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macOS Safariがアップデートされて令和元年のe-Tax確定申告ができなくなった件への対応

Last updated at Posted at 2020-03-31

確定申告期間中にSafariがアップデートされ、推奨環境から外れるトラップが発生

今年の確定申告は新型コロナウイルスの影響で期限が4月15日まで延長されているため、業務を優先するために申告を後回しにしている方も多いと思う。

ところが2020年3月26日にSafariのメジャーアップデートが行なわれ、バージョンが13.0から13.1へと変更された。

特に意識せずに受け入れてしまうMac OSのアップデートだが、この更新を行なってしまうとSafariがアップデートされてしまい、確定申告の推奨環境(推奨とはあるが、例外は許されない)から外れ、保存データの読み込みができなくなってしまう事象が発生する。

スクリーンショット 2020-03-31 23.08.30.png

対処法: Time MachineでSafari 13.0を復元

Time Machine でバックアップを取っている場合に限られるが、3月26日以前のバックアップから古いSafariを復元することで、Safariのダウングレードが可能となる。

方法

スクリーンショット 2020-03-31 23.17.11.png

Time Machineでアプリケー―ションに入り、3月26日以前のバックアップを開き、コンテクストメニューから「Safari.appをコピー」を選択する。

スクリーンショット 2020-03-31 23.08.02.png

任意のフォルダにSafariをペーストすることで、Safari 13.0の使用が可能となる。最新バージョンとの競合も発生しない。

確定申告以外で旧バージョンのSafari使用の必要に迫られるケースはほぼ皆無に思われるので、デスクトップや、確定申告フォルダにSafariをペーストし、Safari13.0等とリネームするのがよいかと思う。

国税庁は、Macでの確定申告者への特別控除を検討せよ

カードリーダーのセッティングの困難さを始めとして、Mac OSでのe-Tax確定申告は非常に難易度が高い。今年はスムーズに進むかと思ったが、申告期間延長という措置に大きな落とし穴があった。まさに、「地獄への道は善意で舗装されている」というべき罠である。推奨(実際には強制)ブラウザをSafari 13.0に限定する必然性も特に感じられない。

国税庁に対しては、e-Tax、とくにMac環境での確定申告に対し、特別控除の適用を要望したい。

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