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AWSのVPCピアリング接続

Last updated at Posted at 2020-01-25

AWSのVPCピアリング接続

概要

AWSを使っていて、VPCを分けることやルートテーブルの編集に苦手意識がある方が多いのに気が付いたので、説明用に記載します。
VPCをわけてもVPC同士をつなぐことができます。なので、遠慮なく分けてください。

デフォルトのVPCに全て格納し、サブネット分けすら適当な本番環境を見てて、すごくもったいないと感じます。
AWSを使うのであればきちんとVPCから設計し、きれいな形で作ると整理がしやすいし、セキュリティ面も強化されます。

注意

VPC同士でアドレス重複があるとピアリングができず、少し面倒なことになるので、必ずCIDRの範囲はVPC同士で分けてください。

やり方

ピアリング接続

(1) ピアリング接続の設定画面を開く

マネジメントコンソールのログにログインし、VPCの設定画面から、「ピアリング接続」を選択します。
WS000018.JPG

(2)「ピアリング接続の作成開始」をクリックします。

WS000020.JPG

(3) ピアリング接続ネームタグを設定する

任意の名前で構いませんので、名前を設定します。
ただし、後でわかりにくくなっても困るので、見てわかる名前にしましょう。
今回の例ではDefaulのVPCとDB用のVPCを接続しますので、「Default-DB-Peering」としました。
WS000021.JPG

(4) ピアリング接続するローカルVPCを選択

接続元のVPCを選択します。
WS000024.JPG

(5) ピアリング接続するもう1つのVPCを選択

接続先のVPCを選択します。
別のリージョンに対しても可能ですが、通信料金に注意してください。
WS000028.JPG

(6) ピアリング接続の作成

設定の入力が完了したら、「ピアリング接続の作成」をクリックします。
WS000029.JPG

(7) 確認画面

OKをクリックします。
WS000030.JPG

(8) 承諾画面

承諾画面を確認します。
同じアカウント内であれば、そのまま承諾画面へと移行しますが、異なるアカウント同士のピアリング接続の場合は、接続先のVPCのあるアカウントでサインインし、VPCのピアリング接続画面に移行してください。
WS000031.JPG

(9) ピアリングの承諾

「承諾の保留中」となっている項目を選択し、「アクション」から、「リクエストの承諾」を選択します。
WS000032.JPG

(10) VPCピアリング接続リクエストの承諾

「はい、承諾する」をクリックします。
WS000033.JPG

(11) ルートテーブルの設定画面へ

「ルートテーブルを今すぐ変更」をクリックします。
もし閉じてしまっても、VPCの「ルートテーブル」の項目からいつでも設定画面へ移行できます。
WS000034.JPG

ルートテーブル

接続元

(1) 接続元のCIDR確認

一度VPCの一覧を確認し、CIDRを確認してください。
WS000039.JPG

(2) 接続元のVPCの所属するルートテーブルを選択します。

WS000035.JPG

(3) ルートの編集画面へ移行

「アクション」から「ルートの編集」を選択します。
WS000036.JPG

(4) ルートの追加

「ルートの追加」をクリックします。
WS000038.JPG

(5) 接続先のCIDRを入力

追加された行の送信側に、先ほど確認した接続先のCIDRを入力します。
WS000040.JPG

(6) ターゲットの入力1

ターゲット入力欄の▼をクリックし、表示された一覧から「Peering Connection」を選択します。
WS000041.JPG

(7) ターゲットの入力2

ピアリング先の一覧が表示されますので、作成したピアリング名を選択します。
WS000042.JPG

(8) ターゲットの入力3

「ルートの保存」をクリックします。
WS000044.JPG

(9) 確認画面

「閉じる」をクリックします。
WS000045.JPG

接続先

(1) 接続先のCIDR確認

一度VPCの一覧を確認し、CIDRを確認してください。
WS000039.JPG

(2) 接続先のVPCの所属するルートテーブルを選択します。

WS000046.JPG

(3) ルートの編集画面へ移行

「アクション」から「ルートの編集」を選択します。
WS000047.JPG

(4) ルートの追加

「ルートの追加」をクリックします。
WS000048.JPG

(5) 接続先のCIDRを入力

追加された行の送信側に、先ほど確認した接続先のCIDRを入力します。
WS000049.JPG

(6) ターゲットの入力1

ターゲット入力欄の▼をクリックし、表示された一覧から「Peering Connection」を選択します。
WS000050.JPG

(7) ターゲットの入力2

ピアリング先の一覧が表示されますので、作成したピアリング名を選択します。
WS000052.JPG

(8) ターゲットの入力3

「ルートの保存」をクリックします。
WS000054.JPG

(9) 確認画面

「閉じる」をクリックします。
WS000045.JPG

雑記

やり方は以上です。
この後にセキュリティグループの設定がありますが、それは各自でやってみてください。

ピアリング接続自体、非常に簡単なのですが、どうもハードルが高いと感じる方が多いようです。
ですが、新しいルートを追加するだけなので、既存環境へのサービス影響もないので、気軽にチャレンジしてみてください。

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