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Git&GitHub講座

Last updated at Posted at 2024-11-14

Git & GitHub 実践ワークショップ

概要

大学のゼミ内でGitとGitHubを使えるようになろうと講座を企画しました.

Gitのインストールから始まり,ローカルリポジトリの作成,ファイルの編集,コミット,プッシュ,プルといった操作を体験します.
さらに,ブランチを使った共同開発の流れも実践していきます.

代表者(K君)が代表してGitHubでリモートリポジトリを作成しファイルを追加します.メンバーがそのファイルを各自編集します.

講座の流れ

  1. Gitの概要
  2. Gitのインストールと設定
  3. GitHubの設定
  4. Gitの基本操作
  5. ブランチを使った共同開発

1. Gitの概要

1.1 Gitとは?

image.png

  • Gitは分散型バージョン管理システムです
  • ファイルの変更履歴をバージョンとして記録し,記録した地点へいつでも戻れる仕組みを提供します

1.2 基本的な仕組みと特徴

image.png

  • コミット:ファイルの変更を任意のタイミングで記録する操作

image.png

  • リポジトリ:コミットの保管庫(ローカルとリモートがある)

image.png

  • ワークツリー:編集中のファイルを格納する場所
  • ステージングエリア:コミットするファイルを一時的に保存する場所
  • Gitディレクトリ:コミットしたファイルを格納する場所

2. Gitのインストールと設定

2.1 Gitのインストール (Windows)

  1. Gitの公式サイトからダウンロードする
  2. 『Click here to download』をクリックしてダウンロード開始

image.png

  1. ダウンロードしたファイルを実行してインストールする
  2. 続きはこちら

参考:Gitのインストール方法(Windows版)-Qiitaの記事

2.2 Gitの基本設定

『Git Bash』 を起動

  1. ユーザー名の設定
    git config --global user.name "Your Name"
  2. メールアドレスの設定
    git config --global user.email "your@email.com"
  3. VSCodeをデフォルトのエディターに設定
    git config --global core.editor "code --wait"
  4. それぞれの確認
    git config --list

Git Bashで使えるショーットカット
・コピー :Ctrl+S
・ペースト:Shift+Ins

3. GitHubの設定

3.1 GitHubとは?

  • Gitの仕組みを利用した,インターネット上で共同作業できるWebサービスです

3.2 GitHubアカウントの作成

  1. GitHubにアクセスしてアカウントを作成する
    (今回の講座では予めアカウントを作成してもらっています)

3.3 リモートリポジトリの作成

  1. GitHubのWebサイトで新しいリポジトリを作成する
    ( リポジトリ名を"Git_test"とする)
  2. "Create repository"クリック

4. Gitの基本操作

『Git Bash』 を起動

4.1 ファイルの作成と編集

  1. ディレクトリを移動:cd /c/
  2. フォルダの作成  :mkdir Git講座
  3. ディレクトリを移動:cd /c/Git講座/
  4. ローカルリポジトリの作成:git init
  5. ファイルの作成  :touch Git_test.md
  6. Git_test.mdを編集

4.2 ステージングとコミット

  1. ステージングエリアに登録:git add Git_test.md
  2. コミット        :git commit -m "コミットタイトルの記入"
  3. コミット履歴の確認   :git log

4.3 ローカルリポジトリからリモートへのプッシュ

image.png

  1. ローカルとリモートの関連付け
    git remote add origin https://github.com/ユーザー名(GitHubの名前)/リモートリポジトリ名(Git_test).git
  2. リモートリポジトリにプッシュ
    git push origin master

5. 共同開発

image.png

5.1 リモートリポジトリのクローン

  1. リモートリポジトリをクローン
    git clone https://github.com/ユーザー名(GitHubの名前)/リモートリポジトリ名(Git_test).git

5.2 ブランチの作成・編集・マージ

ローカルリポジトリ(自分側)での操作.

  1. ブランチを作成
    git checkout -b "任意の自分のブランチ名"
  2. "Git_test.md"ファイルを編集
    →登録git add
    →コミット→git commit
    →プッシュgit push origin "自分のブランチ名"

5.3 レビュー

  1. GitHubのWebサイトで代表者(K君)がブランチの変更内容を確認する
  2. 代表者(K君)がgit merge操作でブランチを統合する
    →"Git_test.md"ファイルが更新される

5.4 最新状態の反映

  1. 参加者がgit pull origin masterを実行
    →ローカル(自分のPC内)で"Git_test.md"ファイルの最新化を確認する

まとめ

このワークショップでは,Gitの基本的な機能と,GitHub上でのチームの開発フローを理解することができると思います.

今後,ゼミ内でGitを有効活用してくれると嬉しいです.

参考:「いちばんやさしいGit&GitHubの教本 第2版」株式会社インプレス

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