こんにちは!
ソニーセミコンダクタソリューションズ の森川と申します。
要約
この記事では、エッジAIデバイスをConsoleにEnrollするときに必要な "QRcode読取り" のコツをお伝えします。
簡単に言ってしまうと "なるべく大きく表示して、その分すこし画面から離してね。" です。
本記事は3分くらいで読み終わります。
前提
AITRIOSに触れるには以下の作業やモノの購入が必要となります。
- AITRIOS Portalへのアカウント登録
- 対応するデバイスの購入
- AITRIOS Portal 上で新規プロジェクト申請を実施
- Console Developer Edition / Enterprise Edition の購入
また、現時点(2024年3月)ではAITRIOSは法人向けのサービスとなっております。
本記事は2024年3月12日時点の情報に基づいて作成されています。
本文
AITRIOSのエッジAIデバイスを使うには、まずご登録いただいたProjectにエッジAIデバイスをEnroll(エンロール)することが必要です。
このEnrollの際には、ConsoleからダウンロードしたEnrollment QRcode(以下単にQRcodeとします)をエッジAIデバイスで読み込むわけですが、
今ご用意しているエッジAIデバイスのレンズの性質上、読み取りにちょっとしたコツが必要になります。
ダウンロードしたQRcodeを画面に表示した状態で(本稿では手順は省略)、エッジAIデバイスをQRcode読み取りモード
(Reset Buttonを5秒程度押し続けてPowerLEDが黄色の点滅になった状態)に切り替えたあと、エッジAIデバイスを画面にかざしますが、
表示されているQRcodeの大きさに合わせて、エッジAIデバイスとQRcodeの距離を調整する必要があります。
基本となるQRcodeの一辺の長さとエッジAIデバイスとの距離の関係は、QRcodeの一辺の長さ90mmに対して距離が約150mmとなります。
以下の表に、PCの画面のサイズ、ブラウザの表示倍率とそのときのQRcodeの一辺の長さに対応する、推奨距離を記載しました。
そして経験上QRcodeをなるべく大きく表示し、距離の調整をゆっくり行うと読み込みが早く終わる傾向があります。
画面サイズと解像度 | Chromeブラウザの表示倍率 | QRcodeの一辺の長さ | 推奨距離 |
---|---|---|---|
13.3inch 1920x1080 | 200% | 約90mm | 約150mm |
24inch 1920x1080 | 400% | 約210mm | 約350mm |
27inch 1920x1080 | 300% | 約200mm | 約330mm |
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