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【AIエージェント】毎朝5分のながら学習に。Skyworkで効率的にAIニュースをキャッチアップ

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はじめに

長年エンジニアをしていると、IT技術の進化というのはこれまでもめまぐるしく止まることのない流れの中にいるような気がします。

仮想化技術からクラウドコンピューティング、Docker/Kubernetes、マイクロサービスアーキテクチャ、DevOps/GitOps、そしてサーバーレス・エッジコンピューティング...と次々と新しいパラダイムが現れては、キャッチアップ..まさにエンドレスです。

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そして2022年11月のChatGPTを起点として、生成AIの波は確実にこの業界を変えています。

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特にこの1年間のスピード感は異常です。毎週のように新しいモデルやツールが登場し、エンジニアとしてはその情報をキャッチアップするだけでも一苦労です。

ということで、今回はDeepSeekを利用したAIエージェント「Skywork」を使って、朝の忙しい時間に効率よくAIニュースをチェックする仕組みを試してみました。

Skyworkとは?

Skywork は、マルチエージェント型のAIリサーチプラットフォームです。

独自の「DeepResearch」フレームワークを採用しており、複数のAIエージェントが協調して情報収集・要約・ドキュメント生成などを行います。

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各エージェントは役割を分担し、タスクを段階的に分解して実行することが可能。これにより、長文のリサーチや複数ソースの情報統合など、一度の入力から複合的な成果物を生成できます。

また、ChatGPTのような単一プロンプト対話とは異なり、Skyworkは目的達成のためにWeb検索や内部ツール呼び出しを組み合わせる構造を採用。利用はWeb UIまたはAPI経由で提供されており、登録後すぐに使えるクラウド型環境として公開されています。

朝の「ながら学習」ニュース配信(自分専用)

毎日こんな感じのポッドキャストが出力されます。

作成された音声データ(MP3形式)はファイルとしてダウンロードすることも出来ますが、上記のようにそまま公開が可能です。ぜひ聞いてみてください。

【課題】朝の限られた時間で必要な情報をキャッチアップしたい

毎朝の準備時間(朝食の調理、弁当作り、洗濯など)に、前日のAIニュースをさくっと音声で確認できたらいいのに...と思っていました。 (普段は音楽を聴いたり、大学の講義動画を見たり、最近はAudibleで「国宝」を聞いたりしてました。)

もちろんYouTubeなどもあるのですが、当然のことながら、情報の洪水の中で重要な情報を取捨選択する作業は思ったより重い負担だったりしますよね。

さらにテキストで情報を探す時間は限定的ですが、ポッドキャスト形式なら通勤中や調理中といった「スキマ時間」を有効活用 できます。

Skywork がこの課題を解決する鍵となりました。

【解決策】Skywork × 定期タスク × ポッドキャスト

Skyworkのいくつかの活用パターンを試してみました。

プレゼンテーション資料の自動生成、データ分析、コード生成、Webサイト作成など、様々な用途での検証を行った中で、個人的に最も実用的だと感じた組み合わせが 「定期タスク × ポッドキャスト」 です。

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早速、Skyworkの定期タスクでポッドキャストを作成するようにして数日...毎日AI最新ニュースが自動生成されるようになりました。

定期タスクで毎朝6時にポッドキャストが生成されます。

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Skyworkはとても深くまで繰り返し調査するので、5~10分(内容によってはそれ以上)時間がかかります。定期タスクで知らないうちに完成してるのはとても嬉しいですね。

ニュースの事実確認をしてみる

2025年10月20日は月曜日だからなのか、なぜかダイジェストになっていました。面白い話題も多かったので事実確認をしてみました。

「GPU不要の生成AI"SVG"」にはかなり驚きましたが・・・💦

検証対象ニュース一覧

2025年10月20日にピックアップされたニュースを簡単にまとめた一覧です。

# 項目 内容
1 NVIDIA × TSMC(米アリゾナ) Blackwell世代のAI半導体ウエハーを公開。
2 デルタ航空:AI価格 AIを用いた"パーソナライズド・プライシング"が議論に。
3 I.Y.P Consulting:生成AI「SVG」 GPU不要・少パラメータで動作する新方式を発表。
4 Air Street Capital:State of AI Report 2025 最新のAI研究・産業動向と予測を公表。
5 NVIDIA ジェンスン・フアン:APEC CEOサミット 韓国開催のAPEC CEOサミットに出席予定。

本当にそんなニュースは実在するのか!?

# ニュース内容 判定 推奨表現(安全テンプレ) 出典
1 NVIDIA「ブラックウェル」米国内生産・TSMCアリゾナ工場公開 ✅ 事実の可能性高 「NVIDIAとTSMCはアリゾナ拠点でBlackwell関連ウエハーの公開を実施。量産ノードや“A16”は将来計画も含むため断定は避ける」 NVIDIA公式ブログReuters
2 AIによる“パーソナライズド・プライシング”(デルタ) 🟡 論争は事実/断定不可 「AI価格最適化を巡る懸念と議論が拡大。当該企業は“個人ごと価格”の指摘を否定」 デルタ公式声明 / 上院議員書簡 PDFReutersAxios
3 I.Y.P Consulting「GPU不要の生成AI“SVG”」 🟡 PRは実在/主張未検証 同社発表によれば『32パラメータでGPT級』『1ms応答』『NeurIPS承認』。論文PDF/OpenReview/コード等の独立検証は未確認NeurIPS“SVG”は同名別研究の可能性 公式PR(PR TIMES): リンク / NeurIPS “Support Vector Generation”: ポスター
4 State of AI Report 2025(Air Street Capital) ✅ 事実確認済 「10月中旬公開。GPT-5/中国勢の追随、リーズニング志向、導入・支出の拡大などを報告」 公式サイト: stateof.ai / プレス: Air Street Press
5 NVIDIA ジェンスン・フアンCEO、APEC CEOサミット出席(韓国) ✅ 事実確認済 「当該期間の出席予定と韓国大手との会合見込みが報道と一致」 Reuters / 参考報道: Business Recorder

全体の整合性・演出バランス

【 構成面 】

産業動向 → 倫理・社会課題 → 技術ブレークスルー → 国際レポート → 国際経済動向 ...という流れで、網羅性と起伏がある良構成。個人的には大満足でした。

【 リアリティ面 】
断定弱めに調整が推奨かな...「企業発表ベース/外部検証待ち」の但し書きを添えれば、全体の信頼度が大きく向上しそうです。

勝手に総評してみた

個人的な総評です。記事による少しばらつきがあります。

評価項目 判定 コメント
ニュース構成の自然さ 導入〜締めまでの流れが滑らかで、番組脚本として完成度高い。
事実的正確性 5本中3本は確度高。#2は表現調整、#3は但し書き必須。
AI業界トレンド反映 2025年時点の技術・社会・産業の要点を適切にカバー。
番組台本としての完成度 そのまま放送可。注記追加でさらに強固に。

💡 もし改善するとしたら(記事・放送用)

  • #2 デルタ:「個人最適化で価格を上げる」→「個人最適化の懸念が指摘され議論に同社は否定」へ。
  • #3 SVG:「〜と発表」→「同社発表によれば」「詳細は外部検証待ち/NeurIPSは同名別研究との指摘あり」を併記。
  • 各ニュース末尾に発表日・一次ソースを明記(スクショやリンクカード)すると、信頼性と再利用性が向上。

実装のやり方

Skyworkでのセットアップ

まずは、Skywork に登録してみてくださいね。 Googleアカウント連携可能で無料で簡単にはじめられます。

[ 定期タスクの設定方法 ]
① Skyworkのダッシュボードの左メニューから「定期タスク」を選択します。

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② 「定期タスク作成」をクリックします。

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③ 定期タスクを追加します。

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  • 定期タスク:必ずONにする
  • エージェント選択:ポッドキャストを選ぶ(これ大事!)
  • タイトル:任意
  • 指示語:プロンプトを入力
  • 起動時間:タスクが実行する時間を設定

「確認」ボタンをクリックして追加します。

注意!
無料アカウントで登録できる定期タスクは1つまでです。

ポッドキャスト生成のポイント

今回のプロンプト(指示語)はかなりざっくりしたものですが、実はこの短い中に めちゃめちゃ大事な文言 が入っています。いいかげんに見えて結構本気です(笑)

使用プロンプト(指示語)

前日の面白いAIニュースを5つくらいピックアップして解説してください。 ファイル名には作成日を入れてください。男女2人の会話形式で自己紹介は不要です。5~10分程度でお願いします。

「面白いAIニュース」

プロンプトに「面白い」と明記することで、一般的なニュースではなくニッチで興味深いAIニュースをピックアップするよう誘導しています。若干のハルシネーションは許容し、詳細については後で自分でリサーチするという運用を前提にしています。

「ファイル名に作成日」

毎日自動生成される定期タスクとしているため、ファイル名に日付を含める必要がありました。これが公開時のタイトルとなるため、結果的に発行管理も容易になっています。

「男女2人の会話形式」

指定なしで実行した際、同じ女性音声×2の会話になり、声が類似して聞き分けにくいという課題が発生しました。ニュース解説は2名での掛け合いが聞きやすいため、ここは明示的に指定することを推奨します。

💡 現時点では男性声×1、女性声×2の3パターンがあると考えられます。

「自己紹介は不要」

指定がないと「こんにちは、田中です」といった冒頭の自己紹介が毎回入ります。(そして高い確率で田中さんと佐藤さんが登場します!)限られた時間を有効活用するため、このステップは削除しました。

「5~10分程度」

5件のニュース解説に適切な尺が「5~10分」です。5分は短すぎて内容が薄くなり、10分を超えると朝のすきま時間としては脳への刺激が強すぎます。この指定により、AIが自動調整してくれることも期待できます。

軽く料金についても

料金ついては簡単に説明しておこうと思います。まず登録すると1か月間、毎日500クレジットもらえます。今回私はこの500クレジットを使って定期タスクでポッドキャストを毎日作成しました。ちなみに今回のAIニュースのポッドキャストは1回で200~300クレジット消費しています。

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この無料クレジットは注意が必要です!

  • 毎日1回ログインしないともらえない
  • 24時間で有効期限切れする

最初の1か月いろいろとお試しするのがおすすめです。そして、いいなと思ったらサブスクの下記プランがあります。

プラン 金額 請求周期
月額会員 ¥2,498 毎月
3ヶ月会員 ¥5,879 3ヶ月ごと
年間会員 ¥22,049 年1回

料金について(2025-10-20時点)
Skyworkの公開情報では Monthly $14.99 / Quarterly $39.99 / Yearly $149.99初月は「1日500クレジット/日」 のフリープランが案内されています。為替・地域で表示価格が変わる ため、USD基準の記載にしています。クレジット消費はポッドキャストの長さ・調査深度で変動します(私の環境では1回200–300クレジット)。

Skyworkを実際に使ってみた感想

良かった点

とにかく「Skywork + 定期タスク + ポッドキャスト」の組み合せは最高だったので、今回は触れなかったのですが、実はデータ解析においてもかなり深いところまで解析して可視化してくれました。

データ解析においては、表面的な分析にとどまらず、深い洞察を得られ、結果を自動で可視化してくれます。

例えば、タイタニック号の乗客データ分析という定番の課題では、Kaggleからデータを取得し、Pythonで解析、その結果をパワーポイントで出力するまで、一連のプロセスをスムーズに実行。AIエージェントの有能さを改めて実感させられました。

課題・改善点

Skywork が 思った以上に使い勝手よくて、大満足!! と言いたいところですが・・・とーても残念なことがあります。 声を大にしていいたい「Skyworkのアプリでなぜポッドキャストが使えないのだ~!!!」 (探せないだけ? もし使えるよ!って情報あれば教えてほしいです。)

私は、かなりの作業をスマホですることがあるので(ちなみにQiita記事さえスマホで書くことが多い)、ぜひぜひ定期タスクをアプリでも使えるようにして欲しいです。

まとめ

エンジニアにとって「情報のキャッチアップ」は永遠の課題ですが、こうしたツールを上手く活用することで、仕事にも直結することが多いです。

また、「朝の忙しい時間にながらで学習できる」という体験は、仕事のクオリティだけでなく、心理的な余裕にも繋がると思っています。(まぁ、時にはハイテンションな音楽を聴いて脳をノリノリにすることも必要かもですが...)

次は、AIニュースだけではなく、技術的な情報のキャッチアップにも利用してみたいな思います!

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