モダン情シス Advent Calendar 2018の21日の記事です。
注意:アクセスポイントの中にはAI入ってないです
MistSystemsって?
クラウド管理型のアクセスポイントです。
2014年に創業し、2016年よりアクセスポイントの機器の提供を開始したそうです。
立ち上げメンバーを見てみますと、元Cisco (Meraki)が主体!
これは、MerakiがCiscoに買収されたのは2012年(発表)なので、つまりそういうことですね。
https://www.mist.com/company/leadership/
なんかWi-Fi(無線)がつながりにくいんですけど?
無線アクセスポイントを設置して、運用で一番大変な問い合わせはこれだと思っています。
ひたすら面倒です。本当に面倒です。
いつ発生した問題なのか、クライアントは何か、どのような問題がおきたか、移動しながら発生したか。
アクセスポイントの電波が届いているかの確認には、サイトサーベイ(電波調査)も必要になります。
さらに、ヒアリングや調査を頑張った末に、原因不明で最後には再現を待つなんでことはざらにあります。
そんなあなたにService Level Expectation(SEL)
アクセスポイントからデータを収集して、マシンラーニングにより解析して可視化してくれるみたいです!!
アクセスポイントの中にはAI入ってないですよ!データを送りまくるだけです。
ということで、実際にどのような感じでトラブルシュートができるのか、
試しにどのようになるのかやってみます。
まずは、管理コンソールからモニターの画面に飛びます。
Time to Connectが低いですね、、、、
これは接続する際に問題が起きてそうです。
Mistはどんどん問題の詳細を深掘りすることができます。
これではDHCPで接続の問題が多く起きていることがわかります。
問題が置きているクライアント、OS種別なども勝手に分類してくれます。
さらにここから、問題が起きている対象のクライアントを見にいけます。
そうすると、発生した時刻とエラー内容まできっちり把握することができます。
しかも、パケットキャプチャのファイルもダウンロードできます。
原因究明したい放題ですね。
ということで、DHCPサーバの問題ということで、切り分けできました。
すぐに直しにいきましょう。
みたいな感じで、100%の原因特定まで行けるかは難しいかと思いますが、
調査の足がかりにはとても良いと思います。
また、いつ、どのような問題が発生したのか、たいぶ調査がしやすい印象です。
初期設定のおまけ
検証利用するだけでも、まずはシングルサインオンをしたいですね。
ID発行するのも面倒なので、MistにOkta(IdP)からログインできるようにSAMLの設定を入れます。
Mistの管理者に登録しているメールアドレスはSAML経由でログインできないので、手動登録は1つか2つにしておきましょう。
管理コンソールから設定をしまして。
Okta側も設定をすれば、
ぽちっと以下のアイコンを押すだけでMistへログインできます。
新しく利用するクラウドサービスで、シングルサインオンに対応してなかったら選定外にしたいぐらいです。
https://www.mist.com/documentation/saml-setup-okta/
ロール(権限)をOktaのユーザー情報Titleから取得するのはイケてないので、
そこは指定するか、グループとかの値とかから持ってきたほうがいいです。
サポートチケットは爆速対応
管理コンソールからチケットを作成することができます。
対応速度はマジで爆速です。
驚きの対応速度で手厚さを感じました。
別のチケットも初回応答が3分という爆速でした、頭おかしいんちゃう(良い意味で
おわりに
他にもvBLE(仮想ビーコン)が優れていて、物理的なビーコンがいらなくなるとか、
すべてにおいてAPIが提供されているなど、かなり多機能ですので、引き続き検証していきます。
ということで、Mistの紹介記事になりました。
これから対応製品が出るはずの11axの機種にも期待していきたいですね。