はじめに
2026年4月に、AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)を受験し、895点で一発合格できました。
私は文系の大学を卒業し、IT企業で働き始めてから今年で2年目になります。AWSの経験は、業務でEC2やサブネット、セキュリティグループを少し触った程度で、CLFも持っていませんでした。
この記事では、私が約3か月かけてSAAに合格するまでに使った教材と勉強方法を紹介します。同じように文系出身の方や、エンジニアになって日が浅い方の少しでも参考になればと思い、書きました。
なぜSAAを受けようと思ったか
一番の理由は、AWSのサービスを一通り知り、構成図に何が書かれているのか分かるようになりたかったからです。
AWSを触ったことがあるとはいっても、知っていたのはEC2とネットワークまわりのごく一部だけでした。普段使わないサービスも含めて、AWSで何ができるのかをもっと広く知りたいと前から思っていました。
また、サービスの名前だけでなく、それぞれの役割や違いまで理解したかったので、CLFは飛ばしてSAAの勉強を始めることにしました。結果的に、この判断はよかったと思います。
勉強期間
勉強期間は約3か月で、合計160時間ほどだったと思います。正確に記録していたわけではないので、おおよその数字として見てもらえると助かります。
平日は1〜2時間、休日は4時間ほどを目安に学習していました。ただ、3か月間ずっと同じペースで続けられたわけではなく、本気で取り組んだのは最後の1か月です。それまでは勉強をサボってしまう日もあり、毎日コツコツ続けていたわけではありませんでした。
勉強初期で使用した教材
試験に取り組むことを決意して最初に使った教材は、Udemyの「【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座」です。
Udemyで一つの分野の動画を見てから、Ping-tで同じ分野の問題を解く順番で進めていました。
ところが、しばらく続けるうちに、動画を見ていると眠くなってしまうようになりました。講座自体は決して悪いものではありませんが、スライドを見ながら解説を聞くスタイルがあまり自分に合いませんでした。
講座は全体で52時間ほどあり、このペースでは最後まで続けられないと思って、途中で心が折れかけました。
そこで、動画にこだわらず、本を読んで勉強する方法に切り替えました。
本でのインプット
代わりに購入したのが、『AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト 改訂第3版』です。
ここからは、本で読んだ内容をPing-tの問題で確かめる方法が中心になりました。
この本を用いた勉強法
- 本で一つの分野を読む
- Ping-tで同じ分野の問題を解く
- 分からないサービスや間違えた箇所を調べ直す
- 必要な内容をNotionにメモし、もう一度問題を解く
本を一度読んだり、問題を一度解いたりして終わりにはしませんでした。問題を解いていて分からないところがあれば本に戻り、読み直してから再び問題を解きました。この繰り返しを試験直前まで続けていました。
Ping-tでのアウトプットが大切
勉強全体を振り返ってみると、とにかくPing-tをやり込みました。分野ごとに復習しながら、少しずつ全体を回っていきました。最後のほうは、AWS Well-Architected フレームワークを含む、全ての問題にチェックが付くまで繰り返しました。
問題を解く中で出てきたよく分からないサービスや、何度解いても間違えてしまうサービスは、Notionにまとめていました。自分なりに問題を解きながら、混同している内容を整理することはサービス理解に役立ちました。
特に苦労したのは、EC2のハードウェアの共有・専有の違い、AI系のサービス、ストリーミング系のサービスでした。
EC2は少し触ったことがあったものの、共有ハードウェアのインスタンス、ハードウェア専有インスタンス、専有ホストの違いは、改めて整理しないと分かりませんでした。
またAI系では、Amazon SageMakerやAmazon Comprehendなど、知らないサービスが多くありました。混同しやすかったので、問題に出てくるたびにNotionに書き足していました。
いちばん混乱したのはストリーミング系でした。Amazon KinesisやAmazon MSK(Apache Kafka)のように、似た用途のサービスをどう見分ければよいのかがなかなか分からず、かなり苦労しました。
こうしたサービスは一度読んだだけでは覚えられなかったので、Notionのメモを見返しては問題に戻ることを何度も繰り返しました。
余談
休暇で韓国旅行に行った際も、移動中はパソコンを開いてずっとPing-tの問題を解いていました。成田空港の搭乗口のソファで搭乗を待つ間も、韓国の高速鉄道KTXに乗っている間も、ひたすらPing-tをやり込みました。
旅行中にもPing-tをやるのは辛かった……
Udemyの模擬試験について
Ping-tで安定して8割くらいの正答率が出せるようになってから、最後の仕上げとしての問題演習にUdemyの「【SAA-C03版】AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)」も使いました。
6回分のうち、私が解いたのは2回分だけです。問題がかなり難しく感じたので、解いた2回分をしっかり復習することにしました。
勉強の中心はあくまでPing-tで、Udemyの模試はほかの教材の問題にも触れておきたいと思って使っていました。
Xでも、このUdemy模試の難しさについてコメントが散見されます...
それまでPing-tをやり切った自分を信じて、Udemy模試の内容は忘れる参考程度に覚えておくことにしました。
試験当日と結果が届くまで
試験は時間に余裕があり、16時ごろには終わりました。
ほかの方の合格体験記に書いてあったとおり、試験終了後の画面に合否は表示されませんでした。その場では結果が分からず、メールが届くのを待つしかありませんでした。
私の場合は、当日の21時24分にCredlyから合格のメールが届きました。ほかの記事でも結果が早く届いたという話を読んでいましたが、本当に当日中に届き、思っていたより早いと驚きました。
ただ、通知までの時間は人によって違うようです。こちらの記事では、SAAを受験した翌々日にCredlyの合格メールが届いたケースが紹介されています。
点数は895点で、無事に一回で合格できました。
これから受験する方へ
私がやったことは、本を読んで問題を解くのを繰り返すだけのとても地味な勉強でした。
とはいえ、最初からこの方法だったわけではありません。動画だとどうしても眠くなり、このままでは続けられないと思ったので、途中で教材の使い方を変えました。
勉強がなかなか進まないと感じたら、動画から本に切り替えるなど、方法を変えてみるのもいいと思います。私はそれで最後まで続けることができました。
似たサービスの違いが分からないときは、一度本に戻って整理する時間も大切だと感じました。私にとっては、Notionにまとめる作業がその時間でした。
文系大学出身でAWSの経験もあまりなく、CLFも持っていなくても合格できた人がいることが伝われば嬉しいです。
同じような状況でSAAを受けようか迷っている方が、一歩踏み出すきっかけになればと思います。これから受験される皆さん、頑張ってください!