※この記事はプロモーションを含みます。
I2V(Image to Video)は、同じ画像を使っても、ツールやモデルによって仕上がりが大きく変わります。
また、今回のレビューテーマは、動画生成の品質だけではありません。
複数の動きを含むシーンを作るとき、シーンごとに分けて生成する方がよいのか、それとも長文プロンプトでまとめて生成する方が効率的なのかという点です。
一見すると、1本のプロンプトでまとめて生成できた方が速くて効率的に思えます。
しかし、シーンごと動きや小物が崩れると、結局やり直しが増える可能性もあります。
そこで本記事では、PixAI、Vidu AI、Runwayを同一条件で比較しながら、I2Vの分割生成と連続生成についてレビューしていきます。
今回の検証目的
今回の目的は、単に「どのAI動画生成ツールがきれいに仕上げてくれるか」を比べることだけではありません。分割生成と連続生成の効率差を評価していきます。
分割生成は、1シーンずつ結果を確認しながら進められます。
一方で、連続生成は、複数の動作を1本の動画としてまとめて出せます。
どちらが正解という話ではありません。どの方法がどのような業務ケースにおいて適切なのかを整理します。
使用したI2Vツールとモデル
PixAIでは、コスパと試しやすさを重視してv4.0 Liteを使用します。PixAIはアニメAI生成、イラスト制作、AI画像編集、動画生成までブラウザ上で進めることができ、アニメ風I2Vのワークフローを組みやすい点が特徴です。基本的な動画生成の流れは、PixAI公式の動画生成チュートリアルでも確認できます。ぜひ、参考にしてみてください。
Vidu AIでは、Q3モデルを使用します。こちらも日本語UIで操作しやすいI2Vツールです。Runwayでは、代表的な動画生成モデルGen-4.5を使用します。RunwayはGen系モデルだけでなく、SeedanceやKlingなども選べますが、今回は比較軸を広げすぎないため、Gen-4.5で進めていきます。
検証条件
スタート画像は同一
今回は、同じアニメ風キャラクター画像をスタート画像として使います※上記画像参照。
キャラクターの顔、服装、画風、構図が変わると比較しにくくなるため、PixAI、Vidu AI、Runwayの各ツールで同じベース画像を使います。
また扱う小物は、白いカップです。
白いカップは形がシンプルで、持つ、湯気が出る、両手で持ち直すといった動作を検証しやすいためです。
プロンプトは共通
PixAI、Vidu AI、Runwayには、基本的に同じプロンプトを入力します。
ツールごとに最適化しすぎると、比較結果が分かりにくくなります。
今回は、同じプロンプトに対して各I2Vツールがどう反応するかを見ます。
分割生成は5秒で比較
分割生成では、2つのシーンをそれぞれ5秒で生成します。
5秒でも、以下の生成結果の違いは十分に確認できます。
- 手がカップへ伸びるか
- カップの形が崩れないか
- 湯気が強すぎないか
- 驚きから安心への表情変化が出るか
- カメラが手元から顔へ自然に移動するか
連続生成は長文プロンプトで検証
連続生成では、分割した2シーンの内容を1本の長文プロンプトにまとめます。
ここでは、複数の動作が順番通りに起きるかを見ます。
具体的には、
1.カップを見る
2.右手でカップを持つ
3.熱さに驚く
4.両手で持ち直す
5.息を吹きかける
6.安心して笑う
という流れです。
分割生成:2シーンでI2Vを比較
まずは、シーンを2つに分けて生成します。
分割する理由は、各動作の成功・失敗を確認しやすくするためです。
今回の分割生成では、次の2シーンを使います。
| シーン | 内容 | 主な評価ポイント |
|---|---|---|
| シーン1 | 白いカップを手に取り、熱さに驚く | 手元、小物保持、驚きの表情 |
| シーン2 | 両手で持ち直し、安心して笑う | 両手の動き、湯気、表情変化 |
シーン1:白いカップを手に取って驚く
シーン1では、女の子が机の上の白いカップを手に取り、少し熱そうに驚く流れを作ります。
提供したスタート画像をベースにしてください。キャラクターの顔立ち、短い黒髪、白い半袖シャツ、茶色のスカート、アニメ風の繊細なイラスト調を維持してください。背景はシンプルで清潔感のあるままにしてください。
女の子は机の上にある白いカップを見つめ、右手を伸ばしてそっと持ち上げる。カップからは薄い湯気が立っている。女の子はカップを持った瞬間に少し熱そうに目を丸くし、驚いた表情になる。左手のスケッチブックは自然に持ったままにする。カメラはカップを持つ手元から、女の子の驚いた顔へゆっくり寄る。自然な手の動き、白いカップの形を維持、湯気は控えめ、安定したキャラクター、一貫したアニメ調。
このシーンで見るポイントは、以下の点です。
- 右手がカップに自然に近づくか
- カップを持つ動作が破綻しないか
- カップの形が維持されるか
- 湯気が控えめに出るか
- 驚いた表情が伝わるか
シーン2:両手で持ち直して安心する
シーン2では、熱そうにしていた白いカップを両手で持ち直し、安心した表情に変わる流れを作ります。
提供したスタート画像をベースにしてください。キャラクターの顔立ち、短い黒髪、白い半袖シャツ、茶色のスカート、アニメ風の繊細なイラスト調を維持してください。背景はシンプルで清潔感のあるままにしてください。
女の子は熱そうにしていた白いカップを、両手でそっと持ち直す。カップから薄い湯気が上がり、女の子は少し息を吹きかける。表情は驚きから、ほっとしたようなやさしい笑顔へ変わる。カップを胸の近くで安定して持つ。カメラは白いカップと両手から、女の子の笑顔へゆっくり寄る。自然な手の動き、カップの形を維持、分かりやすい表情変化、安定したキャラクター、一貫したアニメ調。
このシーンで見るポイントは、以下の点です。
- 両手で持ち直す動きが自然か
- カップが手の中で崩れないか
- 湯気が出すぎないか
- 息を吹きかける動作が伝わるか
- 驚きから笑顔への変化が自然か
PixAIでI2Vした結果
やはり、PixAI v4.0 Liteはかなり再現性が高いことが確認できます。シーン1では小物崩れもなく、表情もしっかりと指示通りになっていました。 シーン2でも不自然なアクションはありません。小物も崩れていません。カメラワークもバッチリです。Vidu AIでI2Vした結果
Vidu AI Q3で生成したシーン1・シーン2の結果を掲載します。
シーン1は上手くプロンプトがカバーされているのではと思います。表情が少し違和感あるかもしれません。しかし、許容範囲ではないでしょうか。小物も崩れていません。
シーン2はカメラワークが少しダイナミック過ぎな感じもしますが、全体としてはまとまっています。RunwayでI2Vした結果
シーン1の生成では少し大げさな表情になりました。 不自然に見えるかもしれません。 カメラがいきなり寄るところや、表情が少し違和感があるようです。分割生成で見えた違い
分割生成では、1シーンごとに結果を確認できるため、どこが成功していて、どこが崩れたのかを判断しやすくなります。
特にI2Vでは、手元と小物の接触部分がカギとなってきます。
白いカップのような単純な小物でも、
- 手がカップをつかめているか
- カップが途中で変形していないか
- 湯気が強く出すぎていないか
- 表情が意図通りに変化しているか
を見ておく必要があります。
概ね3つのツールで小物が大きく崩れているところはなかったと思いますが、細部を見ると違和感のある部分もありました。崩れた場合はよりシンプルに修正を進めるとよいでしょう。
連続生成:複数アクションを1本にまとめる
次に、シーン1とシーン2の内容を1本の長文プロンプトにまとめます。
連続生成は、うまく決まれば編集工数を減らせます。
一方で、途中の1アクションだけが崩れても、動画全体を再生成しなければならないことがあります。
使用した長文プロンプト
提供したスタート画像をベースにしてください。キャラクターの顔立ち、短い黒髪、白い半袖シャツ、茶色のスカート、アニメ風の繊細なイラスト調を維持してください。背景はシンプルで清潔感のあるままにしてください。
女の子は机の上にある白いカップを見つめる。カップからは薄い湯気が立っている。女の子は右手を伸ばして、白いカップをそっと持ち上げる。カップを持った瞬間、少し熱そうに目を丸くして驚いた表情になる。次に、女の子は白いカップを両手で持ち直し、胸の近くで安定させる。カップに向かって少し息を吹きかけ、表情は驚きからほっとしたようなやさしい笑顔へ変わる。カメラはカップを持つ手元、湯気、驚いた顔、両手で持ち直す動き、最後の笑顔へとなめらかに移動する。複数アクションが順番通りに自然につながるようにする。自然な手の動き、白いカップの形を維持、湯気は控えめ、分かりやすい表情変化、安定したキャラクター、一貫したアニメ調。
この長文プロンプトでは、以下を検証します。
- カップを見る
- 右手で持つ
- 熱さに驚く
- 両手で持ち直す
- 息を吹きかける
- 安心して笑う
つまり、複数のアクションが順番通りに発生するかを見ます。
PixAIで連続生成した結果
かなりレベルの高いコンテンツとなっています。一連のアクションがしっかり順番通りに再現されています。これであれば、5秒程度のシーンをコツコツ積み重ねるのは非効率かもしれません。一気に長い動画を作れそうです。PixAIでは、v4.0 Liteを使って低コストに長文プロンプトを試し、良い結果が見えたらv4.0で仕上げるといったやり方がおすすめです。v4.0向けのプロンプト設計については、公式のPixAI v4.0 Previewプロンプトガイドも参考にしてみましょう。
Vidu AIで連続生成した結果
Vidu AIも高い品質のコンテンツを生成してくれました。5秒動画で区切ったときよりも品質は上ではないでしょうか?たまたまかもしれませんが、派手なアクションが無い場合は10秒程度から始めてもよいのかもしれません。Runwayで連続生成した結果
Runwayも分割生成時より、質の高いコンテンツができあがりました。Runwayは、複数モデルを選べる点が大きな強みです。今回はGen-4.5に絞っていますが、SeedanceやKlingを使って別モデルバージョンを見てみてもよいでしょう。また違ったアイデアが出てくるかもしれません。
総合評価:PixAI・Vidu AI・Runwayをどう使い分けるか
ここでは、分割生成と連続生成の結果を踏まえて、各ツールの使い分けを整理します。
PixAI:プロンプト追従性と作業効率を重視する場合
PixAIは、アニメ風キャラクターを起点にI2Vを試したい場合に使いやすいツールです。
特に、画像生成、編集、動画生成をブラウザ上で進めやすい点は、制作ワークフローとして大きなメリットです。
また、v4.0 Liteを使えば、試作段階でのクレジット消費を抑えながら方向性を確認できます。
| PixAIモデル | 5秒 | 10秒 | 15秒 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|
| v4.0 | 70,000 | 140,000 | 210,000 | 本番・仕上げ |
| v4.0 Lite | 27,500 | 55,000 | 82,500 | 試作・方向性確認 |
※クレジット消費量や割引条件は変更される可能性があります。最新情報はPixAIの生成画面で確認してください。
Vidu AI:低コストでまず試したい場合
日本語UIで操作しやすく、AI動画生成を初めて試す人でもエントリーしやすいと思います。
ただし、白いカップのような小物や手元の動きは、生成結果を見て確認する必要があります。
低コストで試しやすいからこそ、複数回生成して良いカットを選ぶ使い方が向いています。
Runway:多様なI2Vモデルと映像表現を試したい場合
Runwayは、複数のI2Vモデルを触りながら映像表現を試したい場合に向いています。
Gen系モデルに加え、SeedanceやKlingなども使えるため、映像の方向性を広く探れます。
一方で、選択肢が多いぶん、どのモデルを使うかを決める必要があります。
初心者向けではないのかもしれません。
分割生成と連続生成、どちらが制作効率は高いか
複数の動作を1本の長文プロンプトにまとめても、今回のPixAI、Vidu AI、Runwayであれば十分に高品質な動画として成立しました。ただし、制作効率だけで見ると、必ずしも連続生成が最短とは限りません。
分割生成は確認しながら進めやすい
分割生成では、1シーンごとに結果を確認できます。
たとえば、シーン1で手元が崩れた場合は、シーン1だけを再生成すれば済みます。
シーン2が良ければ、そのまま使えます。
このように、失敗箇所を切り分けやすい点が分割生成の強みです。
特に、手元、小物、表情変化を含むI2Vでは、分割生成の方が制作管理しやすいと思います。
連続生成は一発で決まれば効率的
連続生成は、うまく決まれば非常に効率的です。
1本のプロンプトで、流れのある動画が出れば、編集の手間も少なくなります。
ただし、途中の一部が崩れた場合、全体の再生成が必要になります。この時に消費される大量のクレジットはかなり痛いといえます。コストを許容できるのであれば、長時間の連続シーン生成はかなり効率的です。
I2Vプロンプト設計で分かったこと
I2Vでは、1つのシーンに入れる要素を増やしすぎると、動きが分かりにくくなります。
たとえば、シーン1では「カップを手に取る」、シーン2では「両手で持ち直す」のように、役割を分けると評価しやすくなります。
小物と手元は具体的に指示する
白いカップのような単純な小物でも、手元との関係は崩れやすい部分です。
そのため、プロンプトでは次のように具体性を追求しましょう。
右手を伸ばして、白いカップをそっと持ち上げる
両手で持ち直し、胸の近くで安定させる
カップの形を維持する
湯気は控えめ
特に「湯気は控えめ」のように、エフェクトを制御する指示は重要です。
エフェクトが強すぎると、手元や小物が見えにくくなることがあります。
長文プロンプトでは動作順を明記する
長文プロンプトでは、動作順を明確に書くことが重要です。
今回であれば、
見つめる
持ち上げる
驚く
両手で持ち直す
息を吹きかける
笑う
のように、流れを整理しておくと、AIが処理しやすくなります。
長文プロンプトでは、単に要素を並べるのではなく、どの順番で動作が起きるかを明記した方が安定しやすいと感じました。
まとめ
I2Vでは、同じ画像とプロンプトを使っても、ツールやモデルによって仕上がりが変わります。
今回の検証では、PixAI、Vidu AI、Runwayを使い、分割生成と連続生成を比較しました。
PixAIは、アニメ風画像生成からI2Vまでの流れを組みやすく、v4.0 Liteでコスパよく試作できる点が魅力です。Vidu AIは低コストでまず試しやすく、Runwayは多様なI2Vモデルを試せる点に強みがあります。
アニメ風I2Vを試してみたい人は、まずPixAIで画像生成から動画化まで触ってみると、流れをつかみやすいと思います。
これからPixAIアカウントを作成する場合は、紹介コードCH2ZYWVHを利用すると、I2Vにも使える20,000クレジットポイントを受け取れます。試作や短尺動画の方向性確認にも使いやすいので、紹介コード付きリンクから確認してみてください。