はじめに
みなさんこんにちは。
今回はローコード開発アプリ導入によってプログラミングスキルが不要になるのかを考えていきたいと思います。
プログラミングスキルとは
プログラミングスキルとはプログラミング言語を利用して、コンピュータに対して特定のタスクを実行させるために必要な指示(プログラム)を作成する能力です。
プログラミングスキルにはpythonやJavaなどのプログラミング言語の知識や、アルゴリズム設計などのプログラミング思考力、実際にプログラムを書くコーディング技術などといった技術的スキルと、チーム作業に必要なコミュニケーション能力や、エラー解決のためなどの問題解決力といったヒューマンスキルが挙げられます。
今回では、プログラミングの 技術的スキル に注目し、ローコード開発の
1.必要なスキル
2.課題
の2点からプログラミングスキルの要否を考えていきたいと思います!
1.ローコード開発に必要なプログラミングスキル
初めにローコード開発に必要なプログラミングスキルをローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver1」を参考に考えていきたいと思います。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
▷【初心者】ローコード開発にプログラミング知識は必要?
私が初めてSPIRAL ver1を使用して、申込サイトのコーディングをおこなった際、プログラミング知識なしでもローコード開発を行うことができました!
が、HTMLやAPIの知識を持っておくことで、既存のシステムにはない自由かつ高度なシステム開発を行えるということがわかりました。
このことからローコード開発は作成するシステムによって言語知識の要否は変わるため、開発者すべての人が、プログラミング言語やマークアップ言語などの言語スキルが不要になるわけではないことが考えられます。
2.ローコード開発の課題
現在では、ローコード開発を取り入れる企業が増えてきています。
従来のコーディングと比較し、プログラミング知識がなくてもある程度の開発をすることができ、人材不足の解消や開発期間の短縮になります。
ローコード開発の導入が加速する一方で、セキュリティやシステムの拡張性などシステムの保守や運用といった面でローコード開発の課題が挙げられます。
ローコード開発プラットフォーム内での更新や新しい機能の拡張が行われますが、複雑な設計やプラットフォーム外での拡張機能の実装が必要になった際、これらには言語知識はもちろんアルゴリズム設計、コーディング技術などのスキルを持っている人でなければ行うことができません。
例えば、既存のシステムで得た情報をAIを用いて学習させたい場合は、機械学習やディープラーニングを取り入れるコーディングが必要になります。
また外部のシステムと連携をする場合はAPIを作成するスキルが必要になります。
このように、コンピュータやインターネットが急速に発展・普及している現代において、可変的なシステムの設計にはローコード開発においても全般的なプログラミングスキルが必要になると考えられます。
プログラミングスキルは不要になる?
「ローコード開発に必要なプログラミングスキル」と「ローコード開発の課題」を踏まえて、ローコード開発はあくまでも構築の基礎を補うものであり、システムの拡張やシステム同士の連携などといった高度なシステム開発においては、言語技術やアルゴリズム設計、コーディング技術などのプログラミングスキルは必要になるということがわかりました。
しかし今後のローコード開発プラットフォームの発展によって、作成できるシステムの幅が増えていくと、必要なプログラミングスキルは減少していくのではないかと考えられます。
さいごに
今回はローコード開発に必要なスキルと課題の2点から、ローコード開発アプリ導入によってプログラミングスキルが不要になるのか考えてみました。
私が初めてSPIRAL ver1を使用して実感した言語知識の要否、またローコード開発の課題から考察するシステムの保守・運用に伴い必要となるアルゴリズム設計、コーディング技術から、プログラミングスキルはローコード開発においても必要であると考えました。
皆さんは今後のローコード開発アプリ導入によるプログラミングスキルについてどのように考えていますでしょうか。
ぜひコメントなどでご意見いただけますと幸いです。
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