EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)
AWSにおける仮想サーバー（マシン）のこと
EC2インスタンスとは、「VPCのサブネット内で起動するAZサービス」を指す
特徴
必要な時に必要な台数だけ起動し、必要がなくなれば解放することができる
→ 負荷の増減によって台数の調整ができるので、コストの削減が可能
支払い方法
従量課金制
起動していた時間に応じて金額を支払う
リザーブドインスタンス
長期利用契約でオンデマンド（従量課金制）より安く利用できる
オンデマンド：ユーザの要求があった際に、その要求に応じてサービスを提供する事
スポットインスタンス
入札形式
EC2インスタンスの初回起動（作成）手順
1. AMI(Amazon Machine Image)の選択
AMI(Amazon Machine Image)
仮想マシンのイメージ
AMIには、
ルートボリュームのテンプレート（OSデータ）、
ルートボリューム以外のマッピング情報などが含まれる。
任意のタイミングで、EC2インスタンスのカスタムAMI（仮想マシンのバックアップ）も作成できる
ルートボリューム
EC2インスタンスのOSが格納されるボリュームのこと
2. インスタンスタイプの選択
EC2インスタンスのインスタンスファミリーと呼ばれるグループに分けられる
| インスタンスファミリー | インスタンスタイプ |
|---|---|
| バランス重視：汎用 | t2.nano |
| CPU重視：コンピューティングの最適化 | c4.large |
| GPU | g2.2xlarge |
| メモリの最適化 | r3.large |
| ストレージの最適化 | i2.xlarge |
t,m：インスタンスタイプの世代
その後の文字：マシンスペックの規模
インスタンスファミリー
マシンスペックを規定する仮想CPUやメモリ容量などの組み合わせで分けられたグループ
3. インスタンスの詳細設定
・EC2インスタンスを起動するVPCやサブネットの選択
・（必要に応じて）動的なグローバルIPアドレスであるPublicIpの設定
・IAMロールの割り当て
・ユーザーデータの設定
ユーザーデータとは？
EC2インスタンスの初回起動時に実行したい処理を設定することができる。
EC2インスタンスのIDなど設定時点で決まっていない値などは、「メタデーター」を利用する
4. ストレージの設定
・EC2インスタンスに接続する「ストレージデバイス」を設定する
・デフォルトではEC2インスタンスに接続詞ているストレージデバイスはOSがインストールされている
・ストレージデバイスには２種類存在する。
a.EBS
EC2インスタンス初回起動後でも追加OK
様々なタイプがある。1GB~16Tibサイズのものが作成できる
b.インスタンスストア
EC2インスタンス初回起動後でも追加NG
タイプによって作成できるボリュームと本数が決まっている
5. タグ付け
・キーと値にペアで構成
・検索、コマンドでの操作の絞り込み条件として使える
6. セキュリティグループの設定
・セキュリティグループ＝ファイアウォール
・EC2インスタンスには少なくとも1つのセキュリティグループが必要
・セキュリティグループは、新規でも既存でもOK
7. 設定の確認
・1~6の確認を行う
8. キーペアの選択
・EC2インスタンスにログインするためにデフォルトでは、キーペアを利用する
・公開鍵はAWS上に保管される
・秘密鍵はローカルにダウンロードされる
参考書籍
すごくわかりやすく勉強になります！