概要

Swift で PostgreSQL を使うための最も基本的なサンプル。
OSX 向けの記事です。iOS 向けではありません。

前準備

libpq のインストール

PostgreSQL を扱う Swift で書かれたライブラリは執筆時点で存在しないと思われます。
なので、本家の C ベースの libpq をインストールしてこれ経由でアクセスします。
Homebrew でインストールすることをベースに話を進めますが、Homebrew のインストールとかアップデートについては他にたくさんページがあるので割愛します。

インストール方法；
libpq は普通に PostgreSQL についてきます。なので、PostgreSQL をインストールします。

brew install PostgreSQL

Xcode の設定

Build Settings

OSX アプリケーションを Swift で作ったら、Build Settings で以下の指定を行います。

Header Search Path
- /usr/local/include/

TARGETS / General

Linked Frameworks and Libraries に libpq.tbd を加えます。

ブリッジングヘッダー

ブリッジングヘッダーを作成し、以下の内容を記述します。

    #include <libpq-fe.h>

（ブリッジングヘッダーは新規に Cocoa Class のファイルを Objective-C で作成すれば、XCodeが自動的に作成して、Build Setting にセットしてくれる。）

簡単なクエリの結果を表示する例


import Foundation

let wC = PQconnectdb( "host=TheHost port=ThePort user=TheUser password=ThePassword" );
guard PQstatus( wC ) == CONNECTION_OK else { NSLog( "%@", String( cString: PQerrorMessage( wC ) ) ); return }
defer { PQfinish( wC ) }

let wR = PQexec( wC, "select * from TheTable" )
guard PQresultStatus( wR ) == PGRES_TUPLES_OK else { NSLog( "%@", String( cString: PQerrorMessage( wC ) ) ); return }
let wNumTuples = PQntuples( wR )
let wNumFields = PQnfields( wR )
for i in 0 ..< wNumTuples {
    for  j in 0 ..< wNumFields {
        print( String( cString: PQgetvalue( wR, i, j ) ) )
    }
}
PQclear( wR )

Swift で PostgreSQL を使う。（OSX）

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