#はじめに
Google Cloud Platform の無料クーポンがかなり余っていたので、実験的にMastodonインスタンスを設置してみた。
あくまでインスタンスを設置できるかどうかという点を重視しているので、SSL証明や独自ドメインなどは省いている。
個人的な実験メモなので、実運用できるものは作れないので悪しからずご了承ください。
#Google Cloud Platform への登録
こちらの記事を参考に登録を済ませておく
初心者のためのGCPプロジェクト始め方入門
#Google Cloud Platform 上での作業
##プロジェクトの作成
まず、こちらを参考にしてプロジェクトを作成する。
##ファイアウォールルールの作成
GCPでMastodonを構築
上記の記事を参考に、プロジェクトで使うファイアウォールルールを作成。
「名前」と「ターゲットタグ」は「test」で統一しておく。
最後に「作成」を押す。
##仮想マシンの作成
「Compute Engine」の中にある「VMインスタンス」を選択。「作成」ボタンを押し、ガイドにそってVMインスタンスを作成。
この時の、OSは「Ubuntu 16.04 LTS」を選択し、「HTTPトラフィックを許可する」と「HTTPSトラフィックを許可する」にチェックを入れておくこと。
あと、「ネットワーキング」内の「ネットワークタグ」に「test」と入れておく。
##仮想マシン上でMastodonを構築
作成した仮想マシンの「SSH」をクリックし、この記事の 4. Mastodon インスタンスの構築を実行。
基本的には、記事通りに進めて問題ないが数か所注意するところがある。
本番環境用の設定を変更する際に以下の個所を下記の通り変更する必要がある。
LOCAL_DOMAIN=(VMインスタンスの外部IPアドレス)
LOCAL_HTTPS=false
##実際のインスタンスにアクセス
http://(VMインスタンスの外部IPアドレス):3000 で実際に動いているインスタンスにアクセスできる。
#終わりに
今回は実験的なインスタンス立ち上げだったけど、無料分を使って少人数向けのインスタンスとか立てても面白そうだと思う。
GCPでのインスタンス設置に関して、HTTPS化関連の情報があんまりヒットしないので、そのあたりは課題として残るんじゃないかと思う。
#参考記事
初心者のためのGCPプロジェクト始め方入門
GCPでMastodonを構築
rbenv+ruby-buildを利用してUbuntuにRubyをインストールする
Mastodonインスタンスをローカルに立てる簡単な手順(Docker環境、SSLなし)
Windows10の仮想環境下でMastodonインスタンス設置