こんにちは。
ソニーセミコンダクタソリューションズの細井です。
久しぶりの投稿になってしまいました。
今回はAITRIOS Developer Edition v1.8.1で新規にリリースされたProvisioning Hub
を使ってみました。
この記事の要約
- Consoleの新機能であるProvisioning Hubを使用することでデバイスの登録から画像のPreview確認まで簡単に行うことが可能
前提条件
- AITRIOSのConsoleを購入していること
- AITRIOSに対応したエッジデバイスを購入していること
本文
AITRIOS Consoleにアクセスして、左メニューの「Provisioning Hub」を選択しました。
Generate QR CodeカードのNTPを入力し、Generateを押しました。
私は特にこだわりがなかったのでpoot.ntp.org
を入力しました。
QRコードが出てきました。AITRIOS デバイス登録時のQRcode読取りのコツを参考にすると意外と早く読み込めます。
Finalize ProvisioningカードのSelect DeviceのRefreshボタンを押すと、先ほどQRコードを読み込んだデバイスがSelect Deviceのリストに表示されました。
リストに表示されない場合は、何度かRefleshボタンを押してください。
私の場合は、読み込んですぐには表示されず30秒から60秒待ったあと、Refreshボタンを押したらエッジデバイスが表示されました。
Select DeviceでDevice IDもしくはCreated Timeを元にデバイスを選択しました。
Device IDはエッジデバイスの横側についているQRコードの下に記載のある番号と一致します。
Device IDはエッジデバイスの横のQRコードをスマホを読み込むことでも確認できます。

私はデバイス管理のためにデバイスの名前を変更したかったので、リストのデバイスを選択後、Assign Name & GroupでDevice Nameを変更しました。エッジデバイスをグループごとに管理したい場合は、Device Groupで所属するグループを選択してください。
設定を変更した後は必ず、Assignボタンを押してください。Assignボタンを押さないと設定がAITRIOSに反映されません。
Device NameやGroupがデフォルトで良い場合はAssignを押さず次のCheck Viewに進むことができます。
ここまででデバイスの初期設定が完了しました。
私の場合は大体5分ほどで完了しました。
一番時間がかかったのはQRコードの読み込みに少し手こずりました。
私のデバイスがSZP-123Sを利用していたためでした。
Rayprus CSV26やSony AIH-IVRW2では1分ほどで完了した!とのことでした。
最後に正しくデバイスが登録されているかをPreviewをしてみることで確認したいと思います。
撮影したい枚数をNumber of Imagesで選択し、Previewボタンを押します。
画像取得が始まるとLoading, Getting Imageと表示されます。
私のネットワーク環境だと1枚あたり5~10秒ほどで1枚が表示されました。
取得が完了されるとサムネイルとメインビューに画像が表示されます。
私の環境ではネットワークの不調か1枚画像の取得に失敗した画像があり、×マークが表示されていました。
サムネイルの矢印を押したり、サムネイルをクリックすることでメインビューの画像が切り替わります。
また、右下のCopy to ClipboardやSave Imageを押すことでコピーや画像のダウンロードができました。こちらを学習画像として利用することもできそうです。
デバイスのFWのバージョンによって解像度の低い画像しか取得できず、学習画像としては使えないものもあります。
さいごに
今回は、AITRIOSのDeveloper Edition v1.8.1で新規にリリースされたProvisioning Hubを触ってみました。
Provosioning Hubを利用することで、簡単にデバイス登録を行うことができました。
ぜひ皆様使ってみてください!
困った時は
もし、記事の途中でうまくいかなかった場合は、気軽にこの記事にコメントいただいたり、以下のサポートのページもご覧ください。
コメントのお返事にはお時間を頂く可能性もありますがご了承ください。
また、記事の内容以外で AITRIOS についてお困りごとなどあれば以下よりお問い合わせください。