで管理すべきですが、アプリをチーム外のメンバーに共有したい場合、「同僚と共有する」という機能が利用できます。
以下のようなポップアップができます。
- セキュリティグループの入力または選択…セキュリティグループまたはDataverse for Teamsが展開されている Office 365 グループ(チーム)が選択できます。
- 同僚が使用できる…共有するアプリを選択できます。
共有された同僚(グループ)の人はアプリを追加することができるようになります。たとえば、チーム(Office 365 グループ)に共有した場合、そのチームでアプリが利用できるはずなので見てみます。
この状態で共有されたチームのタブにアプリを追加しても、「元のチームには所属していない」ユーザーがアクセスすると、Dataverse for Teams の中身にはアクセスできません。
これでアクセスできるようになりました。
まとめ
Dataverse for Teams 環境のアプリは基本的にはチーム内のユーザーのみがアクセスできる。
「同僚と共有」することによって、ほかに使えるグループを1つ指定できる。
テーブルについては同僚アクセス権を別途設定することができる。