James GoslingのTwitterを見て、「えっもうJDK移行プランの見積もりだしちゃったよ」とか、「あー修正が必要」と感じたSEは多いと思います。これは夢ではなく、現実で検討しなければいけない緊急重要ニュースです。
私も実はいろいろとJDKについて調べていましたが、これは紹介の2番目ぐらいに持ってくる重要な勢力登場です。
見積もりの出し直しも含めて、知っておかなければならないネタなのでザクッとぐぐって重要コメントと考察かきました。ただ、まだいまのところWolrdWide含めて、ニュースしかなかったのであまり紹介できませんがなにか参考になれば。(訳ちがってたらごめんなさい)
Amazon has a long and deep history with Java. I'm thrilled to see the work of our internal mission-critical Java team being made available to the rest of the world" — James Gosling
AmazonはJavaについて深く長い関わりを持ってきた。我々のJavaチームが作った作品が広く利用されることにわくわくしているージェームズ・ゴスリング
In case any upstreaming efforts for such patches is not successful, delayed, or not appropriate for OpenJDK project, we will provide them to our customers for as long as they add value.
(Amazon Corretoは)パッチが提供されない、遅れているまたはOpenJDKプロジェクトにとって適切でないような場合においても、我々は顧客に価値があるのならパッチを提供する予定だ。
We're making these available to customers with no-cost, long-term support, with quarterly updates including bug fixes and security patches. AWS will also provide urgent fixes to customers outside of the quarterly schedule
(重要なシステムを利用する)顧客に対して、費用ゼロ、LTS付き、四半期毎のバグフィックス、セキュリティティパッチを提供する予定だ。そして、緊急時にはそれ以外でも提供する。
考察
Amazonは私達が「これ一択でいいじゃん」と思考停止に陥るようなJDKの救済策をだしてきたのかもしれない。額面通りに受け取れば。
ただし、上記コメントの通り、OriginalのOpenJDKとの乖離*が予想されるので、後から他のJDKにやっぱり乗り換えしたいと思ったときはつらいので、利用するAPIはきちんと疎結合を考えて、クラスを差し替えられるような設計が求められますね。
※OpenJDKビルドからCorrettoへはAmazonもできるかぎり保証していくようだが、その逆は不明という意味。Oracle Javaのsunパッケージような扱いがあって、それを利用していると沼。
DocomoからSoftbankに乗り換えるように簡単には行かないので、見積もりの特記事項には十分気をつけてください。
Java11からのJDK戦国時代はJavaエンジニアにOpenJDKを利用する上での設計考慮を突きつけられている。