はじめに
RaspberryPiにOSを載せてROSを導入します。他の製作記事はここから。
項目 | バージョン |
---|---|
RaspberryPi | 3 Model B |
Ubuntu | MATE 16.04.2(Xenial) |
ROS | kinetic |
…後編はこちら
環境開発
ハードウェア
まずRaspberryPiを始めるためのハードウェアを用意します。
- RaspberryPi 3 Model B
- microSDカード
-
電源
RaspberryPiには5V2.5A以上のACアダプター電源が推奨されています。それ以下を用いると最も電力を消費する起動時や接続デバイスが多い場合に落ちる可能性が高くなります。 -
ディスプレイ
必ずHDMI端子のディスプレイを用意しましょう。それ以外になると高額な変換ケーブルが必要になります。また、ラズパイには専用のタッチパネルの小型ディスプレイなども販売されています。 -
Wi-Fiアンテナ
- 親PC
SDカードにOSを書き込んだり、リモートで開発するためには必須になります。
OSの書き込み
親PCに必要なソフトウェアをインストールして、OSのイメージファイルをダウンロードし、SDカードに書き込みます。以下のサイトを参考にしました。
第48回「ラズベリーパイにUbuntu MATEをインストール!」
- 必要なソフトウェアをインストールする。
・SD Card Formatter ダウンロードサイト
・7-zip ダウンロードサイト
圧縮されたOSのイメージファイルを展開するためのソフト。xz形式という圧縮フォルダを展開できるソフトなら何でもよい。
・Win32 Disk Imager ダウンロードサイト
OSのイメージファイルをSDカードに書き込むソフト。
- OSの圧縮イメージファイルをダウンロードする。
今回ラズパイにはUbuntu MATEというOSを搭載します。
- 圧縮イメージファイルを展開する。
7-zipソフトで先ほどダウンロードしたxz形式の圧縮イメージファイルを展開します。ただ、展開すると容量が8GB近くまでなるので空き容量を用意しておきます。
ちなみに
自分の場合空き容量が少なかったので以下の方法を試しました。
・システムファイルのディスククリーンアップ
・DiskInfo3で容量の大きいファイルを調べて削除
- Win32 Disk Imager1でOSをSDカードに書き込む。
展開したイメージファイルを"Image File"に参照して、SDカードのストレージを"Device"で選び、"Write"で書き込みます。
…後半に続く