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 Win7 Bitnami RedmineにSourceForge TestLinkを追加する

Last updated at Posted at 2016-03-01

自分のPCにTestLinkをインストールして試そうとしました。
しかし、Redmineのプロジェクトとどう対応させるのか分かっていなかったのでTestLinkからRedmineのチケットを発行できませんでした。
そこで、インストールからチケット発行までの手順を記録しておきます。
より簡単な方法があれば教えて頂けると幸いです。

#環境
PC:Windows Virtual PC
OS:Windows7 Ultimate SP1
RM:Bitnami Redmine Stack 3.2.0-2
TL:SourceForge TestLink 1.9.14

#目的
 Redmineの入っている自分のPCにTestLinkをインストールしRedmineの
 チケットを発行する事でインストールできた事を確認する。

#原理
 BitnamiのRedmineが入っていれば、比較的簡単にインストールできる。
 TestLinkはRedmineのAPIを使ってチケットを発行するが、設定部分に
 Redmineプロジェクトの識別子を書く必要がある。
 設定部分のテンプレートのコメントが閉じてないので、閉じる必要がある。
 TestLinkのlogsとupload-areaフォルダの位置を指定する必要がある。
 PHPのタイムゾーンがアメリカになっているので合わせる必要がある。
 1枚チケットを発行するためにTestLinkで多くの操作が必要で面倒である、
 特にテストスイートを作らないとテストケースを登録できない。

#詳細
 Bitnami RedmineのインストールについてはWin7にBitnami RedmineをインストールしGitリポジトリを覗くを参照のこと。
##1.TestLinkのインストール
  参考:BitNami Redmine Stack に TestLink を入れてみた。
###(1)SourceForgeのサイトへ行って最新のTestLinkをダウンロードする。
  (当時は1.9.14)

###(2)C:\Bitnami\Redmine-3.2.0-2\appsの下に\testlink\htdocs\conf
  フォルダを作る。

###(3)解凍したTestlinkの内容をフォルダ\testlink\htdocsの中に入れる。
TestLinkCP.png

###(4)PHPの時間を調整するために、都市名を変更。
  C:\Bitnami\redmine-3.2.0-2\phpのphp.iniを開いて,
  [Date]の都市をAsia/Shanghaiとする。
  (ここは中国だからAsia/Shanghai、日本だったらAsia/Tokyo)
  参考:サポートされるタイムゾーンのリスト

###(5)フォルダ\testlink\htdocs\confの中に次の様な“testlink.conf”を作る。

testlink.conf
Alias /testlink "C:/Bitnami/redmine-3.2.0-2/apps/testlink/htdocs"

<Directory "C:/Bitnami/redmine-3.2.0-2/apps/testlink/htdocs">
    AllowOverride None
    Options None
    Require all granted
</Directory>

###(6)フォルダC:\Bitnami\redmine-3.2.0-2\apache2\confの“httpd.conf”
  終わり付近に、先ほど書いたtestlink.confをインクルードする行を追加する。
  Include "C:/Bitnami/redmine-3.2.0-2/apps/testlink/htdocs/conf/testlink.conf"

###(7)フォルダC:\Bitnami\redmine-3.2.0-2\apps\testlink\htdocsの
  congfig.inc.phpに含まれるlogsとupload_areaを修正する。
  旧:$tlCfg->log_path = '/var/testlink/logs/'; /* unix example /
  新:$tlCfg->log_path = ' C:/Bitnami/redmine-3.2.0-2/apps/testlink/htdocs/logs/';
  旧:$g_repositoryPath = '/var/testlink/upload_area/'; /
unix example */
  新:$g_repositoryPath = ' C:/Bitnami/redmine-3.2.0-2/apps/testlink/htdocs/upload_area';

###(8)Redmineのサービスを再起動する。
  Windowsの“スタート”、“すべてのプログラム”、“Bitnami Redmine
  Stack Tool”、“Bitnami Redmine Stackを使用する”とクリック
  RedmineCP.png

  “Manage Servers”,“Stop All”とクリック
  TLstop.png

  ランプの色が全部赤くなったら, “Start All”をクリック
  TLrestart.png

###(9)TestLinkの画面を出して初期化を始める。
  URLに“http://localhost/testlink”と入力、そして“New installation”をクリック
  使用条件に同意して“Continue”をクリック
  (この画面が出ず、エラー500が表示される事がありました。)
  (ファイルをコピーし直して再度試したら表示されました。)

###(10)必要な項目を埋める。
  “Database admin login”に“root”,“Database admin password”にRedmineインストール時のパスワード,
  “TestLink DB login”と“Testlink DB password”適当に埋める。(今回はどちらも“testlink”),
  そして“Process TestLink Setup!”をクリック
  TLfilldata.png

  最下行のハイパーリンクをクリックするとTestLinkが起動する
  TLinstfinish.png

  以上がTestLinkのインストール

##2.TestLinkとRedmineの連動
###(11)使用言語を変える。
  TestLinkにログインする(初期ユーザ名とパスワードは共に“admin”)
  “My Settings”をクリック
  メールアドレスを埋めた後、“Japanese”を選び、“Save”をクリック
  “TestLink”をクリックして“テストプロジェクト新規作成”に戻る
  TLlang.png

###(12)Redmineとの連動を確認するテストプロジェクトを作る。
  適当に埋めて下の“作成クリック
  “ホーム”をクリックし戻る
  TLtestprj.png

###(13)RedmineにTestLinkとの連動確認用のプロジェクトを作ると同時にAPI鍵をコピー。
  新しいタブを開き、URLに“C:http//localhost/redmine”と打ち込んでRedmineを起動、ログイン
  “管理”,“設定”,“API”をクリックし“RESTによるWebサービスを有効にする”をOn,
  続いて“保存”をクリック
  TLrmapi.png

  “プロジェクト”,“新しいプロジェクト”をクリック
  適当に項目を埋めてプロジェクトを作る、今回は識別子を“link-to-testlink”とする(これは連動する時API鍵と共に使う)
  TLrmid.png

  “個人設定”,“表示”とクリックし,表示されたAPI鍵を記録
  TLrmkey.png

###(14)TestLinkの連動部分を設定する。
  http://localhost/testlinkから“Issue Tracker Management”をクリックする
  “作成”をクリックする
  TLissuetracker.png

  “redmine(interface:rest)”を選び、右側の“Show configuration example”をクリックする
  下側に設定例が現れるのでコピーして上のConfigrationに貼り付ける
  TLrest.png

  <apikey>,<uribase>,<uriview>,<projectidentifer>を変更する
  <apikey>は記録したAPI鍵
  <uribase>は“http://localhost/redmine”
  <uriview>は“http://localhost/redmine/issues/”
  <projectidentifer>は“link-to-testlink”
  今回は“Issue Tracker”に“Redmine-TLLT”と書き込み、</targetversion>と
  </parent_issue-id>の後ろに“-->”を追加して、“保存”をクリック
  TLedit.png

  “スパナ”マークをクリックすると通信成功の“電球”アイコンが表示される
  TLcheck.png

  Redmineとの連動を確認するテストプロジェクトに連動を追加するため、
  “ホーム”,“テストプロジェクト管理”とクリック
  先程作ったプロジェクト名“Redmineとの連動を確認するテストプロジェクト”をクリック
  Issue Tracker Integrationの項目に先程登録した“Redmine-TLLT”を選び,有効にしてから“保存”をクリック
  TLinteg.png

  以上がRedmineとの連動部分追加
  参考:TestlinkとRedmine連携で、RedmineチケットにTestlinkへのリンク挿入

##3.連動の確認=Redmineチケット発行
###(15)“テストスイート”と“テストケース”を作る。
  “仕様”,“歯車”マーク(Actions),緑色の“+”マーク(子テストスイートを作成)をクリック
  適当にテストスイートの項目を埋めて,“保存”をクリック
  左側のテストスイート名をクリックして、“齿轮”のマーク(Actions),下側の緑の“+”マーク
  (テストケースを作成)をクリック
  適当に内容を埋め,“保存”をクリック
  TLcase.png

###(16)“テスト計画”を作る。
  “ホーム”,“テスト計画の管理”とクリック
  テスト計画を作るために“作成”をクリック
  適当に項目を埋め,“有効”と“Public”をOnにして,“作成”をクリック
  TLtestschdule.png

###(17)“ビルド”を作る。
  “ホーム”,“ビルド/リリース”とクリック
  ビルドを作るため,“新規作成”をクリック
  適当に項目を埋め“作成”をクリック
  TLbuild.png

###(18)テスト計画にテストケースを追加する。
  “ホーム”,“テストケースの追加”とクリック
  左側のテストスイートをクリックした後,テストケース左のボックスにチェックを入れ,
  “選択したものを追加”をクリック
  TLaddcase.png

###(19)テストを実行し、結果を保存。(Redmineチケットを発行)
  “实行”をクリックし,左側のテストケースを選択し,結果を“失敗”にし,
  “Create Issue”をOn,“実行を保存”をクリック
  TLcreate.png

  プロジェクト名とかが長すぎて文句を言われたので削る。(120文字)
  短くしてから再度“実行を保存”をクリックすると、こんな表示になった。
  TLresult.png
  (関連するバグのリンクをクリックするとRedmineのチケットが表示される)

以上

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