2.0 境界条件の設定

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###解析内容

使用ファイル

bar-2.stp

単位

mm-ton

材料物性値

ベリリウム銅

縦弾性係数：E=130300 [MPa]

ポアソン比：ν=0.343

荷重状態
　a) 面：圧力 0.5 [MPa]
　b) 面：荷重 0.5 [MPa]
　　　　　面積が 0.5mm×3mm = 1.5 mm^2 のため、面全体では 0.75 [N]
　c) 線：荷重 0.417 [N/mm]
　　　　　長さが 3mm のため、線全体では1.251 [N]
　　　　　ただし、PrePoMaxにはこの設定をする機能が無い。
　d) 点：荷重 1.25[N]
　e) 点：変位 Dy=0.1 [mm]

『SALOME-Mecaの使用法解説』では a) から e) まで順番に切り替えていましたが、ここではc)を除く全てを同時に設定します。

###形状の読込
PrePoMaxの新規起動または新規作業開始をしてください。
unit system:mm,ton,s,℃ に設定してください。
bar-2.stpをインポートしてください。
オブジェクト・ブラウザのGeometryタブのツリーにSolid_part-1が作成され、グラフィック・パネルには部品が表示されます。
###メッシュ作成
Solid_part-1にCreate Meshを実行してメッシュを生成してください。
###材料物性値の設定
新しい Material Model を作ってください。

　FE ModelタブのツリーのMaterialsの右クリックメニューのCreate。
　メニューバーの場合はProperty→Material→Create。

　Material name = Cu
　Material model
　　Elastic
　　　Data
　　　Young's modulus = 130300 MPa
　　　Poisson’s ratio = 0.343

セクションの設定をしてください。

　FE ModelタブのツリーのSectionsの右クリックメニューのCreate。
　メニューバーの場合はProperty→Section→Create。

　Type = Solid section
　Properties
　Name = Solid_selection-1 (デフォルトのまま)
　Material = Cu
　Region type = Part name
　Part = Solid_part-1

ツリーのSectionsの下にSolid_selection-1が表示されます。

######≪Material Library への新規登録≫
Material Library へ新規登録するには以下の操作をしてください。

ツリーのMaterialsを選択状態にして右クリックメニューからMaterial Libraryを選択状態してください。
メニューバーの場合はProperty→Material→Material Libraryです。
Material Libraryの画面が表示されます。

1. Elastic_Modelsを選択状態にしてください。
2. 「Add category」を左クリックしてください。
3. Cu_Alloys と入力してください。
4. 「Rename」を左クリックしてください。

1. Cu_Alloysを選択状態にしてください。
2. Cuを選択状態にしてください。
3. 「←」を左クリックしてください。

1. ツリーを確認してください。
2. 「Save」を左クリックしてください。
3. 「OK」を左クリックしてください。

###解析設定
解析ステップを新規作成してください。

　FE ModelタブのツリーのStepsの右クリックメニューのCreate。
　メニューバーの場合はStep→Step→Createです。

　Type = Static step
　Properties
　Name = Step-1 (デフォルトのまま)
　Solver = Default (デフォルトのまま)
　Nlgeom = Off (デフォルトのまま)
　Incrementation = Default (デフォルトのまま)

固定する面を作成してください。

　FE ModelタブのツリーのStep-1/BCsの右クリックメニューのCreate。
　メニューバーの場合はStep→BC→Createです。

　Type = Fixed
　Properties
　Name = Fixed-1 (デフォルトのまま)
　Region type = Selection (デフォルトのまま)
　Surfaces, edges and vertices
　　⇒　面の選択
　「OK」を左クリック

荷重部の作成
設定する場所を下記に示します。PrePoMaxには線荷重の機能がありません。

≪面：圧力≫
FE ModelタブのツリーのStep-1/Loadsの右クリックメニューのCreate。
メニューバーの場合はStep→Load→Create。
　 Type = Pressure
　Properties
　 Name = Pressure-1 (デフォルトのまま)
　 Region type = Selection (デフォルトのまま)
　　　　Surfaces, edges and vertices としてグラフィック・パネルで選択
　 Pressure = 0.5 MPa
　 Color = Royal Blue (デフォルトのまま)

≪面：荷重≫
FE ModelタブのツリーのStep-1/Loadsの右クリックメニューのCreate。
メニューバーの場合はStep→Load→Create。
　 Type = Surface traction
　Properties
　 Name = Surface_traction-1 (デフォルトのまま)
　 Region type = Selection (デフォルトのまま)
　　　　Surfaces, edges and vertices としてグラフィック・パネルで選択
　 F1 = 0 N
　 F2 = 0.75 N
　 F3 = 0 N
　 Magnitude =0.75 N (自動計算)
　 Color = Royal Blue (デフォルトのまま)

≪点：荷重≫
FE ModelタブのツリーのStep-1/Loadsの右クリックメニューのCreate。
メニューバーの場合はStep→Load→Create。
　 Type = Concentrated force
　Properties
　 Name = Concentrated_force-1 (デフォルトのまま)
　 Region type = Selection (デフォルトのまま)
　　　　Surfaces, edges and vertices としてグラフィック・パネルで選択
　 F1 = 0 N
　 F2 = 1.25 N
　 F3 = 0 N
　 Magnitude =1.25 N (自動計算)
　 Color = Royal Blue (デフォルトのまま)

≪点：変位≫
FE ModelタブのツリーのStep-1/BCsの右クリックメニューのCreate。
メニューバーの場合はStep→BC→Create。
　Type = Displacement/Rotation
　Properties
　Name = Displacement_rotation-1 (デフォルトのまま)
　Region type = Selection (デフォルトのまま)
　　　　Surfaces, edges and vertices としてグラフィック・パネルで選択
　U1 = Unconstrained
　U2 = 0.1 mm
　U3 = Unconstrained
　UR1 = Unconstrained
　UR2 = Unconstrained
　UR3 = Unconstrained
　Color = Lime (デフォルトのまま)

≪ファイル保存≫
いったんファイルを保存してください。名前は任意ですが、ここでは02_00フォルダーの02_00.pmxファイルとしました。

###ソルバー計算
ソルバー計算を実施してください。

###結果の表示
表示例を示します。