今年の7月から10月にかけて行われた CivicTech Challenge Cup 2023 に参加させて頂いて感じたことや、制作したアプリについてお話しできればと思います。
コンテストに参加してみた
私たちは、Flutter大学というオンラインコミュニティ内でチームを結成し、「RiverPotter」というチーム名で Civictech Challenge Cup 2023 という学生向けのコンテストに参加させて頂きました。チーム名は、Flutterで有名なパッケージのRiverpodを元に決めました。結果としては、ファイナリストに選出していただくことができ、中川政七商店様からの企業賞をいただくことが出来ました。
こんなアプリを作ってみた
皆さん、こういった経験ありませんか?
バスの遅延による影響
- バスの遅延は、次の乗り換えができなくなるという問題を引き起こします。これは、特にタイトなスケジュールを持つ人々にとっては大きなストレスとなります。
- また、バスがすでに出発してしまったのか、それともまだ来ていないのかを判断するのが難しく、待つ時間が不確定になるという問題もあります。
バス停の見つけられなさ
- バス停を探すのは、特に初めて訪れる場所では困難です。どんなに周囲を見渡しても、バス停の看板が見つからないことがあります。これは、旅行者や新しい場所に移住した人々にとっては大きな問題となります。
以上の問題を解決するために私たちはバスの現在地がリアルタイムでわかるアプリどこバス (デモアプリ)を開発しております。
使用技術
- Flutter
- iOS、 Android、 Web などに対応したクロスプラットフォームのアプリ開発フレームワーク
- Supabase
- バックエンドの構築に使用
- データベース、認証、ストレージ、リアルタイム機能を提供
開発中の機能紹介
主な機能として、3つ紹介しております。
1. バスの現在地情報
リアルタイムでバスの現在地を把握する機能を開発しています。この機能を実現するためには、バス内に位置情報を発信するデバイスを設置する必要があります。現段階では、開発者のスマートフォンの位置情報を数秒ごとに取得する実装を行っています。これにより、将来的にバスにデバイスを設置する際に、円滑に導入できるようになることを期待しています。
2. バス停の位置情報
バス停の位置情報は、GTFS-JP を用いています。
GTFS とは General Transit Feed Specification の略です。世界標準の公共交通データフォーマットです。
GTFS-JP は日本版になります。
GTFS-JP から取得したデータは Supabase のデータベースに保存され、Flutter アプリケーションでそのデータをマップ上に表示します。
3. 通知機能の実装
私たちは基本的な通知機能を実装していますが、それだけでなく、バスの現在地情報とバス停の位置情報を活用した新たな通知機能も開発しています。具体的には、バスがバス停に到着する時間を予測し、その情報を通知する機能です。これにより、ユーザーは待ち時間を最小限に抑えることができます。
これらの機能は、公共交通機関を利用するすべての人々にとって、より便利で快適な移動体験を提供することを目指しています。私たちは、これらの機能が公共交通の利便性を向上させ、より多くの人々が公共交通機関を利用するきっかけになることを期待しています。
今後の挑戦について
これまで紹介してきた開発に加え、以下のイベントにも取り組んでいきます。
台湾渡航
2024年の3月1日から3月3日まで台湾で行われるイベントに参加し、このプロジェクトについて発表を行います。発表は英語で行われるため、残り三ヶ月の間で英語力を向上させることを目指します。そのためには、毎日の英語学習を習慣化していこうと考えております。
高専起業家サミット
チームメンバーの一人が高専生で、参加基準を満たしているので高専起業家サミットに参加しました。このイベントは、起業を視野に入れている学生たちにとって、貴重な情報交換の場となります。また、他の起業家たちから学ぶことで、新たな視点やアイデアを得ることができます。
以上が私たちのチームが主に直面している挑戦です。これらの経験を通じて、私たちはチームとして成長し、プロジェクトを成功に導くことを目指しています。
最後までご覧いただきありがとうございました。これからも私たちの活動を応援していただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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